新潟観光大使。30『「江口だんご」会長さんと角さん。』
ゆうです^^
今日の休みは遅まきながら初詣と、その足で『江口だんご』さん本店に行ってきました♪
なんと江口だんごではたまたま会長さんがいらっしゃって詳しいお話を聞くことができました^^
天気は雪混じりの小雨でしたが、息子を連れて家族3人で弥彦神社へ初詣に。
新潟一宮である弥彦神社は僕らが結婚式を上げさせてもらったり、息子のお宮参りに行ったりと思い入れのある神社です^^
→新潟観光大使。25『息子のお宮参り「弥彦神社」へ。』
やっぱり何度見ても格好良い。裏の山に雲がかかっているのも神秘的だった。
息子は初・初詣。3人で「家内安全」を祈願。
今年初のおみくじはなんと大吉!
「商い」は「おそいが利あり」。なんか妙にリアリティがある♪
油断せず頑張ります^^
その後に、長岡にある『江口だんご』さん本店へ。
江口だんごと言えば、このだんごのモニュメント!
国道8号線の柏崎と長岡の間にある。
「なんでこんな(なにもない)ところに??」とずっと思っていたが、会長さんのお話でそのナゾが解けました^^
雁木のような回廊を進む。
長岡は雪が多く冬場は人の高さ弱まで雪の壁ができるのも情緒がある。
行灯が良い感じ♪ 狭く暗めの玄関を抜けると、、
吹き抜けの開放的な店内が♪
太い梁や曲がり梁が各所に伸びる内観は圧巻!
なんとピアノの生演奏も。
奥にはかまどがあり、火が入れてあった^^
店内から見える雪景色も素敵だった。
庭には一本の枝垂桜が絵画のように植えてある。
「素敵な建物だなー」と見学していると、たまたま江口だんごの会長さんがいらっしゃっていてなんと店内の解説や案内をしてくださった!!
会長さんの案内で施設内を見学させて頂いた。
なんでも、この建物(母屋)は長岡市街に残っていた古民家で12年前に解体処分されそうになっていたところを会長さんが買い取り、現在の地に移築したそう。
市街地から離れたこの地に本店を構えたのは、だんごに使用するもち米やうるち米の農家さんのたんぼがここにたくさんあるからだと話してくれた。
詳しくはわからないけれど「営業的な(ドライな)判断ではなく、農家さんとの義理人情や豊かな自然を大切にされたのかな。」と思った。
「長岡空襲の戦火を避け、この建物が残っていたことは奇跡的だった。」
「移築する際に地盤の改良をしているときに中越地震が起こった。その後、耐震性をより考えて移築を完了した結果、3年後に起きた中越沖地震のときはヒビ一つ入らなかった。やはり昔の建物は精度高く造ってやれば強い。」
「ただ、中越沖地震のときは国道8号線の道路が崩落したのもあり、数ヶ月は営業に支障が出た。あの頃は大変だった。」
と会長さんは語ってくれた。
「蔵づくりカフェ」は上越の高田で7年前に処分されそうになっていたものを買い取り移築改装したものだという。
蔵づくりカフェまでの回廊。
母屋(販売所)から外を通ってカフェに行く感じが安藤忠雄の「住吉の長屋」を思わせた。
通路には淡路瓦が埋めてある。
淡路瓦は日本三大瓦のひとつで素焼きの美しいいぶし銀が特徴的。
カフェから見る雪景色がとても素敵だった。
(営業時間が終わっているところわざわざ案内してくださった!)
大きな棟木は移築されたもの。
新旧が交じり合うモダンな店内。良いインスピレーションを受けられそう。
母屋(販売所)に戻って、2階にある甘味喫茶へ。
息子も良い子でいてくれました^^
息子といるとご年配の方などいろんな方から話しかけてもらえる機会が増えた。
生まれたての子がいると会う人が笑顔になってくれるようで嬉しい。
相方はおしるこを。
会長さんから貴重な話を聞いた。
僕が暮らす西山町のスーパースターである「田中角栄さん」との話。
角さんの筆頭秘書の本間さんが柏崎の出身で、柏崎に行くときに江口だんごを土産に持って行ってくれていたそう。
「角栄さんにはとてもお世話になった。西山の自宅にも目白にも何度も挨拶に行ったものだ。」
「関越道ができたあとに「先生のお陰で新潟がとても住みやすくなりました。」と話したら、角栄さんは「そうか!そうか!」と笑っていたよ。」
と。
なんだかとても嬉しかった。
角さんと直接話した経験がうらやましく思えた。
僕はそれが叶わない分、角さんのリアルな話を聞くのがとても愉しい。
会長さんはとても優しく、僕だけではなく息子や妻へも気を配ってくださった。
初めての江口だんごはとても素晴らしい思い出になりました^^
「想像を超える感動→ファンになる」パターンのやつですね。
だんごもおいしかったし、建物も素敵で
「県外や海外の友人が新潟に遊びに来たら連れて行きたいな♪」
と思いました。
「江口だんご」さん本店、おすすめです^^
五色団子。(な!ナガオカさんHPより。)
創業は1902年。一軒の茶屋から始まった江口だんごさん。