【S邸Web内覧会⑤】「小国和紙の優しいランマ。」

S邸リノベーション

ゆうです^^

S邸Web内覧会その⑤は「小国和紙のランマ」

光が優しく透過する自然素材手仕事製のランマです。

S邸でひとつ夢を叶えることが出来ました^^

それは「小国和紙」さんの和紙を使うこと。

5年以上前から練っていた構想を形にすることが出来ました。

ただ使いたかったわけではありません。

和紙の特性が、部屋と部屋をつなぐ役割に適していると考えていたからです^^

和紙の特性をまとめていきます。

和紙の特性その①

光を柔らかく透過させる。

向こう側の光が優しく透過し、室内を明るくする。

部屋から部屋へ光を透過させることで、
1階の居室や中廊下・玄関ホールなど、暗くなりがちな場所に明るい部屋から自然光を導くことが出来る。

行灯のように優しく広がる光。

和紙の特性その②

視線は透過させない。

和紙ランマ設置前の工事中の様子。

これはこれでとてもシンプルで格好良い。
しかし、視線や音や空気が仕切れないというデメリットがある。

和紙を張ることで適度な境界を作りプライバシーを確保することが出来る。

和紙の特性その③

ほどよく反射し室内に馴染む。

和紙は透過率100%ではないため、白く反射し、白い壁や天井にとても良く馴染む。

また、ポイントが夜。
上の写真は透明ガラスFIX窓。

透明ガラスだと、昼は光や視線が透過して広がりを感じ気持ち良いが、夜は真っ暗になってしまうという点に少し難がある。
(特にランマとして部屋と部屋の境界に使用する場合)

適度に反射する和紙だとこう。
和紙の部分が真っ暗にならず、適度に明るくなる。
(戸の引き手部分の暗さと対比すると分かりやすい)

使用した和紙は3匁というとても薄いもの。
和紙の厚さを替えることで反射率を調整することも可能。

上の写真を裏側から見る。
ランマを透明ガラスにするのも良いが、昼夜のトータルバランスを考えると僕は和紙をお勧めする。

和紙の特性その④

風合いがとても良い。

端部まで丁寧に巻かれた和紙。

さらに言えば、手漉きの小国和紙さんならではの魅力は

物語が込められていること。
物語を感じることが出来ること。

これは工業製品ではない手仕事のモノならでは。

このランマに貼られた和紙がどのようにして作られたのか。

そのあたりはまた追ってお伝えしたいと思っています^^

物語を知ると、そのモノの魅力を段違いに感じることが出来ます。

予告カット。
職人さんの動きは無駄がなくいつもても惚れ惚れする。

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

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(5年前のブログから)

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