豊かな暮らしのつくり方。05ー『親と同居し、二世帯暮らし。』ー
前回からの続きです^^
これからの『住』の選択肢として、前回3つの選択肢を紹介しました。
今回はそのうちのひとつ。
『親と同居し、二世帯暮らし』
をほりさげていきます。
さて、
「二世帯暮らし」というとどんなイメージを思い浮かべるでしょうか。
「気をつかいそう、、」
「だらだらできなそう、、、」
「古い家はみっともない、、、」
「二世帯住むにはせまい、、、」
「嫁・姑問題とかこわい、、、」
、、、、。
完全に僕の独断と偏見ですが、
はっきり言って「二世帯暮らし」は
ポジティブなイメージより、
ネガティブなイメージのほうが大きいのではないでしょうか。
僕は最初はそうでした。
しかし、その僕は現在、
「新築」ではなく、「二世帯暮らし」という生き方を選択しようとしています!
なぜなのか、、、
それは、端的に言えば、
僕の頭の中で、
新築(借金)への不安・費用負担
> 二世帯暮らしの億劫さ
となったからです!
二世帯暮らしを選ぶ理由第一位!!(完全主観)
金銭的な負担が少なくなる!
=ほかのことにお金を使える!!
これは、間違いないのではないでしょうか。
とてもザックリですが、
「二世帯暮らし」を選ぶと、
どれくらい金銭的な負担が少なくなるか検討してみました。
比べる期間は30年間とします。(新築のリフォーム時期)
【新築の場合】
家本体代金 2,500万(例)
土地代金 1,000万(例)
新築諸経費 150万(登記・土地仲介料・融資諸経費等)
ローン金利 600万(3000万借入)
固定資産税 300万(土地建物30年)
保育園費 170万(月2万×3年)
光熱費 720万(月2万×30年)
合計 5,340万
【二世帯暮らしの場合】
家本体代金 0万
土地代金 0万
リフォーム代 1,000万(キッチン追加、窓・外壁・内装交換、、)
新築諸経費 0万
ローン金利 200万(1000万借入)
固定資産税 150万(築25年の家のとき。土地建物30年)
保育園費 0万(親が見てくれるとして)
光熱費 480万(月2万×30年×2/3。親と共有)
合計 1,830万
新築費用ー二世帯暮らし費用≒3,500万
(3,500万/30年=116万/年)
30年で3,500万円浮く計算になりました。
(リフォームなしなら、4,700万!)
一年あたりにすると、約100万円ちょっとです。
年間100万円を、ほかのことに使えたら嬉しいですよね。
例えば、、
家族で旅行に年に数回行けたり、
子供が「やりたい!」っていう習い事に使えたり、
自分の趣味に使えたり、
たまには夫婦でちょっとリッチなディナーに行けたり、
親になにかプレゼントできたり、(旅行とか)
友達と旅行に行ったり、、、、
逆に言うと、
「お金がないから、上に書いたようなことは我慢しなきゃいけない、、」
では、豊かな人生とはなりませんよね。
多くの場合、『家づくり』≒『住を選ぶ』タイミングは、
上に書いたことをするよりも前にくることが多いです。
(家を考えるのは、20代後半から30代~。子育てのメインはその後。)
『人生で一番お金がかかること』=『慎重に決めなければならないこと』が、
一番最初にきてしまう。
まだ、金銭的・精神的・肉体的に余裕のある時期にきてしまう。
これが、家づくりがリスキーなものとなっている理由です。
「家建てるけど、みんな建ててるし、なんとかなるでしょ♪」では、
10年後、20年後、
なんとかなっていないかもしれません。
『家づくり』=『住を選ぶこと』は、
この人生をどう生きたいのか、
よーーーーーーーーーーーく
考えて想像して逆算して決めないと、
取り返しがつかなくなってしまうんです。
(数千万のローンを組んだら、そう簡単に路線変更はできません。)
こんなことは営業マンは教えてくれません。
豊かな人生を歩むために、
本当に気をつけてください。
と、ここまでお金の話ばかりをしてきましたが、
ここからは、僕が二世帯暮らしをしてみて感じた
金銭面以外の良さの話をします^^
金銭的な負担が減ることは本当にありがたいこと。
これは間違いありません。
しかし、『二世帯暮らし』には
それと同じかそれ以上に、満足や幸せを感じることもたくさんあります。
僕が『二世帯暮らし』を選んだほかの理由は、
○お義父さん、お義母さんがやさしく、毎日暮らしていて本当に楽しい。
(たぶん、妻と二人で暮らしているより、4人で暮らしているほうが楽しいと思う。)
○子供が生まれたあとの安心感。
子供にとってじいじ・ばあばがいることの良い影響。
(なぜなら、二世帯暮らしで育ってきた妻を僕は好きになったわけだから♪)
○二世帯がひとつ屋根の下で暮らすことで受ける刺激、与える刺激。
○田舎暮らしが楽しい!
・まわりは大自然!お隣さんちは遥か彼方。
・お風呂は窓を開けっぱなして入っても、前が森だから誰の視線も気にならない。
→自分の家が露天風呂気分♪
(ニュータウン育ちの僕にはとても新鮮で感動的なことでした。)
・季節の移ろいをストレートに感じることができる。
春の桜、5月の苗と水面の風景、夏の緑、海、夕日、秋の様々な樹木の紅葉、
冬の雪景色、、、ほとんどが家の庭で感じることができます。
○家に友達を呼んでバーベキューが気兼ねなくできる豊かさ。
田舎だから、土地は広い。
駐車場も停め放題だし、肉の匂いや煙も出し放題♪ 炭も捨て放題♪
○農業が暮らしと密着している。
自分でつくったお米を自分で刈り取り、食べる幸せ。
子供にも体験させてあげたい。
僕の場合は、二世帯暮らしの家が町から離れた田舎にあったんで、
「二世帯の良さ」だけでなく、「田舎暮らしの良さ」も混じっていますね。
とにかく豊か!
圧倒的な精神的豊かさを日々感じています。
これから先、この家で、
子育てしたり、
バーベキューしたり、
田植え・稲刈りしたり、
盆暮れに親戚が遊びにくるのを楽しみにしたりしながら、
楽しく豊かに過ごしていけることが今から楽しみです♪
また、「二世帯暮らし」は、
これからの社会でもよりいっそう求められてきています。
それは、
親世代の介護の問題であったり、
待機児童の問題であったり、
地方の過疎化であったり、、、
その解決策のひとつとして『二世帯暮らし』があがっているんです。
僕は、毎週プールに行って体を鍛えているのですが、
最近、お義母さんが「私もプールに行きだしたよ!」と言っていました。
逆に、お義父さん、お義母さんから、山菜の取り方を教わったり、
地元の活動やイベントを教えてもらったりと刺激を受けることもたくさんあります。
一緒に住むことで、お互いに良い刺激を与えあえていることがあると思います。
その結果、
健康寿命が伸びたり、
ボケ防止になったり、
活動の範囲が広がって仲間が増えたりすれば、みんなハッピーですよね。
自分が「いいな♪」と思って選んだ道が、
社会的にも「いいね♪」であったら、
それはみんなが幸せになれる素敵なことですよね。
このブログの最初に、
新築(借金)への不安・費用負担
> 二世帯の億劫さ
と書きましたが、
金銭的なメリットだけでは、人間、何年も頑張れないものです。
僕が二世帯暮らしを選んだ大きな理由は、
金銭面だけではなく、
二世帯暮らしの楽しみ・豊かさ
> 二世帯暮らしの億劫さ
だったからです^^
だいぶ、主観的な話ではありましたが、
「二世帯暮らしもありかも♪」と感じられた方がいれば嬉しい限りです。
二世帯暮らしで日々幸せを感じている
ゆうでした。