豊かな暮らしのつくり方。14 ー『新築30年後にかかる費用。』ー

★豊かな暮らしのつくり方(家づくり入門編)

ゆうです^^

突然ですが質問です。

「あなたは築30年の中古住宅にそのまま住めますか?」

築30年の中古住宅を見学したあとに



「このまま住める。」

と思える人は少ないでしょう。

壁紙などの内装やキッチン・風呂などの設備関係、

もしかしたら外壁や屋根やサッシも交換したいと思うかもしれませんよね。

これらはたとえ工事費がかかってもきっと交換したいと思うと思います。

さて、


今思いついたそれらの工事が、
実際に新築を建てて30年後に必要になる工事になります。

家は建てたらその後全く費用がかからないで住み続けられるわけではありません。

約30年後には、当然交換すべきものを交換する必要が出てきます。

それを新築を計画する前に頭に入れておく必要があります。

「人間は5年以上先のことは想像できない。」

とよく言われます。

そのため、新築する人の大半が30年後のメンテナンス費は想像できずに家を建てています。

これから建てる新築の家の30年後は想像できなくても

今ある築30年の家を見れば、どんな工事が必要になるのか想像できると思います。

ぜひ「中古住宅 築30年」で検索してみてください。

(実際に築30年の中古住宅を見学してみてもいいかもしれません。)

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では30年後にどれくらいの費用がかかるのか。

結論から言うと、
(わかりやすさのため超ざっくりです。)

かかる費用は

坪数×20万円ほど。

をひとつの目安としてよいと思います。

坪数とは家の延べ床面積のことで(1坪≒3.3㎡)

延べ床面積30坪の家であれば、


30坪×20万=600万円

ということですね。

想定工事は、30坪の家で
・外壁交換:100万
・屋根、雨どい交換:100万
・ユニットバス交換:70万
・キッチン交換:80万
・サッシ交換:150万
・内装リフォーム:50万
・諸経費:50万
 合計≒600万 (≒30坪×20万)

※家の形状に凹凸があればその分割り増しでかかります。
 (1階が2階より大きいなど。)

※もちろん
・なにを交換するか
・高い材料を使うか、安い材料を使うか
・材の傷み具合
 などによって金額はかわります。

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30年後に600万かかるとして、

その費用をそれまでに積み立てておくとなると、

600万÷30年÷12ヶ月=1.7万円/月

月々1.7万円 を積み立てていかなければなりません。

この費用想定していましたでしょうか?

想定していてもいなくても実際に30年後にはかかってきますよ♪

(または交換工事できず、古くなったキッチン、風呂、外壁、すきま風の入り結露するサッシ、屋根からの雨漏り、黄ばんだ壁紙で暮らすことになるかもしれません。)

建てる家が30坪だとして

「月々1.7万円」が余計に掛かってくることを想定して

借入額を決める必要があるということです。

建ててからかかる費用は

「税金」

「保険」

以外にも

「30年後のメンテナンス工事費」

がかかってくるということを知っておいてください。

※基本的に「退職金」を当てにはしないことをお勧めします。
 退職金は老後のための費用として残しておいたほうが健全です。

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