【WJD-建築スケッチ04】南仏・地中海編「コルビュジエの愛した海。」

☆World Journey Diary

ゆうです^^

世界一周の旅中の建築スケッチを紹介します。

南仏・地中海諸国は2012年の9月末頃滞在。

巨匠コルビュジエ休暇小屋ル・トロネ修道院などの名建築などを巡りました。

 

 

 

 

 
 

ル・トロネ修道院(南仏プロヴァンス地方)

12世紀に建てられた修道院。

あまり知られていないが、多くの建築家から「一番好きな建築」に選ばれているものすごい建築。

コルビュジエがル・トロネ修道院から大きな影響を受けていたことは有名。

 

 

装飾のないロマネスク建築に多くのモダン建築家が心を惹かれた。

小さな窓から入ってくるわずかな光により照らされる内部。

あるのは光と闇のみ。

見学時、安藤忠雄事務所の所員さんがたまたま見学に来られていて、話を伺うことが出来たのは良い思い出。

また、

「世界一周建築の旅に出る」

と話をした際、先輩の阿部さんに

「ル・トロネには行っとけ。」

と助言を頂いていた。

阿部さん、その節はありがとうございました。

最高の時間を過ごすことが出来ました。

 

 

モナコの市庁舎のドアノブと、
チンクエ・テッレ(イタリア)。

「握り心地」を設計することの大切さを学んだのは、モナコのドアノブからの影響も大きい。

植物モチーフの装飾も勉強になった。

地中海沿岸にカラフルな家々が建ち並ぶ。

「気候」が「色」を作り、「色」が「人」を作る。

日本人-日本建築とイタリア人-イタリア建築の対比が面白かった。

 

 

「大聖堂」は特徴的なヨーロッパ建築のひとつ。

築年数の古い大建築は、日本とスケールが異なる。

地震の少ない組石造の国、

また、

宗教が暮らしに密接に関わっていること。

外に出て、肌で感じて学べることはたくさんあった。

 

 

国の印象を色で表してみた。
(心象風景)

「気候」と「風土」と「風景(建築)」

は強く影響しあっていることを実感した。

 

 

コルビュジエの休暇小屋(カップ・マルタン)
(イラストは中村好文さんの本参照)

巨匠も小さな空間に惚れていた?

ONとOFFの空間があると思う。

社交的・開放的な空間と、内向的・閉鎖的な空間。

どちらも大切。

家にも、家族と団らんする空間だけでなく、

「こもれる空間、内向的な空間」

があると良いと感じている。
(→ロフト、床下など)

 

 

小屋の下にはコルビュジエが愛した海岸があり、海を愛したコルビュジエは77歳のとき、この海へ帰って行った。

海を眺められる高台に、奥さんと並んだお墓がある。

海岸に降り、形の良い石を数個拾った。

その石は今も僕の机の引き出しの中にそっと佇み、

見る度に、あの日のことを思い出させてくれる。

 

 

 

................

良い思い出であり、僕の生涯の財産。

 

 

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

 

 

 

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