【網川原のエスネル‐41】お引渡し前日は「別れの儀式」を。
ゆうです^^
網川原のエスネルはいよいよ本日お引渡し。
長い時間を共に過ごしてきたこの家とも今日でひと区切り。
娘がお嫁に行くのに似た感覚?
前日は「別れの儀式」を。
心を込めて家中を掃除しました。
なんとも言えない感覚ですね。
僕にとっては人生で初めてです。
自分がゼロから設計した家のお引渡し。
エスネルデザインの初めての仕事。
K様と出会ってから1年半以上。
出会い、プランニング、ご契約、工事スタート、、
今、鮮明に思い出されます。
独立して、自分の名前で請け負った初めての仕事。
僕は、この気持ちを一生忘れないでしょう。
残工事が完了した網川原のエスネル。
秋空に杉板の家が良く映える。
K様からの「最後」の差し入れ。
工事監理に来る度に大工さんと一緒に頂いていました。
いつも暖かいお言葉、大変ありがとうございました。
残ったオイルと壁の塗料をプレゼント。
メンテナンスを愉しみながら、愛着を持って暮らして頂きたい。
床下を掃除。
床下エアコンを採用しているため、床下の清潔度は空気質に直結する。
工事中の木クズなどが残っていないか注意しながら掃除を行った。
平滑でピカピカな床(コンクリート上に塗装)は、掃除が楽♪
基礎屋さんが丁寧に仕上げてくれたありがたみが身に沁みる。
そして、小さな家は掃除も楽♪
床を掃除機掛け。
ローラーのないマキタのコードレスで。
ヒノキは柔らかく傷つきやすいため、慎重に丁寧に掃除していく。
金物は、拭き掃除を。
手の油などがついているようなところは、中性洗剤を薄めて拭き取った。
無塗装の戸(シナベニヤ)のちょっとした汚れは、紙やすりでこすり落とせる。
塗装(オイル塗り)をして、汚れを防止するのも良いが、無塗装で汚れを落としやすくしておくのも良い。
「手を掛けられる愉しみ」
というものがあるかもしれない。
「子育てと似ているかも?」
と思ったり。
ステンレスの天板も中性洗剤を使いながら。
ヘアライン仕上げは傷が目立ちやすいが、数年経てば「傷だらけ=バイブレーション仕上げ」のようになる。
傷を気にせず、おおらかに暮らして頂ければと。
トイレ手洗い掃除。
アイアン手摺も無事に設置されました。
とても良い仕上がりです。
(後日ご紹介)
掃除を終え、少し佇む。
小上がり畳は座りやすくてとても良い。
この写真を見ると、ガラスがないように見える。
サッシ下枠を見えないところまで落とした「隠し框」が効いている。
小さな家を大きく暮らす秘訣はあちらこちらに。
秋の庭に群生するコスモス(我が家)。
最後のひと仕事をしに前日夕方から事務所へ。
稲刈りの時期は、僕にとって「息子の誕生」と「娘(一棟目)の誕生」の思い出の季節となった。
雲ひとつない清々しい夕日空。
引渡し前日の夜はちょうど「十五夜」だった。
満月には、「達成」「実を結ぶ」「新たな始まり」などの意味があるあらしい。
前職の退職日の夜も満月だった。
なんとなく(自分勝手に)運命的なものを感じて自然と笑みが出る。
「十五夜が我が家の誕生日。」
って素敵ですね。
K様、来年はおだんごでハッピーバースデイなどいかがでしょう?
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それでは本日のお引渡し、何卒宜しくお願い致します。
そして、お引渡しする「網川原のエスネル」を今後とも何卒宜しくお願い致します。