新潟観光大使。91『下田「ヤマガコーヒー」さん。』特別な窓の作り方。小さく切り取り壁に飾る。
ゆうです^ ^
三条市旧下田村にあるカフェ
yamaga coffee(ヤマガコーヒー)さんに行ってきました。
窓が素晴らしかった。
『特別な窓辺』の作り方。
素敵な時間を過ごさせて頂きました。
カフェは心地良い空間の秘訣を教えてくれる先生^ ^
リラックスでき、建築的な勉強にもなる。
僕にとってカフェ巡りは最高の趣味になっています。
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ヤマガコーヒーさんは今年の4月にオープンされたそうです。
「住学」仲間から教えてもらい、良い天気の、良い時間に、良い景色が見える素敵なカフェに行くことが出来ました。
古屋をリノベーションされたヤマガコーヒーさん。
新旧が混在する独特の外観。
新築とは異なる『時間の経過』の魅力が感じられる。
店内からの景色。
人工物はなにもない、自然だけが広がっていた。
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店内へ。
無駄のない凛とした内装。
「白い壁」「木」「景色」のみ。
とても好みでした。
表しの梁・床・柱、電球照明、無垢板のテーブル、コンクリート床、、、
素材そのまま。
潔く、気張った感じがなく、清々しく、とても心地良い。
店員さんにお勧めを聞き「グラテマラ」を注文。
1階は自然の景色に向け、大きく開いている。
電球照明、やっぱり良いなー♪
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素敵な窓をみつけました^ ^
四角く、サッシの存在感を消し、木枠を回す。
建築的に丁寧に風景を切り取ると、窓は『絵』になる。
時間や天気や季節によって移り変わる絵。
そんな窓辺には特別な空気が漂い出す。
2階の客席へ。
この2階の窓がとても良かった。
1階とは対照的に『小さく切り取られた窓』。
良い景色に向けて、大きく開けるか、小さく開けるか。
大きく開けたくなりがちだが
小さく開けることにより窓を絵にすることが出来る。
『丁寧に、慎重に、窓を設ける。』
という感覚を持って設計を行いたい。
心地良さだけでなく、近年、今後の夏の気温上昇を憂慮し「窓量(=日射熱)を抑えるメリット」をより感じるようになってきた。
(気温上昇を抑える行動も重要)
・開放感を得るために大きく窓を開ける。
・景色を丁寧に小さく切り取る。
・窓の量を減らすことで、ある窓の特別感を増す。
目的に応じて様々なアプローチがある。
それぞれの場所によってメリハリを持ち適切に使い分けていきたい。
採寸。
左の窓の中心は床から約1.3m。
椅子に座ったときにちょうど目線に来る高さ。
目線が窓の中心に来ると心地良い♪
寸法には様々な意味、効果がある。
設計士は体験と共に、自分のノートに秘訣を蓄積していく。
設計(アウトプット)は、それまでの体験(インプット)の質と量がものを言う。
景色が素晴らしかった。
この窓から雪山を眺めてみたい。
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既存の丸太梁表し+勾配天井。
古い構造材とAEPの白い壁は相性が良い。
新旧の対比、具体と抽象の対比によりお互いが引き立ち、空間が締まる。
下地材のままの床もとても良かった。
また、無駄なものが置かれていないのも心地良い空間の秘訣。
リビングは生活感を出して良い場所。
リビングとは別に「生活感を抑えた凛とした室」が家の中にあると、空間の奥行きが増す。
(『こもり室』というアイデアがある。いつか実現したい)
(床下空間を活用するのも良さそう♪)
反対側の窓も良かった。
先程の窓が『風景の窓』なら、こちらは『人里の窓』。
夕暮れ時だったのも良かった。
冬で、ところどころの家からストーブの煙が立っているのも良かった。
同行のNさん注文の「抹茶ラテ」。
ラテアートがとても綺麗♪
小さな家の慎ましいスケール感が魅力的。
家は小さくて良い。
個人的には小さい家がとても好き。格好良い。
それは「慎ましさ」や「配慮」のようなものを感じるから。
主張の強さが少ないから。
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ヤマガコーヒーさん、御馳走様でした。
美味しかったです♪
とても素敵な建築でした。
心地良い時間を過ごさせて頂きました。
また様々な季節に伺いたいと思います。
-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-