新潟観光大使。100『燕市のカフェ「茂庵」さん。』-良い建築と継がれる想い-
ゆうです^ ^
先日、燕市のカフェ茂庵さんに伺いました。
築70年以上の邸宅をリノベーションしたカフェ。
想いを込めて造り、大切に住まわれた建築は世代を超えて愛されることを感じました。
茂庵さん、ありがとうございました。
2011年にオープンされた茂庵さん^ ^
築70年以上の建物は店主さんの祖父母の邸宅をリノベーションされたもの。
吉田の宮大工さんが建てられたもので改修するまでの約40年は空き家だったそうです。
きっとその間も大切に維持管理されて来られたのでしょう。
建築が長く愛される秘訣を茂庵さんから感じさせて頂きました。
燕市郊外にひっそりと佇む茂庵さん。
現在は土日のみ営業されている。
(2021.6時点)
店先の紫蘭が綺麗な時期だった。
外壁は杉板。
店主さん曰く「塗り直しはあったが、板自体は変えていない」とのこと。
(定かではない)
70年前のものという木製窓と木製敷居。
雨の切れる設計や適切なメンテナンスが行われていれば杉板は何十年と持つ。
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お庭を通り玄関へ。
市松模様の苔庭。
庭屋一如の素晴らしい空間だった。
茶室の入口のような玄関。
石の配置やデザインも見ごたえがある。
店内へ。
オープン早々の貸切時間を堪能させて頂きました。
(撮影、WEBアップご了承)
カウンター席も素晴らしい。
掘りごたつ式で足を入れられるようになっている。
窓正面に可愛い車発見♪
掛け軸「日々是好日」。
隣には瓢箪型のくり抜きが六個。
別の壁には「息災」の文字。
二人合わせて「無病(六つの瓢箪)息災」という遊び心なんだそう♪
(70年前の建築時のまま)
欄間や天井のデザインも素敵。
コーヒーも美味しかった。
素敵な建物だと「居心地割り増し」が効きますね。
手洗いは「水琴窟」となっていて、水を流すと素敵な音が響き渡る。
この御宅のリノベーションは古民家に詳しい京都の先生が行ったものだそう。
店主さんの想いが伝わってくる。
茂庵さん、素敵な時間をありがとうございました。
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茂庵さんに行こうと思ったのは燕仲町のエスネルのI様のブログを見て^ ^
I様は様々なカフェを紹介されていて読んでいてとても楽しいです。
【I様ブログより】................
ふとカフェの席だと自然とカウンターを選ぶことが多いなと思いました。
あのカフェでもあのカフェでも….
カウンターってお外の景色を見ながらコーヒーを楽しめるし、景色見ながら会話も弾むし、そもそも対面より横並びって好きだなーと思いました(^ ^)
一人でコーヒー飲みながら考え事したり読書したりするなら外が眺められるカウンターっていいよなぁ。
お家にそんな空間があったら最高ですね♪
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打合せを経て、I様の好きな「カウンター席」はI様邸に採用されることに。
いずれ紹介したいと思います^ ^
-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-