新潟観光大使。102『長岡、県内最古の民家「長谷川邸」』-緑と木と剣心と-
ゆうです^ ^
6月末に長岡の長谷川邸へ伺ってきました。
新緑と苔と杉板の民家がとても魅力的。
長谷川邸は外の世界よりもゆっくりと時間が流れていました。
長谷川邸は長岡市旧越路町にあり、江戸時代初期から代々この地の庄屋を務めてきた豪農の館。
現存の母屋は1716年に建て替えられたもの。
築300年以上、新潟県内最古の民家。
古民家は新緑が良く似合う♪
茅葺寄棟造りの表門。
苔むした屋根が時間の経過を感じさせる。
敷地内は一面の苔庭。
壮観だった。
茅葺寄棟造りの母屋(築300年以上)。
外部の杉外壁や杉柱の経年変化を見る。
何年前のものかは不明だが、木は水気さえ切れれば数百年でも持つ。
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内部へ。
広い土間空間。
雪の降る新潟ならではの内部の作業空間。
外は暑いが土間空間はひんやりと涼しい。
戸は開けっ放しなのに少し不思議。
内部が涼しい理由は壁や地面が冷えているから。
(周囲の放射温度が低いから)
古民家からは日射遮蔽による体感温度差を学ぶことが出来る。
燻されて黒くなった梁組。
もはや現代アートのよう。
こちらも現代アート的。
暗い室内から明るい外を見るとき、目の補正効果で壁は真っ黒になり鮮やかな外がくっきりと映る。
なんとも抽象的な風景。
長谷川邸のある越路町は『るろうに剣心』作者の和月先生が育った町。
るろうに剣心には新潟の地名にちなんだキャラクターが多数登場する。
明神弥彦、三条燕、悠久山安慈、魚沼宇水、柏崎念至、、、
僕はるろ剣ドンピシャ世代。
久しぶりに会えた剣心に感動でした。
軒の出の深い縁側。
プライベートな半屋外空間は多様な使い方が出来る。
エスネルでは玄関ポーチに縁側機能を備えられるよう設計を行っている。
【網川原のエスネル‐45】プロ撮影による完成写真たち。 - 住宅設計エスネルデザイン
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昔の冷蔵庫(氷入れタイプ)。
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長谷川邸。
とても素敵な空間でした。
『温故知新。』
もう戻れない暮らしがある。
忘れ去るのではなく、学び、活かしていきたい。
-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-