豊かな暮らしのつくり方。13-2ー『良い工務店の見極め方②「地元・リフォーム」。』ー
ゆうです^^
前回から書き始めた
『良い工務店の見極め方。』
「良い工務店の見極め方。その②」
『年間棟数を少なく抑えている。』
社員数にもよるのでハッキリと「年間○棟以下が良い」とは言い切れませんが、
一人の現場監督が年間15~20棟も担当しているような会社は辞めたほうがいいでしょう。
その理由は下のブログをご覧ください。
家づくりつぶやきメモ。「施工品質の崩壊と独立した工事監理。」
誰でも1、2ヶ月の簡単な打ち合わせですぐ着工→すぐ完成では少し寂しいですよね。
せめて最初に会ってから半年以上はじっくり打ち合わせを重ね、
自分の希望やライフスタイルにあった家を建てたいですよね。
そうするためには、年間棟数が適正(少なめ)に抑えている会社のほうがよりじっくりと打ち合わせを重ねてくれます。
(施工も丁寧なことが多いでしょう。)
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「良い工務店の見極め方。その③」
『地元の会社である。』
地元の会社は全国展開の会社と違い、簡単に「撤退」はできません。
地元の会社は、地元に根付いて生活している社長や社員が多いため、
信頼を失うような仕事をすれば、即「私生活」にも影響します。
要するに、地元の会社は「信用第一」への意識が、
全国展開・全国転勤ありの会社と比べて強い傾向があるということです。
「大手のほうがなんとなく安心できる。」
という声をたまに聞きますが、僕は真逆です。
「地元の会社のほうが断然安心できる。」
大手メーカーは担当営業マンや現場監督は数年すれば他店に移動していきます。
また、会社独自開発の部材を使う場合は、その部材が製造中止になると交換ができなくなり、丸ごと交換が必要になります。
特に「構造」は「自社独自の○○工法・△△部材」を用いている大手メーカーは多く、
そうなると、そのメーカーでしか構造の手直しはできなくなります。
(逆に一般的な工法・部材で建てられた家は、町の大工さんでも手を入れることができる。)
今の事務所に入り、上記等の理由から
「大手はもうこりごり」
というお客さんからの声をよく聞くようになりました。
(もちろんすべての会社がそうではありません。極端な一例だと思ってください。)
「その会社、担当さんは数年後もあなたの家を見てくれそうですか?」
自分の胸に問いかけてみてください。
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「良い工務店の見極め方。その④」
『リフォーム工事も行っている。』
③の理由と近いかもしれませんが、
リフォーム工事を行っている工務店さんは新築でも良い仕事をします。
それは、
どこが傷みやすいのか、どうしたら傷みにくくできるのか
を知っているから。
例えば、新潟では冬は北西から風雨が吹きつける。
リフォームをしていると東南に比べ、北西のほうが雨の侵入が多いことがわかる。
→新築時に北西のほうはより重点的に雨漏り対策を施す。など
「良い大工さん」とは自分の経験からこういうことを行っています。
新築だけしていると気づきにくいところです。
新築(建てる)立場ではなく、リフォーム(直す)立場だからわかることがあります。
それを知っている工務店さんは、長い目で見たときとても信頼できるパートナーになるでしょう。
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「良い工務店の見極め方。その⑤」
『次の代へ引き継ぐ準備ができている。』
小さな会社だと跡継ぎがいなく、自分の代で廃業だというところも多いかもしれません。
自分の家を20年、30年、リフォームして60年と見てもらえるよう継続していく会社を見極めなければなりません。
「良い家」を造る工務店には「良い若手」が集まり、育っているように感じています。
(結局は熱心に「良い家」を造り続けることでしか会社の継続はあり得ませんしね。)
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「良い工務店の見極め方。その⑥」
『お客さんの話をよく聞いてくれる。』
これはおまけのようなものですが、
「この人と話していると楽しいなー。勉強になるなー。」
と感じたらそれは良い人(会社)なんだと思います。
逆に、
「この人の話ながいしわかりづらいしめっちゃ疲れるなー。」
と感じたら良くない人(会社)なんでしょう。
よくあるのが、
「営業マンばかりが話している」→めちゃくちゃ疲れる。
というもの。
特に総合展示場の営業マンは熾烈な他社競合のため、お客を逃すまいと
めちゃくちゃしゃべる人が多いように思います。
裏返せば、
「全然、自分たち(お客)の話を聞いてくれない」
それでは良い家はできません。
「この人と話していると楽しいなー。」
と感じたらそれはきっと、
『自分たち(お客)の話をよく聞いてくれている』
んだと思います。
そういう人は、その人(お客)にあった良い家を提案・造ってくれることでしょう。
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「良い工務店の条件」はまだまだあるかと思いますが、
参考になれば幸いです^^