設計事務所の仕事『3Dパース作成・空間検討』‐case.S邸‐
ゆうです^^
設計事務所の仕事「模型作成」に続き、
『3Dパース作成』です。
人の目線から見る空間のイメージをつかみます^^
外観の素材の検討などにも用います。
使うソフトは『SketchUp(スケッチアップ)』。
コツコツ練習してきた成果が出てきています^^
最近の3Dパースソフトは使いやすく低価格で性能が高いため、設計のスタディ(検討)もだいぶ変わってきました。
(今までは模型とスケッチがメインだった。)
キッチンからリビングを眺める。
3Dパースの優れているところは、
・人の目線からの映像を確認出来る。
(実際にどう見えるのか。これは模型では確認しづらい。)
・内観や外観の素材などの確認、比較が簡単に出来る。
(素材の柄や色を選んで簡単に変更できる。)
・ちょっとした変更なら簡単に出来る。
(模型の変更はなかなか大変。)
さらに、スケッチアップでは日当たりも簡単に確認出来ます。
(24時間365日設定可能!すごい。)
S邸南面鳥瞰図(鳥からの目線)。
外観の杉板張りのテクスチャも縦張り横張り、色味などを変更できる。
模型での同カット。
模型でしか出来なかったことが3Dパースで簡単に確認出来るようになった。
人からの目線。
模型での同カット。
俯瞰図。隣家を置いて日当たりを検討することも出来る。
模型で確認した3/26 7:30のダイニングの日当たりは、、
こんな感じに。
敷地の位置情報も入力するのでほぼ正確に反映される。
3/25 14:00の「雲見室」は、、、
こう。
洗面室の朝の日射の様子は、、、
こう。
※屋根も2階床も消しているので実際の日当たりとは異なる。
朝に2階寝室から東を見た様子は、、
こう。
「雲見室」から外を眺める。
立面図も作成できる。
経年変化でシルバーグレーになったときのイメージ。
グレーに緑が映える。
(実際はここまで均一にシルバーグレーにはならない。)
木の外壁の家には「緑」は必須。
緑の若々しさがあるからこそ経年変化した木が映える。
3Dパースのアニメーションも作成しました。
3Dパースはとても便利なものです。
模型は作り直しが大変なため、どうしても「間取りが決まったあとに作る」ことが多かったです。
しかし、本当に立体情報が欲しいのは、初回プラン提案時。
(間取りを決めきる前)
間取りと合わせて外観のイメージや目線から見える映像も確認したいですよね。
そんなときに3Dパースが助けてくれます^^
3Dパースは材料も要らないためとても手軽。
あまりに手軽なため、模型を作らない設計事務所も増えてきているようです。
はっきり言って3Dパースがあればもはや模型は不要かもしれません。
しかし、僕は模型を作りたい。
それは模型には3Dパースにはない「さわる」という機能があるから。
もっと言うと、模型を見たり持ったりしたときのあの「ワクワクした気持ち」を感じてもらいたいから^^
模型は僕からの「プレゼント」と言ってもいいのかもしれません。
3Dパースも模型もひとつ一つ一生懸命作っています。
これからの方はお楽しみに^^!
※S様、ブログへの掲載許可ありがとうございました。