豊かな暮らしのつくり方。19-3 ー『持ち家 vs 賃貸。「お金とリスク管理」エンゼルバンク13巻。』
ゆうです^^
家づくりにお勧めの本を紹介します。
ドラゴン桜を書かれていた三田紀房さんの
「エンゼルバンク」13巻です。
建築と全然関係のないところから意表を突いていきます笑
僕はマンガが好きです^^
今でもよくマンガをレンタルしています。
(買うことはなくなった。これも所有から共有の流れ)
「コロコロ」生まれ「少年ジャンプ」育ちです♪
(レッツ&ゴー→スラムダンク・幽白・封神演義・るろ剣・I''s・ワンピース・ナルト・ひかるの碁、、etc)
大学生あたりからは青年誌系に。
(バガボンド、BJによろしく、モンスター、なにわ金融道、サンクチュアリ、カバチタレ、島耕作、麻雀系、グラゼニ、白竜、、etc)
妹がいたので少女マンガも読んでいました。
(今でも二ノ宮知子さんや、東村アキコさんは結構好き)
(昔は羽海野チカさんやいくえみ綾さんに心酔してた時期も)
最近のマンガの中で一番テンションが上がるのは「キングダム」ですね^^!
血がたぎります!
あと、東村アキコさんの「かくかくしかじか」は名作です!
、、、
(だいぶ脱線してしまった!話を戻します!)
そして、今回紹介する三田紀房さんのマンガも好き^^
「ドラゴン桜」だけでなく「マネーの拳」や「インベスターZ」、
そして「エンゼルバンク」は社会人や起業を目指す人にはとても参考&刺激をもらえます。
さてさて、そんな「エンゼルバンク」の13巻の内容が家づくり検討中の方にお勧めだったので紹介いたします。
絵の好みは分かれると思うが、内容は抜群!
深い話が多いが文章がまとまっていてとても読み進めやすい。
(話があまり連続していないので13巻だけでも読めます)
13巻でセンセーショナルだったのがこちらのページ↓
エンゼルバンク13巻より。
『昔と違って30年後なんて予測不可能。
この国がどうなっているかわからないのだから背負うリスクは小さくしないと。』
(引用)
これは僕も100%同意。(家を売る立場なのに笑)
これからの時代は「変化が大きく、早い」時代だと思います。
家を買ってから定年まで今の会社で勤められるかは誰も分かりません。
退職金も、年金も、地価も、災害も、移住も、円の価値も、全く読めません。
だからこそ、リスクは小さくしておくこと。
変化に素早く対応できるよう備えておくこと。
その一番大きなポイントが「家にかけるお金(借入額)」ですね。
エンゼルバンクのこの台詞は、
これから家を建てられる方にとっての金言だと思いました。
※もちろん、「イニシャルコストだけを下げろ」ということではなく、ランニングコストやメンテナンスコストを加味した「住にかかるトータルコスト」を圧縮することが重要。
ちなみに、13巻には他にも話があるわけですが、全てに共感したわけではありません。
例えば、
「持ち家は購入せずに賃貸で暮らし、浮いたお金を投資に回すことが賢い」
「昔は地価が上がったから持ち家も投資的な魅力があったけど、土地神話が崩壊して、持ち家は危険な投資先になってしまった」
というような台詞がありますが、僕はそうは言い切れないと考えています。
13巻は橘玲さんの「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」の内容が色濃く出ている。
(大学時代によく読んだ。)
よく言われる話ですが、
「持ち家vs賃貸、どっちが有利!?」的な話の行き着く先は、
「どっちも同じ」です。
なぜなら(例えば)
「30年間の持ち家にかかったコストと30年間の家賃の合計は同じになる」から。
(逆算して家賃が設定されているから)
(築30年の家の再販価格はゼロだから30年後は賃貸と同条件になる)
というもの。
払うコストが同じなのであれば、
「変化に対応しやすくて、新しい物件に住み替えも出来る賃貸のほうが良い??」
と考えそうですが、僕の考えは違います。
(経済学者さんの考えとは違うと思いますが)
「持ち家」と「賃貸」
そこには数値では比較しきれないものがあると思っています。
端的に言えば、
「家族の満足度」と「子供の成長の幅」
単純に、持ち家を持てば満足度は上がると思います。
欲しかった車を買って乗ったときのあの気持ちと同じものですね。
自尊心の向上は日々の暮らしを潤滑にすると思います。
社会的な見られ方も変わってくるかもしれません。
自尊心ではメシは食べれませんが、
「たかが自尊心、されど自尊心」だと思っています。
そして「子供の成長の幅(可能性)」
「賃貸では出来ず持ち家なら出来る」ということは多いと思います。
壁にクギを打てることなどが代表的ですね。
床を傷つけても誰かに迷惑をかけることはありません。
子供の行動を許容する範囲が広ければ、成長の可能性を広げることになると思っています。
また、家事を楽になど暮らしやすい賃貸は少ないので、持ち家ならそれらの負担も軽減させられる可能性も高いです。
また、新築の寿命は延びてきています。
今までは築30年では再販価格ゼロでしたが、
・耐震基準や断熱基準の向上
・設計・建材・施工の進化
・長期優良住宅など公的な評価環境の整備
・リノベーション機運の向上
などから、これから先は築30年でも再販価格が十分つくのではと考えています。
(というか30年後も価値が残る家を設計すべき)
また「築30年は価値ゼロ」と言っても30年以降もその家に住み続けるのであれば「家賃ゼロ」状態が続くわけで、賃貸と持ち家は同条件ではなくなりますよね。
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まとめると、
やはり「持ち家」はベターな住の形だろうと考えています。
(DINKSや独身なら話は別。
また、持ち家も「一戸建て」か「マンション」かで話は別)
もちろん、答えは人それぞれです。
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またまた長くなってしまいました(^^;)
僕はよく「家とお金」の話をしていますが、
「暮らし(人生)はお金だけではない」とも強く感じています。
突き詰めれば最終的には「満足度」の問題。
「乗りたい車に乗って住みたい家に住んでいれば、たとえ家計が厳しくても幸せだ。」
という人もいれば、
「節制して、我慢して、貯金して、お金にはゆとりはあるけどあまり幸せを感じられていない。」
という人もいるでしょう。
しかし、注意すべきなのは、
「まだ未来を想定しきれていない時期、自分の幸せ観が不明確な時期(30代とか)に家を購入するかどうかの判断を迫られる」
ということ。
だからこそ、真剣に「豊かな暮らし」を考え、
幸せ観を確かめながら、自分達にとっての「良い家」を探すことが大切です。
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村松 悠一(ゆう)
エスネルデザイン代表(設計士)
リラックス時間
:ブログを書き終えたあとのマンガタイム。