【網川原のエスネル‐13】コンクリート打設!「一体打ちの高基礎!」
ゆうです^^
網川原のエスネルは基礎のコンクリートが打設されました。
一体打ちの高基礎は迫力満点!
技術も体力もいる施工を完遂して頂きました。
日進産業(基礎屋)さんには本当に感謝です!
打設日は絶好の天気となりました^^
コンクリート打ち込み前に、鉄筋やアンカーボルトのズレなどがないか設計者である僕が最終確認します。
M12のアンカーボルト。
アンカーボルトの本数を最終確認→OK!
現場にはK様からの差し入れが!
K様、お気遣いありがとうございました^^
ミキサー車、コンクリートポンプ車が来て準備万端。
基礎を打ち込む前に流す「ノロ」と呼ばれる「ポンプの潤滑を良くする為の水分多めのコンクリート」を場外に捨てる。
ノロは強度が弱いため、基礎に打ち込まないことが重要!
ここをしっかりと指示し、監理する。
コンクリートの指定強度(呼び強度)は33N/m㎡
(一般的には24~27N/m㎡ほど)
(30N/m㎡で約100年の耐久性)
通常、30N/m㎡あれば十分です。
(図面指定は30N/m㎡)
しかし、33N/m㎡としたのは、
より綺麗な打ちっ放し基礎を作るため。
(モルタル仕上げなどはしない)
呼び強度は数値が高いほど、水分量が減りセメント量が増えます。
その分、より密実なコンクリートが作られるということです。
しかし、その分施工は大変になります。
(コンクリートが硬く流動性が低くなるため)
そして、30N/m㎡から33N/m㎡への強度アップの提案はなんと基礎屋さんからでした。
意識の高い基礎屋さんに感謝です!
コンクリートは、ミキサー車からポンプ車へ。
33N/m㎡のコンクリート。
さすがに硬そう、、(施工ありがとうございました!)
打ち込み開始!
エスネルデザインの基礎は一体打ちです。
一体打ちとは、
基礎の底盤と立ち上がりと同時に施工する工法のこと。
(一般的には、底盤と立ち上がりは2度に分けて施工される。)
一体打ちのメリットは、
・底盤と立ち上がりに打ち継ぎがないため隙間が出来ず、気密性・防水性・防蟻性が高い。
(雨水やシロアリの浸入経路にならない)
・打設が一度のため、ミキサー車・ポンプ車等のコストが1回分で済む。
など。
デメリットは、施工が大変!
(型枠を浮かせて作らなければならない。コンクリート打設も経験が要る)
そのため一体打ちを受けてくれる基礎屋さんは多くはありません。
(ましてや高基礎!)
一体打ちは手間や技術を必要とする高級仕様ですが、基礎は家の重要な構造体。
耐久性などを考えれば非常にお勧めです。
まずは立ち上がり下部へコンクリートを充填していく。
立ち上がり下部の完了後、立ち上がり打設へ。
「コンクリート打設」担当と「バイブレーター」担当に分かれて阿吽の呼吸で打ち込みを進めていく。
(バイブレーターで振動させることでコンクリートを密実に充填する)
職人さんの真剣な表情がとても格好良い。
朝から始まった打ち込みは、昼前までに概ね完了した。
この後、「仕上げ作業」に入ります。
底盤を「レーキ」でならしていく。
「木ゴテ」「金ゴテ」を使い分け丁寧に何度も。
金ゴテ。
立ち上がりの天端もならしていく。
「ゲタ」を履きながら最終仕上げ。
底盤は「床下空間の床」としてこの仕上げのまま使われる。
(表面に塗装は行う)
職人さんが日を浴びながら手仕事で仕上げて頂いた床。
感謝です。
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立ち上がり部分も最終仕上げへ。
天端に流す「セルフレベリング材」を作る。
立ち上がり天端の「ポインタ」(前回の記事より)
コンクリートで綺麗な水平面を作るのは難しいため、天端には流動性の高いセルフレベリング材を流し水平面を作り出す。
コンクリートははポインタの「羽」まで。
ポインタの天端までセルフレベリング材が流された。
これにてコンクリート打設工程完了!
9時から始まり終わったのは15時過ぎでした。
養生マットを掛け、滞りなく無事に終了。
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日進産業さん、
高基礎の一体打ちというとても大変な施工を大変ありがとうございました。
お陰様で良い基礎が出来たと思います。
また、K様、差し入れありがとうございました。
今月はいよいよ上棟ですね!
上棟式も楽しみです。
皆さま今後とも何卒宜しくお願い致します。
【基礎打設動画】................
工程を動画にまとめました^^
職人さんの技を見て頂ければ幸いです。
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村松 悠一 一級建築士
エスネルデザイン代表
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