エッセイ「まず行動すること。」

エッセイ


32歳の誕生日を迎え、来年の潮風マラソンで42kmに挑戦することを決めた。

今日、ランニング練習として最寄のコンビニまで走ってきた。


「ランニングして来る。」と相方に言ったら、

「コンビニでミルクティー買ってきて♪」


と言われたからだ。


「最寄のコンビニ」と侮ることなかれ。

僕の家から最寄のコンビニまでは約4km。

往復で8kmある。(山なのでアップダウンもある)



練習初日から8kmはきつかったが、

ひーひー言いながらミルクティーを買ってきた。





思ったことがある。



『「まず行動すること」が大事である。』



ということ。



「42km走る。」


と公言してから、まわりから


「42kmは大変だよ。」


「本当に走れるの?」


などご心配の言葉を頂いた。




僕は思い出していた。


「世界一周する前も同じようなことを言われていたなー。」と。



人間、経験のないことには漠然とした不安を感じるもの。


それは、他人の行動に対しても同じ。



独立に対してもまわりの反応は同様だった。



親や、勤め人の知人からは、


「本当に大丈夫なの?」


「やめたほうがいいんじゃないの?」


と不安の声を受けることが多い。


逆に、独立開業している知人からは、


「いいね!ようやくか。頑張れよ♪」


「独立するなら早いほうがいいぞ。独立してから成長するんだ。」


「俺も独立する前は不安だったけど、なんとかやれてるから大丈夫だよ。」


と全く逆の反応を頂くことが多い。





今日、走ってみて思った。



『行動すれば、課題が見えてくる。』



逆に言えば、『行動しないと、明確な課題はつかめない。』



今日、つかんだことは、


・筋肉が足りない。ランニングに必要なランニング筋をつける必要がある。


そして、


・8km走れた。これを5回続ければ40kmだ。→行けそうな気がする。




行動したからこそ、具体的な体感として、目標までの距離が見えた。


必要な課題が見えた。


何よりモチベーションがあがった。


誰かが言っていた。

「やる気が出てから行動するのではなく、

行動するからやる気が出るんだ。」と。




行動せずに、頭で考えて不安に思っているよりも、


行動してから、足りないものを実感し、

課題を知り、訓練し、再チャレンジし、クリアする。



その繰り返しで、人間は成長して行けるんだろう。

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