我が家の失敗談と反省。「なぜ小さな家か。」

【失敗しない家づくり】の秘訣

僕は常々「小さな家を。」「リノベーション。」「住にかかるコストの圧縮を。」と伝えています。

なぜか。
それは我が家の失敗があったからでした。


我が家とは僕の実家のこと。

僕の両親は40代に入って中古住宅を購入しました。
17年前のことで、築2年経ったある工務店のモデルハウスでした。
(現在築19年)
我が家の家購入で良かったことは、

・それまで社宅で賃貸費用を抑えられていたため頭金を貯められた。
・高気密高断熱住宅を推進していた工務店の建てた家だったため、現在でもそこそこ問題なく暖かい暮らしが出来ている。
※Q値(断熱性)=2強。C値(気密性)=2強。
 断熱が重要視されていない当時としては最先端のハイスペックグレードだった。
・そのハイスペック住宅を中古で安く購入できた。
 (高価格過ぎて2年間売れず。→父(建築士)が適性に割引交渉したらしい)
我が家の失敗(厳しかったこと)は、

・子供が3人とも大学まで行った。
 (習い事や部活も積極的にさせてくれた→出費)
・老後のお金の計画をあまり考えていなかった。(たぶん)
・中越沖地震で被災し、家が半壊になりそれなりの修繕費がかかった。
実家に子供が入って二世帯暮らしをすることはなく、42坪の家で二人で暮らしている。

二人で暮らすには42坪は広い。(掃除や暖房やメンテ大変)

1階には年に数回しか使われない来客用和室もある。


今考えると、もう少し小さな家でも良かったかなと。

我が家の失敗を要約すると、
「いろいろあって、老後のお金が足りていない!」
ということ。
(正確には把握していませんし、何歳まで生きるかで変わります。)
もちろん必要であればフォローするつもりですが、
僕も奨学金の返済や僕の子供のためのお金の貯金でなかなかいっぱいいっぱい。
(なにより自分の仕事で収入を稼がないと!)
ここから僕ができる反省(家づくりで失敗しない秘訣)は、
『住宅を購入する前にファイナンシャルプランを立てること。そこから導き出される住宅予算内で住宅を購入すること。』
『ファイナンシャルプランは悲観的(安全率を高め)に考えておくこと。』
これからの時代は僕らの親の世代よりも格段と未来が読みづらくなりました。
年功序列や終身雇用や年金などは甘めに考えていてはいけません。

また、天変地異が起きた場合に想定外の費用がかかるかもしれません。


FPの昆さんも「リスクは想定を超える」と言っています。
悲観的に考えたとしても、きっと現実は想像の上を行くほどお金の足りなさを感じることでしょう。
人間どんな状況でも「お金たりないなー」と思うものです。
だとすれば出来ることは、
ざっくり言えば、
「住宅にお金を掛けすぎないこと。」

=月々の返済にゆとりを持つこと。
その手段が「小さな家」や「リノベーション」ということですね。
ゆとりある豊かな暮らしを送るために
住宅の計画は慎重に進めてみてください。
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話は変わりますが、僕含め子供3人をここまで育ててくれた両親へは感謝しかありません。
自分の子供が生まれてからより一層そういう気持ちが大きくなってきました。
「失敗談」なんて過激な表現をしましたが、今も両親はどちらも自分の趣味をしながら楽しく暮らしています。
これからは「親子+孫の3世代でいろいろと旅行に行けたらいいな」と秘かに考えています^^
出来るうちに出来るだけ恩返し+思い出づくりするぞー!

と、その前にまずは自分の仕事を軌道に乗せて安心させることからですね(^^;)
頑張っていこう!
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