【秘訣】『友人を呼ぶことを考えないこと。』自邸のあら熱「ベランダ要不要問題」。-必要十分な暮らし-

【失敗しない家づくり】の秘訣

こんにちは^ ^

『失敗しない家づくりの秘訣』をお教えします。

それは、、

間取りの検討中に

友人を呼ぶことを考えないこと

です。

 

 

 

初めての家づくり。

特に「間取り検討」はこれまで経験したことのない非日常体験のためワクワクします^ ^

いろいろと夢が広がります。

家族で夢を広げて楽しむことは良いこと。

それは家づくりの醍醐味です。

ただし、行き過ぎには要注意。

可能性は無限大+たくさんの情報が簡単に得られるため、ついつい

「あれもしたい。これもしたい。」

となってしまいがち。

要望全部盛りにしても良いのですが、要望が大きくなればコストも大きくなっていきます。

 

 

その要望が『自分たちが本当に叶えたいこと。』

であれば問題ありません。

ただし、それを見極めるのは自分でも困難。

要望の採用不採用の検討を進めていくと

「自分の要望なのに自分が本当にそれを叶えたいのか分からなくなる。」

ということが起こります。

そういう時は

『時間を置きあら熱を冷ますこと』が有効。

または

『要るか要らないか悩む時点で必要ではない。』

と割り切るのことも有効です。

 

 

「あら熱の冷まし方。」家づくりで失敗しない秘訣。 - 住宅設計エスネルデザイン

 

 

 

 

ここからは具体的な話を。

僕の自邸検討時のあら熱

「ベランダ要るか要らないか問題。」

について紹介します(^_^;)

 

 


2階の先に森や空が広がる自邸敷地。

その景色を感じたいという思いがあった。

 

窓や敷地の詳細は↓記事をご覧ください♪

 

【自邸-13】『森を眺める出窓ベンチ。』日射遮蔽-居心地-居場所の検討。-窓設計への思い。包括設計- - 住宅設計エスネルデザイン

 

 

間取り検討当初はベランダが欲しいという思いは全くなかったのですが、長倉のエスネルのウッドデッキ体験がとても心地良く建主様も高頻度で有効活用されているため

「自邸でも欲しい」という欲が湧いてきました。

 

 

【暮らし】植栽計画『春の新緑たち。』庭とウッドデッキのある暮らし。-内外を楽しむ-。case.長倉 - 住宅設計エスネルデザイン

 

【暮らし】『グランピングと家のあいだ。』半屋外空間の活用の秘訣。case.長倉 - 住宅設計エスネルデザイン

 

【秘訣】植栽とライティング。『半屋外空間で過ごす特別な夜時間。』-豊かな暮らしの探求- - 住宅設計エスネルデザイン

 

 

ここからが要点です。

怖いのが

1.欲しいと思ってしまうとそれが叶った時の快感(妄想)が頭に刷り込まれる。

2.どんどんそれが欲しくなる。

3.それを叶えるため様々な理由付けをして『要望(自分)を正当化』し出す。

ということが起こります(^_^;)

僕が考えたことは

「ベランダはなくても良いけどあっても楽しい。」

「ベランダがあれば友人が来た時にベランダで一緒にお酒を、、星を、、森を、、(→ワクワク妄想)」

、、、

はい!

僕はこの時身を持って学びました。

その要望を叶える合理的な理由が弱いとき

最後に出てくる理由付けが『友人』です!

それを叶えるかどうかの検討時に

「友人が来た時に〇〇できるから。」

と考えていたらもう危険信号。

なぜなら「友人は滅多に来ないから。」

 

 

僕もベランダ妄想を時間をかけて沈静化させていきました(^_^;)

〇友人は滅多に来ない(来てもベランダには出ない)。
〇一年のうち外が心地良いタイミングは限られている(そのタイミングで友人を呼べる確率は高くない)。
〇心地良いベランダを造るためには屋根が必要→コスト増。外観バランス、構造バランスの難易度増。
〇2階のベランダに出るのには靴やコートが必要=持ってくるのに手間かかる→出なくなる。
〇玄関ウッドデッキポーチで同様の体験が出来る。
〇本当に欲しければ将来造ることも出来なくはない。
、、、
(検討の後半は逆に「やらない理由を正当化」してたかも、)

 

ベランダ要不要検討。

これはウッドデッキやテラス(屋根なし、周囲からの視線低減なし)、客間、オシャレインテリア(壁仕上げ、ライティング等)なども同様。

「友人が来た時に、、」

と考えてしまっている時点で必要性=活用率は低い。

そして多少自分の見栄が混じってきている。

※「親が来た時に、、」も概ね同様。
※「コスト増 << 心の満足」であればその要望を叶えて問題なし。

 

 

実際は壁紙やオシャレ工事、ウッドデッキやテラスなどはまだセーフ。

後々不要だったと感じたとしてもダメージはまだ少ない。

一番ダメージが大きいのは『家を必要以上に大きくしてしまうこと。』

家を大きくする=お金と手間がかかる。

工事費(イニシャルコスト)だけでなく冷暖房費や税金などのランニングコスト、そして将来の補修や日々の掃除などのメンテナンスコストが発生する。

予算が潤沢にあるならなにを叶えても良い。

しかし予算に限りがあるなら、家計のゆとりを作りたいなら負担が許容範囲内かどうか、慎重に考える必要がある。

 

 

豊かな暮らしのつくり方。17 ー『家を建ててからかかる費用の差。』ー - 住宅設計エスネルデザイン

 

 

豊かな暮らしのつくり方。15 ー『小さな家のススメ。』ー - 住宅設計エスネルデザイン

 

 

間取りの検討中に『友人を呼ぶことを考えないこと。』

家を建てるときは

「友達は来ない」「過ごすのは家族だけ」

と割り切るくらいでちょうど良い。

実際、友達が来たとしても一年の内のわずか数日。

そして重要なのは、友人が来ることを考えずに建てた家であっても友人が来た時にはなんら問題なく過ごすことが出来るということ。

(友人は自分の家をそこまで意識していない。慣れる)
(ダイニングチェア+座れるスペース(畳、カーペット、ソファ等)があれば十分)

 

 

 

 

................

家を建てた人から

「新居のベランダは使っていません、」

という声を多数聞いていたのに、設計士なのに、あら熱にあてられてしまいました(^_^;)

欲の魔力を体感しました。

欲に向き合い冷静になれたことは良い勉強になりました。

これはあくまで僕のケース

「ベランダが欲しい。私は活用する(している)」

という方もいると思います。

ベランダに限らず

『本当に叶えたいものはなんなのか。』

家を建てる際には慎重に向きあいたいものです。

 

 

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

 

 

 

【おまけ】................

とは言え僕は「外で過ごすこと」がとても好き^ ^

ベランダはやりすぎと冷静になりましたが、その分ウッドデッキ玄関ポーチで心地良い外を楽しみたいと考えています♪

(あら熱?)
(「このウッドデッキはあくまで「玄関ポーチ=必要物」を少し大きくしたものだから」←正当化?)

 

 

『心地良い半屋外空間+植栽』は日々の暮らしに潤いを与えてくれることを体感しています。

 

 

【秘訣】『心地良い半屋外空間 case.長倉。』ウッドデッキ、ルーバー、照明、過ごし方。-設計のポイント- - 住宅設計エスネルデザイン

 

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