読書日記「人が集まるつなぎ場のつくり方」ナカムラクニオ
先日、「人が集まるつなぎ場のつくり方」という本を読んだ。
東京の荻窪にある『6次元』というカフェのオーナーが書いた本。
FPの昆さんから
「村松さんにお勧めの本があります。」
と紹介された本だった。
〈ナカムラクニオさん略歴〉
1971年 東京都目黒区生まれ。
学生時代に作品を横尾忠則に認められて17歳で初個展を開催。
TV番組制作会社から独立してフリーランスのディレクターに。
2008年 荻窪にブックカフェ「6次元」をオープン。
村上春樹が好きで、カフェでノーベル文学賞の祝賀会を開いている。
................
6次元ナカムラクニオが考える ソーシャルネットワーク時代のミニマルメディア論 | 本to美女
〈カフェの名前である『6次元』とは〉6次元HPより抜粋
1次産業・2次産業・3次産業が連携すると 「1×2×3=6次元化」
こんな発想で新しい社会を作ることが出来たら もっと幸せになれるのではないかと思い 新しいネットワーク作りをはじめました。
人と物とのつながりが 「6次元」という空間を通じて関わり合うことで お互いの付加価値を高め、活性化することを願っています。
................................
本の中で特に印象的だった文を備忘録として残す。
(一部、修正加筆あり)
「誰かがやっていることは、自分がやる必要はない。」
「ネットに上げた店の写真からは雰囲気が掴みづらかったから、映像を自分で作った。」
「ウケると思って世界中の料理を店で提供したが注文は少なかった。
需要と供給がズレていた。まず需要ありきということを学んだ。」
「カフェとはコミニュティ。
仲間が集まりコミニュティを形成するためのもの。
自分と似た趣味を持った人に会える場。」
「1500円の本を買うのはハードルが高いが、1500円のトークイベントには人が集まる。」
価値の感じ方が違う。
生もの感?
CDは買わないけどライブには行きたい。
生(ライブ)には、文字や音以上の付加価値が期待されている。
飾られていない(加工されていない)生の声が聞ける価値。
「お店や街も自分で編集する感覚で、日常を雑誌化していく。」
「プロセスを見ることで参加している意識が芽生え、自分ごとに感じる。
自分に近いと感じるものが支持を集める。」
「実はみんな何かが起きるのを待っている。
ドラマ、祭り、イベント、、
人はなにか面白いことが起こりそうな気配にとても敏感。」
これからの『面白い時代』に向けて、動き出している人はたくさんいるんだ。