【秘訣】夏の日射熱調査⑧「様々な外部の温度変化(おまけ)」

【日射遮蔽・日射取得】の秘訣

ゆうです^^

夏の日射調査シリーズのおまけ「外部の温度変化」です。

我が家には「木の外壁の蔵」「窯業系サイディングの母屋」「トタン張りの作業小屋」と様々な建物があります。
(実験・考察にはもってこい^^)

それぞれ表面温度の変化を調べてみました。

今回は特に大きな考察はないのでサクサクと進めようと思います^^

調査日は7/23(グラフ赤線

7/23は熊谷市で日本史上最高気温41.1℃を記録した日でした。

まずは「窯業系サイディングの母屋」から^^

12:34東面(日陰)。

18:55。

※サーモ画像の大まかな色分けは、
30℃(青)~35℃(緑)~40℃(橙)~50℃(赤)~60℃(白)
という感じになるように温度バーを調整している。

(詳しい話は→サーモグラフィ『注意点』をご参照)

並べて比較します。

【外壁(窯業系サイディング・日陰)】:約42℃→26℃
【土間コン】:約56℃→27℃
(冷えすぎ?サーモカメラのバグの可能性あり)

 12:31(南面)

18:51。

並べて比較します。

【外壁(日向)】:約49℃→30℃
【外壁(日陰)】:約40℃→32℃
→日向と日陰で10℃差があった。

12:32(南面日向アルミサッシ枠)

18:52。

並べて比較します。

【アルミ枠(日向)】:約50~58℃→31℃
【アルミ枠(日影)】:約44℃→31℃
【外壁(日向)】:約51℃→30℃
→アルミ枠は60℃近くまで上がり室内に熱を伝える。
 (アルミの熱伝導率は樹脂の約1000倍)

12:33(左:北面、右:西面)

18:53。

並べて比較します。

【外壁(日陰)】:約40℃→31℃
→南面と同様

 12:33(北面・日陰)

18:54。

並べて比較します。

【アルミ枠(日影)】:約40℃→30℃
【外壁(日影)】:約40℃→30℃

12:25(北向き・日向)

18:45。

並べて比較します。

【瓦(午後直射なし)】:約61℃→29℃

12:26(西向き)

18:45。

並べて比較します。

【瓦(午後直射あり)】:約41~64℃→33~36℃
→日中60℃以上あった瓦も、夕方には30℃前半まで下がっていた。
※室内が暑くなるかは瓦か金属かではなく、屋根裏の断熱材の厚さで変わる。

................

続いて「木の外壁の蔵」。

12:29(北面)
※カメラに指がかかってしまった(^^;)
(サーモに影響が少ないのは映像カメラとサーモカメラは別レンズのため)

18:49。

並べて比較します。

【外壁(木・日陰)】:約40℃→31℃
→窯業系サイディングとほぼ近かった。

12:31(南面)

18:51。

並べて比較します。

【外壁(日向)】:約50℃→30℃
【外壁(日陰)】:約40℃→30℃

→南面も窯業系サイディングとほぼ近かった。
................

続いて「トタン張りの作業小屋」。

12:28(左:南面、右:東面)

18:47。

並べて比較します。

【外壁(トタン・日向)】:約48℃→32℃
【外壁(日陰】:約42℃→32℃

→窯業系サイディング・木とほぼ近かった。

12:33(左:西面、右:南面)

18:53。
並べて比較します。
→温度変化は東面・南面と同様だった。
およそ全方位において
日向:約50℃、日陰:約40℃、日没:30℃だった。

................

その他

12:31(畑)
→土も土間コン同様60℃ほどまで上がっていた。
反対に植物は温度が低く、放射熱(照り返し)を抑制できる。

18:50。
→夕方には土は約31℃まで下がっていた。 

反対に、土間コンは昼60℃近くなっていたのが、夕方でも40℃ほどあった。
→土間コンは熱容量が大きいため蓄熱が多い。

................

以上、「夏の日射熱調査シリーズ」のおまけでした^^

今度こそ本当に「夏の日射熱調査シリーズ」終了です!

お疲れ様でした!!

-「超高断熱の小さな家」escnel design-
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