【注意】近年のエアコンのグレードダウン「サビの発生」
ゆうです。
近年、エアコンの不具合が多発してきています。
僕が前職場在職時から起きていたのですが、今年の夏も多発しているようです。
師匠がブログで報告しています。
簡単にまとめると、
昔は高品質の部品を使用していたのに、近年その質が落ちてきているということ。
※錆びづらい部品(ステンレス)が錆びやすい部品(鉄+メッキ)に変わってきている。
(カタログからは読み取れない部分)
これは他のアジアの国々との価格競争の影響なのでしょう。
(まさに盛者必衰。こうして「日本製」のブランドはなくなってしまうのでしょうか。)
製品の寿命を全うする範囲での品質改善(安い部品の使用)は良いです。
しかし、安い部品を使ったことにより、製品の寿命が縮まるようでは本末転倒ですよね。
さらに重要なのが、エアコンは冷蔵庫やテレビなどの他の家電と異なり、
命の安全を左右する製品であるということ。
この猛暑を体感している日本人には説明はいりませんね。
真夏にエアコンが壊れることは、熱中症、そして命の危険に直結します。
(そして、夏場のエアコンの買い替えには1週間以上かかることが多い)
師匠はこのような事態を憂慮し、
「万が一の時のためのサブエアコンを計画しておく必要性」も指摘しています。
(メインが壊れたときのバックアップに)
「万が一は起こる」というスタンスに立った設計。
前職在籍中に学ばさせてもらった重要なことのひとつ。
家の寿命は60年以上。
家電の商品開発は毎年。仕様は毎年かわる。
何十年先の家電の改良(改悪?)を見越した設計はとても難しい。
(まさか昔よりも製品の質が下がるなんて)
こういうことが増えていくならば、
もしかしたら数年後は「メイドインチャイナ」が世界トップ品質となり、エアコンは中国製のものを選ぶ時代になるのかも。
日本人としてそれはとてもさみしい。
そうならないように、ぜひ日本の家電メーカーは「品質」を高めること=「消費者の信頼を裏切らないこと」を大切にして、世界と戦って頂きたい。
(エアコンのダウングレードについては反面教師にさせて頂きます。)
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村松 悠一(ゆう)
エスネルデザイン代表(設計士)
今の興味
:去年買い替えたエアコンがいつ壊れるか逆に楽しみ。
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