【秘訣】真冬の超高断熱『室温-サーモ-快適性。』暖かい家-エスネル式換気空調設計の効果。case.自邸

【冷暖房・空調・換気】の秘訣

こんにちは^ ^

超高断熱の自邸に暮らして初めての冬

家中暖かく快適な暮らしが叶っています。

真冬の室温、サーモグラフィ、快適性の感想。

エスネル式換気空調設計の効果。

それぞれ紹介します。

 

 

 

自邸-森のエスネルは新潟県柏崎市に建つ2階リビングの家。

デイベッド、階段上ロフト、出窓ベンチ、ワークWIC、マルチWIC、、

多彩な居場所、居心地を叶えるプラン。

・延床面積=27.9坪
・UA=0.22(G3)、q=61.1
・耐震等級3(Z=1.0積雪量1.5m
・太陽光パネル設置
・杉板外壁×植栽

これからの時代を見据えた『超高断熱の小さな木の家』です^ ^

 

 

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冬の暖房について、まずは【総評(感想)】から。

〇1階も2階も家中ほぼ同じ室温でとても快適。
「暖かい」というより『家の中に寒い場所がない(温度差がない)→心身のストレスがない』という感覚。

〇室温だけでなく「天井-壁-床」が暖かいため手足が寒くない。
僕は冷え性+室温に敏感。そんな僕でも『どこにも冷えを感じない=最高の暖房空間』と感じている。
窓辺も寒さを感じない(冷気流も感じない)。

〇エアコン1台(10帖用)で全館暖房が実現。
(断熱-気密-換気-空調設計、開放的なプラン等による)
LDKも個室も温湿度に問題なし。

〇エスネル式換気空調の快適性。
換気のため入ってくる外気を即暖房する設計。
換気(外気)による寒さを感じない。

〇室内の湿度も問題なし(加湿器使わず)。
「風呂の残り湯の湿気活用」「換気量抑制」等により十分な湿度を得ている。

〇概ね設計時の想定通りであることを確認。
(これまでのエスネルの実測同様)

とても快適な冬を過ごしています^ ^

 

 

【前提説明】................


・自邸は2階リビング-1階個室プラン。
・暖房用エアコンは「2階の床上」に設置。
(言うなれば「2階床下エアコン」)
・当該エアコンで全館暖房を行っている。
(2階空気を吸い1階へ吹き出す→暖かい空気は1階から2階へ上がる=1-2階温湿度の均一化)
・給気口はエアコン上部(熱交換なし換気扇)。
・排気扇は各個室(暖気を引き込む)。

〈暖房状況〉
2階床エアコン(10帖用)1台のみオン。
設定温度:22℃
運転時間:前日16:00~21:00オン(夜間オフ)、当日4:00〜9:00オン
設定風速:ロング(最大)
(サーモ測定時は大人1人、家電利用ほぼなし、日射なし。9:00にエアコンオフして1時間後にサーモ測定を行った)

 

『エスネル式換気空調設計』については↓記事に詳細をまとめています。

 

【秘訣】エスネル式換気空調設計。『換気と空調の経路を揃える。』-シンプルな設計で快適性を得る- - 住宅設計エスネルデザイン

 

 

自邸の温湿度をサーモグラフィと共に紹介します^ ^

 

【サーモ測定の概要】................................

目的:真冬の超高断熱の室温の調査

調査日:2026.1.8(10:00~11:00)

場所:新潟県柏崎市

外気温:1℃程

建物性能:断熱性UA=0.22、q=61.1、気密性C=0.1

暖房:家庭用ルームエアコン(10畳用)1台。

換気方式:熱交換なし換気扇(自然給気口、機械排気扇)

 


測定時の天気-気温(風雪。日射なし)。

 

 

※サーモ画像を見て頂く前に「サーモ画像を見るときの注意点」をご確認くださいm(_ _)m

 

S邸リノベーション。17「サーモグラフィ調査①『注意点』。」 - 住宅設計エスネルデザイン

注意点をまとめると

①表示温度に誤差があること。

②温度差の印象操作が容易にできてしまうこと。

※サーモ計測器は「FLIR ONE(Gen3)」。
精度の誤差は数℃(おそらく±1~3℃程)ある。
→複数のサーモ画像の温度を見比べるより「1枚の画像の中の温度差のありなし」に注目して見ると有意義。

................

説明をもうひとつ。

温度バー(サーモ画像の右端にある温度と表示色の関係を示したバー)の最高温・最低温の設定は変えることが出来る。

これを固定(すべて同じ最高温度~最低温度)すると中間の温度の色が画像毎に変わってしまう(→分かりにくい)。

温度と色をある程度固定できるよう

青(冷たい):15℃以下

黄(普通):21℃程

橙(暖かい):23℃程

赤(とても暖かい):25℃以上

と表示されるよう温度バーの最高温度と最低温度を画像毎に調整した。
(→詳細な温度数値を見なくても感覚的に読めるように)

 

冬の快適な表面温度は概ね22-23℃程。

なので「~橙であればOK」と読んでもらえればと思います。

※アプリの仕様変更により温度色の調整がしにくくなってしまった。
(全自動で温度色が反映されるため)
それにより「黄色で表したいのに緑になってしまう」などが起こっている。
=サーモ画像の色の差の印象よりも実際の温度差は大きくない点にご留意頂きたい。

 

 

では室温とサーモ測定結果を紹介します^ ^

【室温】................


外気温が1℃程でも
〇1階も2階も23℃程となっている。
〇1階と2階の温度差がほぼない。
点がポイント。

〈その他〉
・床下温が1-2階より低いのは想定通り。
(床下を必要以上に暖めないことで熱ロス-暖房費低減を叶える)
・加湿器なしで湿度が50%程となっているのも嬉しい。

 

【サーモグラフィ紹介】................


外壁は1℃程(=外気同様)。

窓温(外)から「窓からの熱ロスが少ない」ことが分かる。
(トリプルガラス樹脂サッシ)
(ガラス温は参考程度。正確でない可能性あり)

 


【2階リビング】................
天井(Sp1):24.6℃
壁(Sp2):24.5℃
床(畳)(Sp3):24.6℃
窓ガラス(Sp4):23.0℃
(実際の温度と1-2℃乖離がある可能性あり。温度より「各場所の温度差」にご注目)

天井も壁も床も十分暖まっていることが分かる。
各場所の温度差ほぼ無し→『寒さを感じない空間』。

 


窓辺も概ね同様。

ガラス面の温度は約20℃以上→『窓辺も寒くない。冷気流も感じない。』
(ガラス温は参考程度)

 


『サッシ枠を消す(美観+断熱補強)窓設計』により窓下隅の温度は16℃以上(結露なし)。

 

 

【秘訣】『サッシ枠の消える窓。』心地良い窓辺の追求。-特別な居場所、特別な景色- - 住宅設計エスネルデザイン

 

 


LDK反対側も概ね同様。天井-壁-床、全方位暖かい。

1階に吹き出された暖気が自然と2階へ上がってくる。

そのため『エアコン暖房による気流感(不快感)がない』。

それが快適性向上や乾燥感低減に寄与している。

 

〈暖房用エアコン+給気口〉................


エアコン上の四角×2が給気口。
=換気のための新鮮空気(外気)が室内に入ってくる場所。

給気口の直下にエアコンを設置することで冷たい空気を即暖房し室内へ広げる。
(※サーモ測定時はエアコンオフ状態)

『熱交換器を用いず(設備になるべく頼らず)快適性を叶えたい』という思いがある。

(メンテナンス手間や交換手間-費用低減、コストパフォーマンス向上を叶えたい)

(立地やご要望によりケースバイケース)

 

〈エスネル式換気空調-概念図〉................

検討→実測+感想聞き取り→再検討…

「快適性」「経済性」「メンテナンス-交換性」など様々な観点を考慮しながら、また建主様のご感想を伺いながら換気空調設計の改善を積み重ねてきた。

 

快適な暖房空間のポイントは『家中に温度差を作らないこと』。

もし2階も1階も暖かかったとしても「上下階に温度差がある」場合、人は温度の低い方の階を「寒い」と感じやすい(体は比較で寒さを感じ取る)。

家中に温度差を作らないためには『暖気をいかに家中に均一に配れるか』がポイントになる。

それを叶えるには「エアコン」と「換気+循環ファン」の空調換気設計の検討が重要。

(それが疎かだと暖かい場所と寒い場所が生まれてしまう)

(換気-空調設計だけでなく『高断熱-高気密』であることは大前提)

 

 

【秘訣】エスネル式換気空調設計。『換気と空調の経路を揃える。』-シンプルな設計で快適性を得る- - 住宅設計エスネルデザイン

 

 


【室内階段】................

温度差ほぼなし(快適)。

 


【玄関(1階)】................

温度差ほぼなし(快適)。

玄関まで暖房する全館空調の家、帰宅した瞬間から暖かいことはとても幸せ。

濡れた靴やコートもすぐに乾く♪

木製高断熱ドアの温度も問題なし。

 

 

 


【個室(1階)】................
天井(Sp1):22.9℃
壁(Sp21):22.9℃
床(ベッド下)(Sp3):21.3℃(手前の床温は22℃程)

温度差ほぼなし(快適)。

個室の換気扇は給気口ではなく「排気扇(室内空気を外へ排出)」のため冷たい外気が個室に入ってこない。
(サーモ画像から確認できる)
(反対に「個室に給気口」設置の換気設計の場合、個室に冷気が入り不快感△)

エスネル式換気空調設計=「ホールに給気口(+その下にエアコン)、個室に排気扇」とし空調経路と換気経路を揃える。

 

個室は就寝時に暖かいことが特に嬉しい。

「天井-壁-床の暖かさ+人体発熱」で暖かく心地良く睡眠できる。
(個室に暖房エアコンなし)

(「就寝時のみ個室エアコン暖房」ではないので気流感+乾燥感がなく喉にも優しい)

 


サッシ最下部温:14.9℃。

露点温度以上のため結露は無い。

 

 

【サーモ】真冬の超高断熱『樹脂トリプル窓・スラブ断熱補強・個室排気設計』case.網川原のエスネル - 住宅設計エスネルデザイン

 

 


【マルチWIC(洗面-洗濯-脱衣室。1階)】................
(※乾太くん使用から1時間経過後)

暖房エアコンはこの室の直上(2階床)に設置されている。

洗濯-脱衣室へ温風を送ることができるため
〇脱衣室が暖かく嬉しい。
〇洗濯物に温風を当てられ早く乾かすことが可能。
〇風呂の残り湯の湿気を温風に乗せて拡散させやすい。
等の利点を叶えている^ ^

 

 

 

 


【浴室(1階)】................

十分に暖かく温度差もほぼなし(快適)。

「浴室が暖まる=浴室が乾きやすい=カビが生えにくい」のも大きな利点。

浴室天井には『循環ファン』を設置しており床下空気を浴室内に吹き出している。

それにより
〇風を当てて浴室を乾かす(カビ予防)。
〇残り湯の湿気を室内に拡散させる(加湿)。
〇床下の換気-空調(経路:1階→床下階段→床下→浴室)。
を叶えている。

 


【トイレ(1階)】................

十分に暖かく温度差もほぼなし(快適)。
(床(Sp3)は緑だが22.7℃ある※本来は黄色で表現したかったが調整できず)

冬、トイレが暖かいことはとても嬉しい^ ^

 

 

最後に床下を紹介します。


玄関から床下へ。

 


特別問題なし。

床や壁面からの熱ロス-暖房費を抑えるため上階よりも室温が抑えられるよう考えている。
(循環ファンにより程々に暖気を送る)

※「床下エアコン」は有効な暖房方式、だが床下空間を暖める方式のため床下から外へ熱ロスが発生しやすい。
エスネルデザインでは
【2階リビングプランの場合】................
床下エアコンなし
〇自邸換気空調方式により熱ロスを低減。
【1階リビングプランの場合】................
床下エアコンあり
〇床下に熱がこもりにくいよう床下階段から1階へ暖気を開放。
〇床下全面断熱により熱ロスを低減。
とプラン毎に対応策を考慮しつつ空調設計を行っている。
(熱ロスを考慮しても1階リビングの場合、床下エアコンが効果的なため推奨している)

 

熱ロスを抑えた設計の効果は外部を見ると分かる。


「床下へ暖気を必要以上に送らないこと」「床下全面断熱」により基礎(特に最下部)からの熱ロスが大きくないことが分かる。
(「床下エアコン+床下は周囲のみ断熱(全面断熱でない)」の場合、特に基礎最下部からの熱ロスが発生しやすい)

 

「床下エアコン(1階リビング)」と「自邸方式(2階リビング)」の床下温の違いは↓記事に詳細をまとめています。

 

【サーモ】真冬の超高断熱「2階リビング『床下ファン冷暖』による暖房ロス低減効果。」case.地蔵のエスネル - 住宅設計エスネルデザイン

 

 


床下には分電盤や太陽光発電のパワコンを設置できるのも利点^ ^

特にパワコンは大きな熱を発する(発電時400Wなど)。
(サーモ測定時は発電なし(曇り+積雪))

熱を発するものが床下に設置できることが嬉しい。
(床下の暖房、1階床温を高めることに寄与)
(夏も発熱体が1-2階ではなく床下にあることはありがたい)

 

 

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以上が自邸の真冬のサーモ測定の紹介でした^ ^

とても暖かく寒さを感じない冬を過ごしています。

『高断熱-高気密』『全館空調』『換気設計』を包括的に考慮した設計の有効性を感じています。

 

 


家が暖かいと冬でも『外を楽しむ心のゆとり』が生まれる。

それも大きな利点♪

 

 

 

................

エスネルデザインでは

『家を超高断熱化する意味、その効果、必要性』を客観的に伝えていきたいと考えています。

〇快適で健康な暮らしの実現。
〈→健康寿命の延長。医療費の低減。〉

〇省エネルギー、低支出な暮らしの実現。
〈→家計のゆとり。環境負荷低減〉

〇長寿命で再販可能な家。
〈→セカンドライフの選択肢=人生の幸福度の拡大〉

建主様へ快適で豊かな暮らしを提案したいと考えています。

 

 

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

 

 

 

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真夏の自邸の様子はこちら^ ^↓

 

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