【秘密の計画】スノーピークキャンプ合宿と古民家リノベーション!「設計士の色とは。」

ケンチク探訪♪

ゆうです^^

先日、秘密の建築合宿が行われました。

場所は、スノーピーク本社キャンプ場!
(三条市下田村)

目的は、古民家リノベーションのアイデア会議!

もうワクワクが止まりません♪

佐藤さん、鈴木さん、ありがとうございました!

※snow peakさんタグラインオマージュ

住学メンバーの中で最近の一番ホットな話題。

スノーピーク関係者さんが

「古民家リノベーションを考えている。」

ということで、2組の建築会社に提案を依頼されました。

その2組の提案者というのが、

サトウ工務店さん

株式会社サトウ工務店|新潟県三条市の注文住宅・自由設計の家

石田伸一建築事務所さん

株式会社石田伸一建築事務所

住学内の二大巨頭です!

奇しくもエスネルブログでの紹介頻度が高いのがこのお二方^^

ケンチク探訪♪ 07『井土巻のコートハウス(サトウ工務店さん)』

ケンチク探訪♪ 9『サトウ工務店さんへ。幸せの錬金術。』

ケンチク探訪♪ 14『一世紀住宅さんモデルハウス at 天野エルカール。』

【クラウドファンディング】魚沼杉の魅力を伝えたい!「石田伸一建築事務所」

このお二方は、建築的なレベルもですが、知名度も全国レベル!

佐藤さんは、7/24-25に東京で開催される工務店カンファレンス2019に講師として登壇されますし、
石田さんは、全国の工務店とコラボレーションされたり、ポートランドへ視察へ行かれたりと、お二人ともスケールが違う。

そのお二方が、あのスノーピークさん(関係者さん)へ提案し合う。って初めてお聞きしたときは興奮が収まりませんでした。

しかも、古民家リノベーション。

これがまた面白い。

「使われなくなった空き家(資源)を再利用する」という社会的意義も魅力のひとつですが、

古民家リノベーションは建築的にとても奥が深い。

・耐震性


・断熱性、気密性


・防水性、耐久性


・空間の利便性


・設備の入れ替え


・間取り、用途の変更


・リノベーションならではの付加価値提案

、、、

もちろんこれらに、建て主様のご要望予算を複合して包括的な検討に臨む必要があります。

時には、建て主様が思いつかれていない潜在的な要望にも応える必要もあります。
(数十年後の次の世代の使われ方、地域とのつながり、文化の継承、など)

そのため、古民家リノベーションは

千差万別の提案(答え)が示せるんです。
(もしかすると新築よりも)

例えば、

・これから数十年住み続けられるように、耐震も断熱も全て新築と同等(またはそれ以上)まで高める。

逆に、

・使用頻度が少なく、予算も限られていれば、耐震は最低限の改修とし、内部の利便性の向上に努める。

または、

・「寒さを愉しむ」など「不便を愉しむ」ことが好みであれば無断熱でも良い。

もしかすると、

・リノベーションの要望を頂いたが、調査・見積もりの結果、安全性・経済性を考慮し、新築し直すことを勧める。

など、ラフで上げましたが本当に千差万別です。

(リノベーションは本当に悩みます、特に旧耐震の場合、)

、、、

ちょっとアツくなりすぎました(^^;)

(全然キャンプの話にいけない)

ただ、アツくなる理由はもうひとつ。

単純に
「サトウ工務店さん vs 石田伸一建築事務所さん」ではないんです。

そもそも石田さんは会社の垣根を越えたスペシャリストチームで設計・施工をされています。
(基本設計は石田さん、詳細設計は○○さん、施工は●●工務店さん、など)

その石田さんチームに対して、佐藤さんは強力な援軍を要請されました!

ネイティブディメンションズ鈴木さんです!!

奇しくもエスネルブログでの紹介頻度がたk、、(略)

ケンチク探訪♪ 27『坂の上の狭小住宅(ネイティブディメンションズさん)』

ケンチク探訪♪ 18『ネイティブディメンションズさん2連発!&二村建築さん」

もう双方総力戦です。

石田さん曰く、ワンピースの「麦わら海賊団 vs 四皇白ひげ・シャンクス」

この話を聞いたときに僕も「マリンフォード頂上決戦」が頭に浮かびました^^

(僕も「コビーとかになれたらいいなー」と妄想中)

ちなみに、双方バチバチかというとそんなことはありません^^

例えるならこんな感じ♪

網川原のエスネルでの「住学番外編」のひと幕。
(ここに石田さんもいれば!)

お二方とも楽しんでいます^^

それは、

・競い合ったほうがより良い提案が考えられる可能性があるから。


・競い合いの中で自分たちが成長できるから。


・そもそも「競合」ではなく、お客様にとって適当か=マッチングの話だから。

マッチングの部分が「肝」ですね。

住学のメンバーは、良い意味で「お客様に全て迎合した提案」はしません。

それは、お客様の叶えたいことを全て実現しようとするとバランスの悪い提案になってしまうことがあるから。
(例:良いものができたけど予算オーバー)

そのため、あるときはお客様の要望を一部叶えられなかったとしても

「自分が良い」と思った案を提案する。

それは当然「住まい手の方にとって良い」と思ったことを。

その結果、

佐藤さんの提案は佐藤さんの「色」になりますし、

石田さんの提案は石田さんの「色」になります。

(僕もエスネルデザインの「色」を大切にしています。)

そうすると、競合の先にあるのは、優劣ではなく、適性(マッチング)。

お客様にとって「好みの色」を選んで頂く。

逆に言うと、設計士は「色」をより分かりやすくお客様に伝えていく必要があります。

色が曖昧ではお客様は選べません。

(曖昧だと、建ててから「好みの色ではなかった」と思われることもあるかも)

「僕の色は「赤」です!」

「私の会社の色は「青」です!」

と伝える努力をする。

「色」とは設計に「なにを重んじているのか。」

それをはっきりと分かりやすく伝えることが建て主様の幸せにつながる。

、、、

アツくなってまた脱線してしてしまいました(^^;)

一旦、仕切りなおします!

古民家リノベーションの計画の概要と想いは、佐藤さん、石田さんそれぞれのブログを見てみてください♪

これから新潟の建築はもっと面白くなりますよー^^!

【サトウ工務店さんブログ】................

【校長×教頭】で【古民家×リノベ】 - 一級建築士事務所 サトウ工務店

【石田伸一建築事務所さんブログ】................

『住学の校長×教頭コラボと競合ではなく、共存共栄。』

あ、キャンプの話忘れてた笑

次回に続きます^^

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

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村松 悠一 一級建築士
エスネルデザイン代表


新潟の気候に合った「暖かい小さな家(エスネル)」を提案している。
趣味:旅行、カフェ、夕日、1歳の息子と遊ぶこと。

メッセージはメールインスタからどうぞ^^

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