【秘訣】AEP塗装のメリット紹介。「住み手が自分で塗り直せる仕上げを。」
ゆうです^^
エスネルデザインの標準仕様となっているAEP塗装。
メリットは多々ありますが、そのひとつに
塗り直しが容易であることが挙げられます。
「塗り壁」は、汚れが気になる方もいらっしゃると思います。
しかし
「汚れたら自分たちで塗り直せる壁」
であれば、心理的なハードルもグッと下がるのではないでしょうか。
AEPのメリットをまとめました。
網川原のエスネルの塗装屋さんは新潟市北区のSTUMPさん。
STUMPの齋藤さんに現場でAEP壁の塗り直しの方法・コツについて教えて頂きました^ ^
建て主であるK様にも同席頂く。
塗り直しの様子を直に見たことがあるかないかで、実際にメンテする際の心理的なハードルは一段と下がる。
「長く愛着を持って暮らし続けて頂くために。」
ハード(家)だけでなく、ソフト(メンテのハードルを下げるなど)のデザインまで心掛けたい。
非常に綺麗に塗られた角部。
AEP塗装のメリットその2は
『風合いがとても良い』こと。
時間によって変化する光の反射など、本当に惚れ惚れする。
STUMP齋藤さんによる塗り直しの実演。
AEP塗装の塗り直しは本当に簡単^ ^
①壁と同じ色の塗料を用意
(工務店さんに依頼 or ネットで注文)
②刷毛をホームセンターで購入
③塗料を刷毛に少なめに乗せ、壁に塗る。
以上!
細かいテクニック等はほぼありません。
コツは薄めに塗ること。
誰にでも簡単に出来ます^ ^
赤丸部が試しに塗り直してもらった部分。
塗りたて時は水気もあり、他の壁との色の違いが分かるが、、、
乾くと全く分からなくなる。
そして、AEP塗装のメリットその3は
『色の変化が少ない』こと。
ビニルクロス等は、どうしても時間と共に黄色見がかってくる。
そうすると、黄色見がかった美観上は許せたとしても、一部張替え等はしづらくなる。
(周りと色が異なり目立つから)
AEP塗装は、学校や公共施設でもよく使用されているとても一般的な壁仕上げ材。
それは、色見の変化が少なく、塗り直しが容易だから。
(数年後に上塗りしても周囲との差が分かりづらい)
塗り直しの様子の動画をご紹介♪
本当にただ刷毛でサッと塗るだけ^ ^
これを知っていれば、壁を汚してしまったときのストレスも和らぐかと思います。
窓周りは角が多く、パテ処理や上塗りなど苦労をお掛けしました。
その甲斐あってとても端整な空間に仕上がったと思います。
壁から持ち出している階段周辺の塗装も手間がかかった。
齋藤さん、大変ありがとうございました。
見学会の際にある方に
「新築臭がほとんどしませんね。」
と言われました。
AEP塗装のメリットその4は
『ケミカル臭が非常に少ない』こと。
ビニルクロスは、軟性を与えるために添加する可塑剤から「VOC(揮発性有機化合物)」がある程度発生する(基準範囲内)。
それらが「新築臭」と言われるケミカル臭につながっている。
VOCは徐々に揮発し減っていくので「絶対にNG」というわけではないが、ビニルクロスに比べて、AEPの匂いは非常に少ない(ほぼない)。
僕は化学的な匂いに敏感な体質で、ケミカル臭はとても苦手。
(新車の匂いも少し苦手、)
徐々に揮発するとは言え、自分が住む家であればケミカル臭は出来るだけ抑えたい。
エスネルデザインで標準採用している「超低VOC」「超低臭性」のエコフレッシュ。
AEPはビニルクロスと異なり、VOCをほぼ配合していない。
また、AEP塗装のメリットその5は
『他の塗り壁に比べてコストが抑えられる』こと。
(漆喰塗り等厚みのあるものと比べて)
AEPとはアクリルエマルションペイントの略で、ざっくり言えば水性ペンキのこと。
だから、材料費も施工費もそこまで高くはない。
だから、塗り直しも容易^ ^
数十年後にも塗料が廃番なることもほぼない。
反対に、AEP塗装のデメリットは
場所によって割れが起きること。
木と塗り壁が触れている部分は、木の乾燥収縮で木が縮み、塗装の木の間に隙間が出来る。
また、壁と天井が交わる隅も割れが起きやすい。
(下地材の収縮などによる)
それらは、木の乾燥収縮が落ち着く築2年頃を目処にコーキングで補修する。
木造は、下地を含めた木の収縮は必然。
ビニルクロスでも同様にコーキングでの補修が必要となる。
美観だけでなく、コストやメンテナンスの容易性、また、デメリットも考慮した上で仕上げを提案したいと思っています。
個人的には、補修や、塗り直しで多少の色ムラが出てもそれも味になるかなと。
それらの「個性」も含めて、AEP塗装は
風合いが良く、コストも高すぎず、自分で塗り直しも出来る、お勧めの材料です^ ^