エッセイ。『人間が人間らしく生きる。』より良い未来に近づく唯一の方法。

エッセイ

先日、宮崎駿さんの取材動画を見て刺激を頂いた。

「生みの苦しみ」に四苦八苦しながら作業を進める宮崎さんを見ていると勇気や活力が湧いてくる。

言葉には宮崎さんならではの感性があり、非常に刺激を受ける。

 

「生きるとはどういうことなのか。」

「これからどう生きていければ良いのか。」

 

住宅を設計する上で参考になる刺激も多い。

 

「今、なにが求められているのか。」

「どうすればより良い未来に近づけるのか。」

 

僕が感じたことは

『一人一人が人間らしく生きる。』

ということだった。

 

 

 

『人間が人間らしく生きる。』とはどういう状態だろうか。

 

浮かんだのは

「あー、ごはんが美味しかった。」

「お風呂に入れてほっとする―。」

「花がきれいだなー。」「天気が良いなー。」

「あ、この店入ってみようかな。」

とか

「まだ寝てたいなー。」

「今日はサボっちゃおうかなー。」

とか。

 

感じたことを素直に表現、行動できること。

 

また

「日々家族や友人と過ごすこと。」

「季節を自然を感じること。」

意識していなくても脳や心はちゃんと反応している。

 

 

人間らしく生きるとは『自分の心に出来るだけ正直に生きる』ということではないだろうか。

 

社会の一員である以上、また弱さを持った人間である以上「100%正直に生きる」ことは出来ない。

だから出来るだけ、たまにでも良いから『自分の心』に正直に行動してみる。

 

その結果、心に活力や潤いが生まれてくる。

周りの人にワクワクやゆとりが伝わっていく。

自然と自分の環境や日々の暮らしが楽しくなってくる。

物事に感謝する機会が増えてくる。

そうなれば、社会は明るいものに変わっていく。

 

逆に言えば

『社会を変えるには、一人一人がワクワクを育てること。』

その集合が大きな力、大きな変化を生み出すのだろう。

遠回りのようだが、それが一番の近道で唯一の答え。

 

 

 

 

大人も誰しも、今も心に童心を持っている。

忘れているだけ。

環境や時代に慣れちゃっているだけ。

新しい環境に入ってみたり、新しい行動を始めると、あの頃の童心は簡単に顔を出してくれる。

 

「鬼ごっこに夢中になったな。」

「ブロック遊びに夢中になったな。」

「シール集めに夢中になったな。」

子供と触れ合うのは童心を思い出す良い機会になる。

行動も心も子供が引っ張っていってくれる。

 

 

 

 

僕が今「魅力的だな」と感じるのは

『大人になっても鬼ごっこに夢中になっている人。』

僕もそうでありたい。

 

 

................

 

どんなに時代や環境が変わっても

より良い未来に近づく方法はひとつだけ。

 

『一人一人が人間らしく生きること。』

 

これからの自分への自戒を込めて。

ワクワクしていこう♪

 

 

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

 

 

 

先頭に戻る