【秘訣】『単純に解く。余白を残す。シンプルなものが一番パフォーマンスが高い。』設計に悩んだ時に思い出す言葉。
現在、ある計画のプランニングに悩んでいる。
あと少しなんだが、最後がなかなかまとまりきらない。
考えれば考えるほど沼にはまっていくよう。
設計という仕事は今までもこれからもこういうことの繰り返し。
これから先、また悩む自分へ。
備忘録を残そうと思う。
現在、悩んでいるのは蓼科高原のエスネルのプランニング。
設計開始から数ヵ月かかってしまっている。
大枠はすぐに出来た。
しかし仕上げの「あと1割」がなかなかうまくまとまってくれない。
蓼科高原のエスネルは一般的な住宅と少し異なった性質がある。
・セカンドライフを始めるご夫婦二人の家。
・別荘地。
・通常は二人で暮らす。
・たまに友人が集まり別荘的な使われ方をする。
小さくしたいがたまに大きくも使いたい。
薪ストーブもあり動線を考慮した置き場やスペースの確保も悩ましい。
太陽光発電や蓄電池利用、日射取得、氷点下と床下エアコンなど様々な要素も際立つ。
それらの要素に対し、どこに重心を取り計画をまとめ上げるか。
考えれば考える程、全てを満たそうとすればする程、歪になっていくよう。
この過程はなかなか辛い。
そういう時は焦ると良くない。
焦るとより歪になっていく。
それは身に染みている。
W様、お時間を頂いております。
大変恐縮です。
考えたり、少し離れたり、考えたりしながら
「良いかも。」
「やっぱりいまいちかも。」
「これが良いかも。」
を繰り返しております。
悩んだ時、突破したい時、刺激を受ける人の言葉を頼りにしている。
本を読んだり、最近はアーカイブ動画などで肉声を聞けるのがとても良い。
イチロー、羽生さん、安藤忠雄さん、角さん、、、
今回は宮崎駿さんから大きな刺激を頂いた。
色々な言葉を聞いて「ひとつの標」が浮かんできた。
さっき殴り書いたこの紙を事務所の壁に貼っている。
『標、拠り所』となるものを再確認することが出来た。
蓼科高原のエスネルをもう少しで仕上げられそうな気がする。
設計は個別の事象を整理整頓して仕上げる。
何度経験しても毎回悩まされる。
その度に毎回成長させて頂いている。
全て建て主様から頂くもの。
皆さま大変ありがとうございます。
エッセイ。『設計とはいかに苦しいものか。』 - 住宅設計エスネルデザイン
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W様、もう少しで提案できる案がまとまりそうです。
お待たせしており大変恐縮です。
心から良いと思える案を提案させて頂きます。
もう少々お時間を頂きます。
-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-