【建築】『松本本箱。』こもれるワークWIC-BOX。-ワクワクする居場所の探求-
こんにちは^ ^
先日、長野県松本市にある『松本本箱』さんに訪れました。
デザインが素晴らしい。
ワクワクする特別な居場所に胸が高鳴りました。
『こもれるワークWIC-BOX。』
エスネルに新しいアイデアが追加されました。
松本に訪れたのは蓼科高原のエスネルの打合せに合わせて。
県外の建て主様に新しい刺激の機会を頂いています。
W様、ありがとうございます。
松本本箱(ホテル)。
『松本十帖』というエリアリノベーション計画のひとつ。
仕掛け人は新潟の『里山十帖』を運営されている自遊人の岩佐さん。
松本本箱の他にも近辺にホテル、カフェ、レストラン、ベーカリー、醸造所など複合的に店舗を展開し温泉街全体の価値を向上させようという試み。
ひとつひとつの建物がとても魅力的^ ^
相乗効果で街に活気がもたらされているように感じられました。
松本十帖さんHPより。
2022年7月末、グランドオープン。
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内部へ。
(宿泊ではなく本箱のみ見学させて頂いた(要予約))
エントランス。
設計は谷尻誠さん率いる「SUPPOSE DESIGN OFFICE」。
ホテルと本屋が融合した空間。
コンセプトは『新しい知との出会い』。
一般的な本屋とは異なる面白い本たちがセレクトされていて刺激的。
『ソフト(企画)』と『ハード(建築)』の高次元の融合。
敢えて天井を低くした空間は特別な落ち着き感がある。
オトナ本箱。
中に入ってみると、、、
パッと見では理解しきれない摩訶不思議な空間が。
元々浴室だった場所を特別な本棚に改装している。
浴槽や鏡張り天井など現代アートを体験しているよう。
別の場所にはこども本箱も。
中は本棚の迷路になっている。
「本との出会い」や「物語」と迷路との類似が面白い。
浴槽はボールプールに。
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さて、ここからが本題。
ワクワクする魅力的な居場所があったのでした^ ^
本棚+裏に読書デスク。
見た目のワクワク感も入ってみてのこもり感もとても面白い空間。
『つながっているけれど隠れてる。』
『隠れているけれどつながっている。』
絶妙でした。
(「これ、このまま自邸に欲しい」と。)
足を上げ、頭を下げて入っていく。
このひと手間が特別感、アジト感、ワクワク感を造り出す。
小上がりにそのまま座れるのが良い。
クッションに座ることも、寝ることも出来る。
デスクの下は掘りごたつ型で足を入れられる。
勉強にも寛ぎにも使える『高密度な小さな子供室』のような空間。
まさにプレイキッズルーム。
【秘訣】子供室の再構成『プレイキッズルームとワークキッズルーム』-空間のシェア・フレキシビリティ- - 住宅設計エスネルデザイン
本棚を一部逆向き(室内側)に向けても良い。
背板のない棚を造り視線を抜いても良い。
カスタムできるフレキシブルな居場所になれば面白い。
こういう刺激的な体験が設計アイデアのベースになっていく。
アイデアスケッチ。
(iPhoneに指で書いているので字の雑さはお許しを)
『ワークWIC-BOX。』
ワークWICをBOXを活用してより魅力的な居場所に昇華させたい。
ワークWIC(燕仲町のエスネル)。
BOXを添加しもう少しこもり感を付加する。
ラフスケッチ。
検討を深めて今後提案して頂きたい。
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松本本箱さん、とても素敵なホテルでした。
「松本にまた来たい。」と思いました。
いずれ宿泊したいと思います。
ありがとうございました。
-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-