【秘訣】子供室の再構成『プレイキッズルームとワークキッズルーム』-空間のシェア・フレキシビリティ-

【間取り・居場所】の秘訣

ゆうです^ ^

エスネルデザインでは子供室を解体→再構成した設計を行っています。

子供室は1個ではなく2種類。

 

『Play Kids Room』

『Work Kids Room』

 

空間のシェア、フレキシビリティ。

「空間の豊かさ」と「汎用性」を兼ね備えた小さな家を設計しています。

 

 

 

エスネルデザインは小さな家を提案している設計事務所です^ ^

各個室、特に子供室は小さく抑える傾向にあります。

しかし子供にとって『多様で豊かな空間』は欲しい。

小さくしたいけど、大きくしたい。

 

その矛盾に対するエスネルデザインの答えは

「子供室の外に子供室を設ける。」

というものです。

 

 

 

エスネルデザインが通常提案している子供室は大きくはありません。
(3.75帖~4帖程)

しかし、子供室はかなり大きいと言うことも出来ます^ ^

とんちのようですね。

その答えは『子供室の外にも子供室がある』から。

 

 

 

エスネルデザインでは2種類の子供室を設計しています。

 

一般的な子供室(個室)は

『Work Kids Room』
(ワークキッズルーム)

・勉強、睡眠、身支度など主に『作業』を行う室。

・コンパクトで良い(子供室の外で過ごす時間を増やす)

・窓は少な目で良い(子供室外の明るい室との対比)

 

そして「子供室の外の子供室」それが

『Play Kids Room』
(プレイキッズルーム)

・異なる居心地を持つ複数の遊び場。

こもったり、景色を眺めたり、リビング(家族)とつながったり。

・子供の自由な想像力を育む場所。

また、大人が子供心を思い出す場所になるかもしれません。

 

 

 

子供室は小さくて良い。

それは「いずれ子供は巣立つから」。

実際に子供が子供室を使うのは小学校高学年から高校卒業までの数年間。

その後は空き部屋(物置)になる場合がほとんど。

掃除手間やトータルコスト低減を考えると家はコンパクトであるほうが好ましい。

 

子供室は小さくて良い。

ただし「子供の居場所が小さくてはいけない」。

子育て世代にとって家は「子供を育てるための箱」

「子供との思い出を育む箱」と言っても良い。

子供が伸び伸びと遊べ感性や想像力を育めれば良い。

家での家族との暮らし(思い出)が良いものになれば嬉しい。

 

 

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「子供の居場所を大きくする。」

その秘訣となるのが子供室の外の子供室である『Play Kids Room』

 

例えば『ルーバー雲見室。』

 

 


(写真のルーバー雲見室は1.5帖程)

 

 

吹抜けと一体化したルーバー床の居場所。

リビングとほど良く離れ、ほど良くつながる。

2階から雲や空を眺める憩いの居場所。

 

【秘訣】家を広く使う秘訣は「複数の居場所を設ける」こと。-case.網川原のエスネル- 住宅設計エスネルデザイン

 

【地蔵のエスネル-10】窓の設計『雲見窓。』風景を切り取る窓を。 - 住宅設計エスネルデザイン

 

【秘訣】「空を見る窓」「緑を見る窓」心地の良い居場所を。〈+旅スケッチ〉 - 住宅設計エスネルデザイン

 

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『こもり室。』

 

 

上記プランは暮らしの工房の岡沢さんの自邸からアイデアを頂いています。

(岡沢さん、ご自宅素晴らしいです!)

 

岡沢さんの設計は「窓辺ソファ」「杉板無塗装外壁」「グリーンウインドウ」など共通点が多く非常に親近感を感じている。

岡沢さん、今後とも何卒宜しくお願い致します^ ^

 

風景と暮らす池畔の家

 

こもり室は様々なバリエーションがある。

 

階段上の空間を利用した1帖ロフト。

 

 

ご主人の書斎として毎日使われている♪
(趣味のネットゲーム室)

 

S邸リノベーション。35「完成前見学会開催!S邸の見どころ♪」 - 住宅設計エスネルデザイン

 

階段上1帖ロフトのバリエーション。

オープンな2階リビングの一画にこもれる居場所を設けている。

ルーバー壁によりほど良くこもり、ほど良くつながる。

 

 

2階リビングの一画に完全にこもれる閉じた箱を置いたプラン。

昼寝や集中したい作業なども家族の集まるフロアで行うことが出来る。

 

 

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デイベッドコーナー。

 

リゾートホテルのデイベッドのようなくつろぎ感を叶える居場所。

リビングに連続させつつ高さを変え異なる居心地を造り出す。

 

燕仲町のエスネルのI様は僕同様「カフェ好き」♪

デイベッド、こもりロフト、小上がり畳、窓辺ベンチ、、、

など多彩な居場所を持つ魅力的なプランとなった。

 

 

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床下アジト。

 

エスネルデザインは高基礎を採用しており、その空間をメンテナンスや収納空間として活用している。

高基礎は構造材や杉板外壁の耐久性、床下エアコンの暖気循環性の向上にも寄与する。

 

床下の活用方法は無限^ ^

子供はきっと僕の想像を超えた使い方をしてくれるでしょう。

 

 

網川原のエスネルのK様は床下にワークスペースを作られています^ ^
(非居室的利用)

【K様ブログより】................

実際にテレワークで使用してみた感想は

・居室と空間的に完全に別れているので、意外と落ち着いて仕事に集中できる

・適宜休憩を入れることで、圧迫感や閉塞感は気にならない

床下ワークスペースはありかなしかで言ったら今のところ全然ありです!

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ブログでは改善点もお教え頂いた。

K様、ありがとうございました。

今後の設計に活かさせて頂きます♪

 

床下ワークスペース : 設計事務所と長く愛せる家を建てる

 

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子供室(Work Kids Room)について。

 

天野のエスネルの子供室は3.75帖。

・梁表しにして天井高を増す。

・ロフトベッドによりベッド下部に空間を作る。

などによりコンパクトながら機能と居心地を確保している。

 

また「小さいこと」は欠点ではありません。

エスネルデザインのリビング空間は「採光」や「つながり感」を意識して設計を行っている。

その反対の「こもり感」が個室の魅力(異なる居場所感)となる。

全体で見ると様々な居心地、魅力がありバランスが良い。

 

 

 

 

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今回紹介したものの他にも「窓辺ソファ」「小上がり畳」「半屋外の下屋下空間」など様々な居場所を設計しています。

また『空間のアウトソーシング』という考え方も提唱しています。

 

「家は小さくて良い。」

「トータル支出を抑えたゆとりある暮らしを。」

 

その中で設計の技術、工夫により魅力的な居場所を設けられればと考えています。

 

 

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

 

「空間のアウトソーシング。」必要十分な家づくりを。 - 住宅設計エスネルデザイン

 

【関連記事】................

燕仲町のエスネルのI様が子供室についてブログをまとめられています^ ^

(今回のブログはI様のブログを読んでまとめようと思ったのでした)

I様、ありがとうございます。

心地良い居場所満載の家の完成が今から楽しみです。

 

【I様ブログより引用】................

誰のための家づくりなのか

結論「自分たち(夫婦)のために建てよう!」

、、、

一階の子ども部屋が、ひとつ3.75 畳。

3.75畳‥3.75畳‥ちいさっ!!

と最初はびっくりしてしまいました。笑

ですが、旦那さんと相談したり村松さんの話を聞いたりしていくうちに、

3.75畳で十分なのかな〜という風に気持ちが変わっていきました。

理由はいくつかあります。

、、、

、、、

やっぱり3.75畳で十分ですね。

いちばん長く住む予定なのは私たち夫婦です。

 

誰のための家なのか?子ども部屋編

 

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