【秘訣】カフェ探訪『様々な居心地、居場所、素材の勉強。』-gran、59FU、KKVEL、蔵部-
こんにちは^ ^
最近伺ったカフェを紹介します。
街にある建築は『心地良い居場所を教えてくれる最高の先生。』
楽しみながら、幸せを感じながら
特別な居場所を探求しています。
現在、複数のプランニングを進めています^ ^
(新発田、高崎、玉村、札幌、、そして自邸も⁉)
プランニングを行う上で
『多彩な居心地、複数の心地良い居場所』
を造ることを大切にしています。
そういった居場所のアイデアは自分の体験から生まれるもの。
『カフェ探訪』は趣味であり最高の勉強時間です。
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最近伺ったカフェを紹介します。
Cafe granさん(新潟市)................
夕日時の店内、道を挟んですぐ海。
居心地は外部から大きく影響を受ける。
どんな敷地でも活かせる『視線の抜け』はある。
外部を活かす設計を行いたい。
【新店・Cafe gran】シーサイドライン沿い!波の音が聞こえるカフェ│新潟市西蒲区間瀬・カフェ グラン
59FUさん(弥彦村)................
古民家リノベーションのカフェ。
弥彦山に馴染む姿が素敵。
建築+庭のスケールに圧倒された。
『緑を切り取る窓』の心地良さ。
建築は窓先の植栽と共に完成する。
壁や天井を絞ることで外の景色を際立たせることが出来る。
今時期(5月)は外が心地良い。
こういう季節に家を考えると「うっかりベランダやウッドデッキを採用したくなる」ので注意が必要。
(景観、屋根、日陰の造り方、周囲の視線、その他の季節、使用頻度、コスト、、等を踏まえて慎重に検討する必要あり)
弥彦に新オープン 他とは違う心地よい景観に見惚れる古民家カフェ「59FU」で贅沢な時間を/弥彦村
KKVELさん(三条市)................
早苗の水田に空が映る。
意図的に視線を下に向ける窓設計。
窓を絞ることで外を引き立てている。
OSB合板の内装。
藁のような明るく柔らかい風合いが魅力的。
OSBは本来下地用の板。
ラフな板仕上げは心理的にクギや画鋲が打ちやすい。
ポスターを張ったり棚をDIYしたり、、
子供室の内装に使うとワクワクが広がるかもしれません。
(「あのエスネル」でOSB内装を採用予定♪)
【新店・KKVEL】三条市にオープン。薪窯カンパーニュと自家焙煎コーヒーのお店|クベル
CAFE THE RADさん(新潟市)................
鳥屋野潟ビューのレストラン。
桜並木やビッグスワンの夜の様子も楽しめそう。
アメリカンな雰囲気も魅力的。
上段と下段が重なる座席。
座席数やプライバシーの確保に効果を発揮している。
『つながりつつこもる。』
『階段を降りたり登ったり。』
居心地の秘訣が見え隠れする。
(エスネルの「デイベッド」や「床下」と親近感)
CAFE THE RAD(カフェ ザ ラッド) - 新潟市中央区神道寺南 - まいぷれ[新潟市]
蔵部さん(小布施町)................
『暗闇の設計』というものがある。
闇を造ることで緊張感と共に安心感を造る。
ライティングにより華やかさや非日常感を造る。
ただし暗闇の設計は簡単ではない。
暗闇は古くから日本家屋に自然に存在していたもの。
内装に本物の素材を用いないとその効果は上手く発揮されない。
(置かれる調度品も重要)
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様々なカフェから多くの学びを得ています。
街にある素敵な居場所に感謝です。
自戒ですが、良いものを全て設計に盛り込めば良いわけではない。
『空間のアウトソーシング』も重要。
「自分はなにを叶えたいのか」
心の声に耳を傾け
素直な気持ちで設計に向き合いたいと考えています。
-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-
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