【秘訣】LDK近接のキッズワークスペース『作業室を家族の特別な空間に昇華する。』-ワークWIC+家族室-

【窓・間取り・居場所】の秘訣

こんにちは^ ^

家の設計で『LDKに近接したワークスペース(作業机)』を設けることが多々あります。

誰でも使えて便利な空間。

自邸-森のエスネルではその空間を『家族の特別な空間に昇華』する試みを行っています。

『ワークWIC+家族室。』

エスネルデザインの新しい提案です。

 

 

 

『LDKに近接したワークスペース。』
(「スタディコーナー」と呼ばれることも)

近年スタンダードになって来ていますね。

〈利点〉................

〇子供が個室ではなくLDK付近で勉強できる。
(お絵描き、工作、WEB授業も)
→親が調理中などに子供の様子を見れる。会話ができる。

〇大人も事務作業を行える。
書き物、在宅ワーク、WEB会議など。

〇専用のワークデスクがあると食事時に片づけなくても良い。
(ダイニングテーブルで作業する場合片づけが必要)

〇子供室のコンパクト化に寄与。
(子供室に置く机は不要または小型で済む)

〇デジタル端末置き場として納まりが良い。
ノートPC、タブレット、スマホ充電など。

 

〈活用されるワークスペース設計の秘訣〉................

■LDKから気配が感じられる範囲に設置する。
気配を感じられないほど遠いと大人も子供も使いにくい。
(子供を見に行く手間。遠いと作業がすぐ出来ず億劫になる)

■LDK階にワークスペースを確保する秘訣のひとつは『LDKと異なる階に水回り(洗面-脱衣-浴室)を設けること』。
(1階LDKなら2階に水回り。2階LDKなら1階に水回り)
=LDK階が広く確保できる。
(特に小さな家を設計する場合に効果的)

■適度にこもれる場所にする。
=天井を下げる。壁や棚で仕切る等。
→集中力を上げる。LDKと異なる居心地。雑多なものを一室にまとめる=LDKから見えにくくする。

■収納量を確保する。
教科書、文房具、ランドセル、書籍、おもちゃ、、

 

エスネルでは上記を考慮し『ワークWIC』という名称で度々提案してきました^ ^

〈燕仲町のエスネル〉

〈長倉のエスネル〉

〈清水台のエスネル〉

〈諏訪のエスネル〉

暮されている建主様から

「子供の勉強場所や荷物置き場にとても便利です。」

「天井が低いのがリラックスできて心地良いです。」

「収納量が多くて助かっています。」

「(気に入っているようで)夫はずっとここにこもっています。」

等の感想を頂いています^ ^

 

 

 

 

ここからは自邸-森のエスネルのワークWICについて。

家を設計するにあたりずっと「家族(の成長)を感じる特別な空間を造りたい」という思いがありました。

自邸での暮らしが始まり段々とそれが形になってきています。

様々な工夫を経て

『ワークWIC+家族室』

という新しいコンセプトが生まれました^ ^

 

自邸の「ワークWIC+家族室」を紹介します。


LDKに近接して配置されたワークWIC。


「家族のアルバム」や「親が影響を受けた本」などを展示するように配置。

子供が自然となにか感じるようであれば嬉しい。

 


「親の仕事-趣味-影響を受けてきたもの」コーナー。

自分が興味があるものであれば子供に楽しみながら伝えられる。

 


建築、車、イラスト、世界一周スケッチなど。

DVD、フィギュア、趣味用具、漫画などでも良い。

多くの物がデータに置き換えられつつある時代

リアルで感じる機会を与えたい。

(いずれ子供の作品を飾ることも想定している)

 

 

【秘訣】子供に送る本棚を作ろう。『秘密の本棚、秘密の教育。』 - 住宅設計エスネルデザイン

 

 


「家族のアルバム=子供の成長の軌跡」コーナー。

子供は家族や自分の写真を見ると無意識的に「自分は大切に育てられてきたんだ」「自分の家族は仲が良いな」と感じるらしい。

そこまで求めずとも「あのとき楽しかったなー」と思い出してもらえたら嬉しい。

 


ワークWIC内の壁は学校のプリントやポスターなど自由に貼ることを想定している。

生活感は抑えたいがそれらをゼロにすることは出来ない。

ならばそうした雑多に見えるものは一か所に納めるのが得策。

「雑多でよい作業室」と「整頓されたLDK」。

その『心地良さと暮らしやすさのメリハリ』を叶えたい。

こうしたゾーニング(空間の区画分け)は設計士の腕が試されるところ。

雑多な室は戸などでLDKと仕切れば簡単だがそうではなく

『LDKとつながりながらも緩く区画された空間=利便性が高く各々の気配を感じられる空間』を追い求めたい。

 

 

 

最後に、最近追加したものを紹介します^ ^


『子供の成長記録の木』コーナー。

柱に背の高さを刻むように、壁に貼った板に身長を書いていく。

○柱(構造材)へ書くのは気が引ける場合にも壁に貼った板なら気軽に出来る。
(両面テープで取れるようにしても良い)

○いざとなれば板の移動が可能(将来の転居やリフォーム時など)。

〇どこにでも設置可能。
→日常的に使われる場所=ワークWIC内は最適♪

これから子供の成長を刻んでいきたい。

 


大人も子供も背が伸びる過程が楽しみになる♪

(ご飯を能動的に食べることにつながってくれたら嬉しい)

やま、ゆい、めい、大きくなるんだぞ。

 

 

 

ワークWICは『子供室の外に子供室を設ける』『子供室の機能を適材適所に配置する』というコンセプトの延長。

風習や固定観念に捉われず面白く暮らしやすい設計を追求していきたい。

 

 

【秘訣】子供室の再構成『プレイキッズルームとワークキッズルーム』-空間のシェア・フレキシビリティ- - 住宅設計エスネルデザイン

 

 

 

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出来たての新居が段々と『我が家』になっていく過程

それを家族で積み重ねられることがとても嬉しくとても楽しい。

『自分たちの家の価値-魅力。』

家を建て暮らし始めた今それを体感しています。

 

 

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

 

 

 

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