【網川原のエスネル‐21】大工さんの造作ポスト!「杉のポストは外壁と一体化する」
ゆうです^^
先日、網川原のエスネルの造作ポストが完成しました!
大工さんの手で造られた世界でひとつのポスト。
杉製のポストは杉板外壁と良く馴染み一体化する。
手仕事が光る素敵なポストが出来ました^^
現在現場は、屋根、1階床、外張り断熱、防水紙、サッシ、玄関戸、そして内側断熱施工が進んでいます^^
ガラス窓付きの木製玄関戸も設置された。
Ag-工務店さんの現場シートが光る。
上野住建さんの「スニッカルペール玄関戸」。
(スウェーデン製木製高断熱ドア。Uw=1.05)
内側断熱(柱間充填断熱)もとても綺麗に施工して頂いている。
柱の断面はこんな感じ^^
→6/16「超高断熱・職人技」現場見学会開催♪
このL型の木材はなんでしょう?
正解は、出隅役物。(出隅=建物の角)
通常、別の板2枚を合体させてL型を造るが、小林棟梁の心意気でなんと柱材を切り取ってL型に仕上げて頂いた!
「アルミ削り出し」のような役物。
見た目が綺麗だし、反りや隙間が出来づらいなどの効果もある高級仕様。
小林棟梁、ありがとうございました^^!
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さて、今回の主役は、これも小林棟梁製作の、、
造作ポスト!
杉の目が連続していて綺麗!
反りづらさを考慮し、無垢材ではなく杉集成材を選んだ。
上の戸から投函される。
綺麗な切り口。
「隠しバネ蝶番」 は小林棟梁提案のもの。
閉まると金物が見えずとてもスッキリとして格好良い^^
下の戸を開き投函物を取り出す。
雑誌やカタログ、通販などを考慮し大容量に♪
実は、上の戸と下の戸が合わさる部分に隠された技があります。
エスネルデザインの図面。
上の戸と下の戸が合わさる部分は赤丸のように書いていた。
それが、、
こう!
上の戸と下の戸は、一枚の板を斜めにカットしたもの。
斜めにカットすることで、投函物がスムーズに入れられることはもちろんのこと、
上下の戸の杉の目が揃うこと。
そして、
下の戸の斜め凸がストッパーとなり、上の戸が外へ開かないこと。
これぞ機能美!!
小林棟梁のアイデアにより、ポストはより良いものへと進化しました^^
今から、杉板外壁の中に設置されるのが楽しみです。
網川原のエスネルは、大工さんの技によって進化しながら工事が進んでいます。
【追記】................
小林棟梁から製作過程の写真を頂きました^^
小林棟梁、ありがとうございました。
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「造作ポスト」は6/16(日)の現場見学会で展示します^^
直に触って感じて頂ければと思います。
皆さまからのご連絡お待ちしています。
※現在、予約枠の半分が埋まりました。(6/12朝)
【見学会】6/16「超高断熱・職人技」現場見学会開催♪(確定)
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村松 悠一 一級建築士
エスネルデザイン代表
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