【網川原のエスネル‐36】造作建具製作!手掛けと明かり取りのデザイン。

網川原のエスネル

ゆうです^^

網川原のエスネルは、造作建具の製作・設置が完了しました。

機能とデザインを設計士が、風合いと精度の高い仕上がりを建具職人さんが、

お互いの知恵と技を出し合い、ひとつひとつ丁寧に製作しています。

オリジナルの「引き手のない引戸」が完成しました♪

網川原のエスネル9/7(土)・8(日)完成見学会を開催します。

お陰様でご予約枠がほぼ埋まりました。

皆さまありがとうございます。

当日お会い出来るのを楽しみにしています^^

【見学会】「網川原のエスネル完成見学会開催!」予約開始+見どころ紹介!

さて、今回は造作建具の製作過程をご報告。

建具の依頼先である加茂市の関亀商店さんを訪れました。

明治32年創業の関亀商店さん。
当時は桐たんすの製造がメイン。昭和38年から建具製造を始められた。
(先日、隈研吾氏設計の建築の建具を造られたんだそう!)

関亀商店 | 加茂建具協同組合

綺麗な工場。
夏の光が中に溢れてとても素敵だった。

網川原のエスネルの造作建具製作中!

タッカーで芯材を留め付けていく。

留め付けられたステープル(=ホチキスの芯)。
斜めに打ち込み、反対側も斜めに打つことで(両面で×になる)芯材のズレを防止する。

ホゾ加工された芯材たち。

戸車の付く部分。

芯材には通気のためのミゾも。

木は条件によっては反りが出る。
なるべく反りを抑えられるよう様々な工夫を凝らす。

木が反る主な条件は「温度差→湿度差」。
木の吸放湿作用により、収縮と膨張に差が生まれ反る。

→造作建具の反りを抑えるのには温度差の小さい家が有効。

「超高断熱+全館空調」のエスネルは、建具にも優しい家です^^

ちなみに、

という漢字。

気付きましたでしょうか。

「木」が「反る」と書いて「板」!

エスネルデザインの造作建具の肝の部分。

エスネルデザインの建具は、ただ風合いが良いから造作にしているわけではない。

そこに既製品にはない「機能」を付加するため。

「機能」の一部であるナラの枠材。

芯材に張られるシナベニヤ(左)。
木目が素直で見た目に嫌味がなく、かつ安価。
お勧めの材料です。

関亀さんでは家具のリペアもされている。
この箪笥がこれからどう変わるのか。
(妄想がふくらむ)

建具が完成し、いよいよ取り付け!

突き当たりの窓はトイレのもの。
「抜け」が気持ち良い^^

戸を全開放した場合にも便器が見えないよう設計している。
→トイレの窓の光をリビングに入れることが出来る♪

常に全開放でも良いように、戸当たりの縦枠は無し。
戸の上の垂れ壁も無し。

小さな家には、広く感じる設計的工夫を。

戸が壁にぴったりと閉まるよう、戸が来る部分の巾木はカットしている。

縦枠がないため、壁に直接設置されたカギ受け金物。
(関亀さん、シビアな作業ありがとうございました!)

光が当たったAEP塗装の風合いも良い感じ^^

引戸が閉まるとこう。
天井高2.25mいっぱいの引戸。

付加した「機能」とはこちら。手掛け+明かり取り窓。

明かり取り窓を手掛けと兼ねることで別途手掛けを省き、スッキリとした見た目に。

そして、縦長の手掛けは手を掛ける高さが自在。
老若男女に使いやすい引戸を。

また、手掛けの深さを出来る限り深くしている点も、引戸のスライドを楽にする効果を発揮する。

造作建具の図面。

この引戸のアイデアは実体験から^^

【秘訣】僕の実家「引戸の引き手。」

同様の引戸は昨年末に完成したS邸リノベーションでも♪

【S邸Web内覧会⑥】「プロ撮影による完成写真たち。」

アウトセットのレールを設置される関亀さん。

とても綺麗!
良い仕事をありがとうございました。

K様のご希望で寝室は明かり取り無しに(ガラス→枠材)。
留め(斜めカット)加工されたナラの枠材が綺麗。

建具は上吊り仕様。

軽さと床にレールが付かないため、段差や埃たまりが少ないのがメリット。
見た目も軽やかでスッキリしていて良い。

トリマーでミゾを掘る様子。
(関亀さんより写真提供)

関亀さん曰く、

「アウトセット戸はソフトクローズが必須です。」


「ソフトクローズがないと戸を強く閉めた際に金物が傷みやすい。」


「長年の持ちを考えたら付けた方が良い。」

作り手であり、経年変化を知る専門家の方の意見はとてもありがたい。

助言を受け、アウトセット引戸は全てソフトクローズありとした。
(コストは上がる)

引き手の枠を色の濃い木であるナラとしている理由は、手垢汚れが目立ちづらいように。

見た目だけでなく、長年の使用を踏まえた「機能」を重視した設計を心掛けたい。

高さ2.25mの収納扉。
床から天井まで枠無しのシナベニヤが並びスッキリと仕上がった。
(扉のひとつは秘密のアジトへの入り口♪)

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網川原のエスネルはいよいよ明日、明後日と完成見学会。

一番楽しみにしているのは僕かもしれません^^

頭の中の空想が現実となる感動。

「あそこの寸法はあれで大丈夫だったかな?」

「あの仕上がりはイメージ通り綺麗にいっているかな?」

うきうき、そわそわ、ワクワク♪

きっと当日は、

細かいところをジロジロ、メモを書き書き、

していると思います。

不思議に思った方は何を気にしているのか聞いてみてください♪

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

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村松 悠一 一級建築士
エスネルデザイン代表


新潟の気候に合った「暖かい小さな家(エスネル)」を提案している。
趣味:旅行、カフェ、夕日、1歳の息子と遊ぶこと。

メッセージはメールインスタからどうぞ^^

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