【提言】『一生に家は2度建てる。』将来家を売るという意識を「豊かな暮らし計画」
ゆうです^ ^
極端な提言を行います。
『一生に家は2度建てる。』
真意までお読み頂ければ幸いです。
半分冗談、半分本気です。
「家は建てるな。」
からの
「一生に家は2度建てる。」
話が飛躍しますねー。
豊かな暮らしのつくり方。02ー『家は建てるな。』ー - 住宅設計エスネルデザイン
「一生に家は2度建てる。」
なぜか?
逆に問うと
「若い頃に建てた家に死ぬまで住み続けられるか?」
ということ。
人生100年時代。
例えば、35歳で新築を建てて、100歳までその家に暮らすだろうか。
自分たちが若いとき、そして、子育てに照準を合わせて建てた家が、老後も合うだろうか。
そんな万能な家はない。
車で考えればすぐに分かる。
ファミリーカーに乗っている高齢者はいない。
では、どうすれば良いのか。
家づくりを検討されている方は、この機会に冷静に考えてみてはいかがでしょうか。
、、、
、、、
、、、
考えられましたでしょうか。
あくまで僕の考えですが、僕の答えは
「家も車と同じように買い換え(住み替え)れば良い。」
シンプルですね。
老後の心身やライフスタイルによって『新たな住』を選べれば良いと思っています。
(余談ですが、家は車ほど売り買いしやすくはないので、家を建てるのと車を買うのは「全くの別物」と考えられると良いです)
豊かな暮らしのつくり方。11 ー『家づくりをほかの買い物に例えてみる。』 - 住宅設計エスネルデザイン
人生100年時代。
そして、これからは「コミュニティーが柔軟化する」時代。
ITの進化により、地域を越えたコミュニティが一般化していくことで、老後「どこに住むか」の選択肢が増えた。
言い換えれば、老後「どこでなにをしているか」の予測がしにくくなった。
「生き方のフレキシビリティが増している」ということ。
個人的には素晴らしいことだと感じている。
と、いうことで
「家は一生で2度建てる。」
=「老後、自分たちの生き方に合わせた住を再度選択する。」
ということ。
いつかパラダイムシフトは起こる。
『家は、一生に2度建てるものだ。』
もちろん「2度建てる」というのは極端な例です。
実際の再選択先は、中古住宅だったり、マンションだったり、優良老人ホームだったりするでしょう。
(「海外へ移住」という選択肢も一般化しているかもしれません)
ただし、暖かく、快適で、経済的な負担も少なく、利便性の良い『優良な住』の選択肢は多くはないかもしれません。
「お金さえあれば、もう一度家を建てたい。」
そう思われているシニア世代も少なくないでしょう。
そのときに、何十年前かに建てた我が家が「売れる家」であれば選択肢は変わってくるかもしれません。
................
さてさて、長くなってきたので『真意』を語ります。
『一生に家は2度建てる。』
と言った真意は
『将来、建てた家を売ることを想定しながら家を建てましょう。』
ということでした。
人間は「80歳になった自分」や「90年後の日本」をリアルに想像できないもの。
それよりも「想像できる今」を優先しがち。
子育ての苦労や、子供への想いが強ければなおさらです。
しかし、それでも未来を想像・想定しなければならない。
それは、誰のためでもない「家族のため、自分のため」になるから。
「家は2度建てる。」
転じて
「将来、売れる家を作る。」
転じて
「長年持つ家を建てる。」
「家中暖かく、維持費も抑えられる家を建てる。」
「第三者に価値を証明できる家を建てる。」
そうすれば、未来の選択肢は広がる。
その未来は、自分たちだけでなく、他の誰かにとっても。
何十年後かの自分たちは「売り手」であり「買い手」でもあるから。
『日本中に、質の高い住みやすい家が増えれば、将来みんなが助かる。』
ということ。
(そうなれば将来、日本中のどこにでも移住できる)
助かるのは、高齢者になった自分たちかもしれないし、子育て世代に成長した子供たちかもしれない。
この意識を『建てる方自身が持つ』こと。
それが、将来の日本・日本人を豊かにする第一歩目。
これこそが、エスネルデザインの『豊かな暮らし計画』。
旅中に描いた日本の理想の住まいの形。
建て主様の意識が『将来、家を売ることを想定した家づくり』に変われば
家を建てる方の価値観・優先順位が変わる。
家の設計(性能・大きさ・耐久性等)が変わる。
家の施工が変わる。
工務店の在り方が変わる。売り方が変わる。
家づくりに携わる人の意識が変わる。
街が変わる。
家の寿命が変わる。
家の売り値、流動性が変わる。
老後に残るお金が変わる。
老後の生き方の選択肢が変わる。
日本人の幸福観が変わる。
段階を経て、『未来』が変わる。
これがエスネルデザインの志。
『エスネル。』
エスネルは、僕の志であると共に、これからの家づくり世代の真なるニーズであると確信している。
良い暮らしを望むこと。
=良い家を望むこと。
=豊かな日本の未来を作ること。
こんなにワクワクする仕事はないですね。
神様に感謝です♪
不確実性が増していく時代。
フレキシブルな人生を送るために。
家を建てる際、『未来の自由度を作る』という意識を持つ。
「次に住む『誰か』を想いながら建てる家。」
とても素敵じゃないですか♪
-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-
【関連記事】................