【本紹介】『世界でもっとも貧しい大統領ホセ・ムヒカの言葉』。-幸せの在り方を学ぶ-

エッセイ

最近、環境について様々な本を読んで勉強している。

「なにが起こっているのか。」

「どうして起こっているのか。」

「これからどうすれば良いのか。」

「なにを優先して生きることが良いのか。」

 

突き詰めれば『幸せとはなんなのか。』を学ぶ作業。

幸せの秘訣は、他者から感謝されること。

自然や社会と調和して生きること。

 

幸せを学ぶ中で、世界でもっとも貧しい大統領

『ホセ・ムヒカの言葉』が胸に刺さりました。

 

 

 

日本の図書館は素晴らしいですね^ ^

良質な本がたくさん並んでいる。

読みたい本をリクエストすることも出来る。

「あるテーマの本をざっと流し見したいとき。」

にはもってこい。

その中に『いつか子供に読ませたい本』との出会いも隠れている。

 

 

 

【秘訣】子供に送る本棚を作ろう。『秘密の本棚、秘密の教育。』 - 住宅設計エスネルデザイン

 

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環境の本を集める中でたまたまあったホセ・ムヒカさんの本に手が伸びた。

この本の中に環境負荷低減のヒントがあるように感じたから。

ホセ・ムヒカさん。

『世界でもっとも貧しい大統領。』

存在は知ってはいたが言葉をしっかり聞いたのは初めてだった。

 

【ホセ・ムヒカ(Wikipedia等より)】................

・ウルグアイの政治家。第40代大統領。
・報酬の大部分を財団に寄付し、月1000ドル強で生活する様子から「世界一貧しい大統領」と呼ばれた。
・若いころは革命のためのゲリラ活動に参加し、13年間投獄されていた経験がある。
・国連の会議では豊かさを追い求める国際社会の在り方を批判した。
・2020年、高齢などを理由に政界から引退。

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僕のホセ・ムヒカさんの印象。

 

『笑顔が素敵なおじいちゃん。』

 

年を取って分かってきたことがある。

それは「顔を見ればその人がどんな人かある程度わかる」ということ。

「今、幸せかどうか。」

「疑り深い人か、優しい人か。」

「退屈しているか、ワクワクしているか。」

、、、

およそ顔に現れている。

よく笑う人には笑い皺が出来ている。

自然と広角が上がっている。

瞳が輝いている。

ムヒカさんは顔を見るだけで「素敵な人」であることが感じられた。

 

 

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ムヒカさんの言葉を紹介します。

(「ホセ・ムヒカの言葉」より引用)
※一部僕の意訳あり

 

 

「私たちは発展するために生まれてきたのではない。

幸せになるために生まれてきたのです。」

 

 

「超消費社会が地球も人間の幸せも壊す。」

 

 

「我々は今、経済をより回すための「使い捨て社会」という悪循環の中にいる。

根本的な問題は私たちが作り上げた社会モデルなのです。」

 

「改めて見直さなければならないのは私たちのライフスタイルなのです。」

 

 

「発展は幸福を阻害するものであってはいけない。

発展は幸福をもたらすものでなくてはなりません。」

 

 

「幸せになるには、愛を育むこと、人間関係を築くこと、子供を育てること、友達を持つこと、そして必要最低限のものを持つこと。」

 

「幸福が私たちのもっとも大切なものだから。」

 

 

「私は貧乏ではない。質素なだけです。

貧乏とは、欲が多すぎて満足できない人のことです。

私は、今すでに持っているもので十分贅沢に暮らすことが出来ます。」

 

「不幸せな人とは、満足するために必要なものが多すぎる人。

幸せな人とは、満足するために必要なものが少ない人。」

 

 

「物であふれることが自由なのではなく、時間であふれることが自由なのです。」

 

「もし少ししか物を持っていなければ、その物を守るための労力も少しで済みます。

お金が増えれば、お金が減らないか心配しなくてはならない。

持てば持つほど、束縛される。

持たなければその分、自由になれる。」

 

 

「現在の超消費社会では、人々の多くは幸福と関係のないところに時間を使っている。」

 

 

「日本は発展を遂げたが、それで本当に日本人は幸せなのですか?」

 

 

 

「人生はずっと続く学びの場です。

ときには間違った道に迷い込む。

ゴールはありません。

自分の人生を生きるために闘ってください。」

 

 

 

「私もいつかは土に還るでしょう。

あるいは、みなさんの頭上を飛ぶハトになっていると良いですね。」

 

「みなさん、お元気で。」

 

 

 

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共感する点が非常に多く胸に響いた。

 

これからの時代の幸せの秘訣はムヒカさんの言葉の中に隠されている。

 

「どんな生き方を選ぶのか。」

「なにを望むのか。」

 

先人たち努力のお陰で、今の日本は物質的な不足はほぼない。

社会保障は整備され餓死することもない。

 

そういった社会ステージでは

自分の欲を満たすことよりも『他者や社会に貢献できること。』

が幸せの秘訣のように感じている。

 

 

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