【コラボ.下条町の家】祝上棟。『水平連続窓と瓦屋根の家。』-風景を未来につなぐ建築-
宮崎建築さんとのコラボレーション計画である下条町の家が上棟しました^ ^
水平連続窓と瓦屋根が光る『超高断熱の小さな木の家。』
現場の様子を紹介します。
下条町の家は建築可能敷地面積:約40坪に対して「26坪の家+外部階段+カーポート2台+予備車停め1台」を配置する非常にタイトな計画でした。
度重なる検討の結果、平面はL型に。
その形状が外部にも内部にも良い味を出しています^ ^
正面(北)。
ロー&ワイドな印象を与えられるよう屋根勾配は前面下がりに。
『杉板無塗装(横張り)+ルーバーウォール』のTHE エスネルの外観に仕上がる。
下条町の家の詳細については以前の記事をご覧ください。
プランニングの説明や宮崎建築さんについてまとめています。
【コラボ】宮崎建築さん×エスネルデザイン「下条町の家。」『工務店×設計事務所による付加価値創造。』 - 住宅設計エスネルデザイン
【コラボ.下条町の家】『宮崎建築さんインスタグラム紹介。』-複数視点からの発信の面白さ- - 住宅設計エスネルデザイン
基礎完成から上棟までの宮崎さんのインスタグラムを紹介します。
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下条町の家の屋根は安田瓦。
敷地は安田瓦の産地にあり近隣には瓦屋根の建物が立ち並ぶ。
青空に広がる瓦は海面のよう。
歴史ある地の素材。
近年少なくなってきていますが瓦屋根には特別な魅力がありますね。
敷地近くの御寺。
青空に燻し銀の屋根が凛々しい。
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家の内部へ。
リビングに広がる水平連続窓。
コンパクトなプランのため吹抜けは設けていない。
その中で「いかに広く感じられるか。伸び伸び暮らせるか。」を叶えられるよう検討を重ねた。
リビングの幅は2間。
リビングとしては少しタイト。
そこに『水平連続窓』『梁表し天井』『奥行きのあるプランニング』等の工夫をすることで面積以上の広さを作り出す。
また『閉じる壁』と『開く壁』のメリハリを設け、開放感や隣家からの視線カット、熱損失低減など居心地や性能を高められるよう計画している。
大窓の対面の壁に設けた『空と緑を切り取る小窓』。
窓はただ設ければ良いわけではない。
大きさや位置を調整することで様々な居心地を作り出すことが出来る。
2階(個室+水まわり)。
登り梁と和小屋のハイブリッドのような構造。
住みやすい豊かな間取りを叶えつつ、耐震等級3(瓦+積雪1.3m)を満たす構造計画には少し骨が折れた。
その分思い入れもあり梁が表しになる部分はこの家ならではの魅力になると感じている。
2階子供室からの眺め。
安田瓦の家々が広がる。
平屋が多く視線が遠くまで抜ける。
青空が綺麗なとても気持ちの良い日だった。
【地蔵のエスネル-10】窓の設計『雲見窓。』風景を切り取る窓を。 - 住宅設計エスネルデザイン
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宮崎さん、ありがとうございます。
これから宮崎建築さんカスタムに仕上がる下条町の家を楽しみにしています。
K様、上棟おめでとうござます。
瓦屋根がとても素敵ですね!
引き続き何卒宜しくお願い致します。
-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-