【コラボ.下条町の家】完成写真たち。『小さい家を広く造る。』-設計×工務店の家づくりの価値-
こんにちは^ ^
下条町の家の完成写真を紹介します。
下条町の家は宮崎建築さんとのコラボレーション計画。
『小さい家を広く造る。』
『設計と工務店それぞれの良さが掛け合わさった家。』
唯一無二の特別な家が完成しました。
宮崎さん、K様、大変ありがとうございました。
下条町の家は阿賀野市に建つ1階リビングの家。
水平連続ワイドウインドウ、フレキシブルなLDK、マルチWIC、杉板外壁、高基礎、、
コンパクトな家の中に多彩な居場所、居心地を叶えるプラン。
基本設計:エスネルデザイン。
(プランニング、構造計画を担当)
実施設計・施工:宮崎建築さん
(断熱、内外装は宮崎さん仕様)
・延床面積=26.0坪
・UA=0.32(G2)
・耐震等級3(積雪1.3m、瓦屋根)
・杉板外壁×高基礎
これからの時代を見据えた『高性能×自然素材』の家です^ ^
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完成写真を紹介します^ ^
杉板無塗装外壁×高基礎のエスネル定番の外観(北面)。
外壁選定は宮崎さんの任意であったがエスネルデザインの思想にご共感頂き正面は無塗装の杉板張りを選定された。
正面に屋根を下げるワイド&ローな慎ましい外観。
下屋が奥行きを造り出す。
杉板張り〈水平〉×ルーバー〈垂直〉
いつも通りの気を衒わない『素直な設計』。
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軒天(屋根の裏側の天井)を張らず垂木を表しとしているのが宮崎さん流のデザイン。
杉の野地板+垂木表しが和の風合いを醸し出す。
下条町の家の屋根は瓦。立地エリアは瓦の産地。
その地に合った建築がある。
ウッドデッキポーチはいつものエスネル仕様を選定頂いた。
ルーバーにより周囲からの視線をカット。
屋根があることで直射や風雨が当たらない。
諸々の条件を満たすと玄関ポーチは『リラックスして過ごせる特別な半屋外空間』になる。
またウッドデッキ下は簡易外物置としても使用可能。
小さな家は『兼ねる』設計が肝になる。
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内部へ。
約21帖の大型LDK×幅約6mの水平連続ワイドウインドウ。
延床26坪のコンパクトな家でも広く感じる空間は造れる。
ポイントは
『視線の抜け(窓の取り方)』
『容積を造る(天井高のメリハリ)』
『空間の連続性(間を区切らない)』
など。
そして『プランニング。』
LDKが広く確保できているのには秘密がある。
伸びやかなLDK空間。
梁表し天井は高さ(=容積)の確保と共に『木質感』を得ることが出来る。
開放感と自然素材の風合いが心地良い。
LDKの奥のスペースはフレキシブルにカスタムできるよう意識して設計を行った。
「小上がりを設けても良い」
「ワークデスクを置いても良い」
「窓辺にベンチを置いても良い」
『開く(左、南、庭)』と『閉じる(右、北、道路)』の意識。
日常のふとした時に、ソファに座って空や植栽の変化を感じたい。
心の休まる居場所、居心地を造りたい。
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2階へ。
階段ホール。
勾配天井が容積を造り各室を緩やかにつなげる。
屋根裏空間を家の内部として利用する設計。
小さな家を広く暮らす秘訣は『空間を有効活用する』こと。
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マルチWIC(洗面-洗濯-物干し-脱衣-収納室。約3.5帖)。
「洗う」→「干す」→「たたむ」→「仕舞う」を一室で完結させる。
動線を短縮し日々の家事を楽にする。
洗濯室を個室と同じ階に配置したプランのため各個室へ衣類を運ぶことも容易。
(ハンガーにかけたまま個室のポールへ)
そして、水まわりを個室階に配置したプランは『LDKを広く確保する』ことが出来る。
またマルチWICは戸を設けずホールと連続させている。
それにより
『広さ感(視線の抜け)』
『採光や空調の広がり』
『行き来の容易性(家事楽)』
等を得ている。
上部が開放された棚で適度に間仕切りしている点がポイント。
子供室(将来分割想定)。
梁表しがアクセント。
耐震等級3(積雪1.3m×瓦屋根)をクリアするため、構造計画は頭を使った。
計算に裏付けされたデザインがある。
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床下へ。
大容量の床下収納。
(天井高1.35m。内装は宮崎さん仕様)
この収納空間があるから小さい家は成り立つ。
ゆとりある収納は暮らしを楽にしてくれる。
高耐久、耐災害、耐シロアリ性を備えた高基礎ならではの設計。
秘密のアジトにカスタムも。
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下条町の家。
心地良い素敵な家が完成しました^ ^
時間をかけて思い描いた特別な居場所たち。
宮崎建築さん、大変ありがとうございました。
K様、楽しみながら暮らして頂ければ幸いです。
-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-