【秘訣】杉外壁経年変化実験まとめ②「中身の変化」。
ゆうです^^
前回から杉板の経年変化の実験のまとめを報告しています。
今回は板の中身!
シルバーグレーになった板の内部はどうなっているのでしょうか??
前回、杉板の見た目の変化と実験の概要を書きました^^
今回は実験の肝である「中身」について。
シルバーグレーになった板の内部はどうなっているのでしょうか?
板に興味津々のおネコ様。
まずは表面の直下について!
紙やすりで削ってみます^^
少し削るとすぐに木色が出てきました^^
(シルバーグレーに変色したのはおよそ0.1mm程か)
続いてレッドシダーも。
同様に少し削ると木色が出てきました^^
分かりやすいよう断面も見てみましょう。
板の木口をカットしてみる。
半分までカットした。
カットした部分はほとんど実験前の木色のまま。
シルバーグレーに変化したのは表面0.数ミリまでで内部はほぼ変わっていないことが分かります^^
とても雑に言うならばシルバーグレー化は「日焼け」と「肌荒れ」。
皮膚の下の肉の部分までの影響は少ない。
それが時間と共に変化していく。
佐渡宿根木の百年以上経過している軒下飾り。
細かい細工を施したものであっても持つ。それだけ木は強い。
杉と同様ですが、レッドシダーの様子もご紹介。
知識としても経験としても知っていたことではあったのですが、こうして自分で実験をしてみて、結果を報告出来て良かったです^^
自然素材は面白いですね!
僕は杉板外壁の家を見ると、祖父や祖母のような暖かさを感じます。
歳と共にシワが増え、顔の掘りが増していくような風合い。
自然に抗うのではなく、自然に寄り添い、風景に馴染む姿。
とても人間的で自然的だと感じています。
「日本(地元の)の風景を未来につなげたい。」
世界一周の旅から帰国してそんなふうに感じました。
地元の杉板の家々が本当に魅力的に感じました。
(極端ですが、柏崎や出雲崎の杉板の家々はフィレンツェの街並みにも負けない魅力を持っていると思っています!)
「何十年と家族で住むなら(もしかしたらその家で寿命を迎えるのならば)杉板の家が良いな。」
というのが僕の想いです。
読んで頂きありがとうございました^^