【網川原のエスネル‐17】祝上棟!③床・登り梁・屋根「水平構面の重要性。」
ゆうです^^
先日、網川原のエスネルが無事に上棟しました!
前回から上棟当日の様子をお伝えしています。
1階に引き続き、
床・登り梁・屋根が設置されました^^
描いていたモノが形になり、大きな感動がありました。
前回の様子はこちらから^^
【網川原のエスネル‐15】祝上棟!①土台敷き「引抜金物と土台気密」
【網川原のエスネル‐16】祝上棟!②通し柱・梁設置「金物工法のメリット。」
1階が完成したところまでお伝えしていました。
今回はその先。
2階の床・登り梁・屋根などです^^
2階の梁が設置され鉛直が決まった後、床を張っていく。
床を張る前に、2階の床の強度(水平構面)を高めるための金物(火打ち)を設置する。
水平構面は地震力を耐力壁に伝達するための重要な構造部分。
水平構面が軟弱だと、地震力が耐力壁に上手く伝わらず耐力壁が力を発揮できない。
(→他の部分が損傷してしまう可能性)
※構造計算を行っていない家では水平構面の検討は行われていません。
(大きな吹抜けがある家は特に注意)
つっかえ棒のような役割で床の剛性に効果を発揮する火打ち金物。
厚さ3cm弱(28mm)の床下地(構造用合板)を梁に留めつけていく。
梁にフタをして床を固めることで火打ち金物と共に地震力に抵抗する。
長さ7.5cmのクギ(N75)で15cm間隔で床合板を留めつけていく。
所定のクギ種・ピッチを満たすことで構造計算通りの強度が確保される。
そのため、設計者が現場で構造計算通りの施工がなされているか監理することが重要。
床張りが進み、吹抜けの様子が見えてきた^^
「吹抜け」+「雲見室」の様子♪
設計事務所の仕事『3Dパース完成』‐case.網川原のエスネル‐
金物工法の弱点は金物が熱橋になりやすいこと。
→外張り断熱で防ぐ。
真剣な表情で作業を進める道川大工さん。
床が張られ、2階の柱も設置されました!
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ここでお昼休憩^^
なんと、K様が差し入れを届けてくださいました!
(僕の分まで!)
K様、ありがとうございました!
ステーキ丼大盛り!
現場の皆でありがたく頂きました^^
(栄次社長(左)、中村大工さん(右))
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ゆっくり休息を取り、午後からは小屋梁を掛けていきます。
リズムよく並ぶ大きな登り梁がとても勇ましい。
2階の天井は勾配天井になる。
(梁の間は断熱材を充填)
柱に刻まれた「網川原のエスネル」の文字。
この柱と梁のみの開放感がとても気持ち良い。
(ひたれるのはほんの一瞬)
梁の上に構造用合板が張られていく。
屋根の合板も2階の床同様に「水平構面」。
2階上部にかかる地震力を耐力壁に伝えるための重要な構造部分。
特に屋根の合板はすぐに隠れて見えなくなってしまうため、リアルタイムで監理することが求められる。
(N75@150を確認)
2階の軒先で作業される大工さんたち。
本当にすごいです。(僕は怖がりながらなんとか、)
合板張りが完了し、空間が見えてきました^^
うん、格好良い!
(合板が梁から突き出ている理由はまた次回に^^)
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最後は下屋の柱・梁の取り付け!、、、
ですが、長くなってきたのでまた次回に^^
上棟の記事は熱が入り長くなりがち(^^;)
それだけ、上棟時の現場は面白いです!!
次回もお楽しみに♪
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村松 悠一 一級建築士
エスネルデザイン代表
趣味:旅行、カフェ、夕日、1歳の息子と遊ぶこと。