【網川原のエスネル‐15】祝上棟!①土台敷き「引抜金物と土台気密」

網川原のエスネル

ゆうです^^

先日、網川原のエスネルが無事に上棟しました!

今回は、上棟の前工程である「土台敷き」について。

網川原のエスネルはいよいよ大工工事に入っていきます!

晴天に恵まれた日となりました^^

「土台敷き」は上棟の前段階ですが、

引抜金物の設置土台気密施工など気を抜けない作業が続きます。

足場が立ち、構造材が運ばれいよいよ作業開始!

土台を仮配置していく。

土台とは、基礎の上に置かれる柱設置の下地となる構造材。

土台が腐れば柱が倒れるため、非常に重要な部材です。

(慣用句でも「基礎」や「土台」はよく使われますね)

エスネルデザインでは土台の耐久性(防腐・防蟻性)を高めるため、高基礎を採用している。
(→雨の跳ね返りが当たりづらく木材の腐朽リスクを低減)
(→1m以下に木材がないため、薬剤による防腐処理が不要○

また、土台には耐久性に優れた米ヒバを採用している。
(米ヒバは防腐性の高いD1特定樹種

JAS認定材の米ヒバ(イエローシダー)の土台。
設計者(工事監理者)は設計通りの材が来ているか書類でも現場でも監理していく。

高基礎での土台敷きは一般基礎と異なり手間がかかる。
大工さんに感謝です。

土台を設置する前にまず気密パッキンを敷いていく。
(気密シートとゴムパッキンが一体になったもの)

写真の方は小林棟梁さん!
これから宜しくお願い致します^^

この上に土台を載せることで「基礎」と「木部」を連続させ気密層を作る。

続いて、引抜金物を設置していきます。

M16のアンカーボルト部分は地震時に大きな引抜力がかかるため、専用の引抜金物を設置する。

引抜金物設置完成形。(仮設置)

この金物の設置位置が非常にシビア!
(この上に柱が刺さるため、アンカーボルトのズレは±5mm程しか許されない。)

基礎屋さんにはご苦労をお掛けしました(>_<)
ありがとうございます!

【網川原のエスネル‐12】配筋工事監理-2「是正後の確認と型枠監理」

続いて、アンカーボルト(M12)が貫通するを開けていきます。

ドリルで穴を開けられる中村大工さん。
宜しくお願いします!

気密パッキン、引抜金物の設置、穴開けを終え、ようやく土台を置くことが出来ます。

引抜金物もピッタリ納まりました!

金物メーカータツミさん(左)と道川大工さん(右)。
金物の納まりを確認しながら慎重に設置していく。

無事に綺麗に納まりました。
(ひと安心!)

隅の気密パッキンも綺麗に連続して納めて頂きました。

土台どうしも金物で連結していく(黒い金物)。

ここで少し事件が。

アンカーボルトの座金(赤丸)が設計図で指示していたものと異なっていた!

すぐに小林棟梁に伝え、設計図通りの座金を手配して頂く。

工事監理者の必要性を感じる瞬間。

設計図指示のアンカーボルト座金。
(めり込み耐力20.0kN)
座金がボルトに必要長さ以上かかっていることを監理する。

朝から始まった作業。12時までには土台が設置された。

土台敷き工程の最後は、1階の柱を設置していきます。

土台から出たホゾパイプに柱を刺し、ピンで止めていく。

柱を設置する大工さんの姿は本当に格好良い。

ドリフトピン。
柱に打ち込み、内部のホゾパイプと絡み固定される。

柱樹種、強度、サイズの確認。
オウシュウアカマツ、同一等級集成材E95-F315。

上棟前日作業(土台敷き)はこれにて終了!

小林棟梁、道川大工さん、中村大工さん、お疲れ様でした!
ありがとうございます^^

翌日の上棟も宜しくお願い致します!

【おまけ】................

この日の現場の変化。
(日影の変化も面白い♪)

一日の作業を動画にまとめました^^

【おまけのおまけ】................

小林棟梁がとても立派な仮設階段を作られていました。
(高基礎仕様の家にはあると便利)

完成形にも近くイメージが湧きます^^

完成形はこちら↓

設計事務所の仕事『3Dパース完成』‐case.網川原のエスネル‐

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

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村松 悠一 一級建築士
エスネルデザイン代表


新潟の気候に合った「暖かい小さな家(エスネル)」を提案している。
趣味:旅行、カフェ、夕日、1歳の息子と遊ぶこと。

メッセージはメールインスタからどうぞ^^

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