【秘訣】『心地良い夜の作り方。』照明計画の要点は局所照明。-スタンドライトのススメ-

【建材・設備・アイテム】の秘訣

ゆうです^ ^

現在、複数のエスネルの照明計画を進めています。

『心地良い夜の作り方。』

エスネルデザインの照明計画の要点をご紹介します。

 

 

 

照明は本当に奥が深い。

感覚や好みやシーンによって欲しい照明(光)は異なる。

そのためエスネルデザインでは

『シンプルでフレキシブルな照明計画』を心掛けています。

 

【照明計画コンセプト】................

○空間に馴染むシンプルなデザインであること。
→過度な装飾のない簡素な器具の選定。

○自分で交換が可能なこと。
→交換時に業者を呼ぶ必要がある器具電球一体型の照明は採用しない。
(最近の照明器具はほとんどが器具電球一体型)
(用途や要望により局所的な採用もあり得る)

○必要以上に高価でないこと。交換時の負担が少ないこと。

〇過ごすシーンによって明るさを調節できること。
→シーン毎の照明ON-OFFを想定して計画を行うこと。
(調光照明の利用ではなく「複数の照明群のON-OFF」により明るさを調節する)
(全体調光は明暗差が付きにくく居心地は△。→メリハリのついた照明計画を)

〇飽きのこない普通の日常の灯りを作ること。
(大掛かりな間接照明等は積極的には勧めない)
(家に欲しいのは高揚感ではなく安らぎ感。日常と非日常を整頓する)
(ご要望に応じてケースバイケース)

 

具体的には上の写真のように『電球照明』を多用している。

電球照明のポイントは

・シンプルで主張がなく空間に溶け込む。

・シェードがないため発光効率が高く光量あたりの消費電力が小さい。

・取替えが誰でも出来る。(交換時に業者を呼ぶ必要がない。)

・本体代も設置費も安価。

→風合いが良くイニシャル・ランニング・メンテナンスコストも抑えられる。

エスネルの思想を体現するような素直な照明。

奇抜さや華やかさではなく、素直さや堅実さを追い求めたい。

(華やかさ等は飾りやインテリアで十分表現可能。入れ替えも容易)

 

電球照明はAEP塗装の壁によく馴染む。

塗り壁への光りの拡散が柔らかく美しい。

照明の光は暖かく優しい『電球色(~温白色)』を選定している。

 

この電球照明は『全体照明』を担っている。

照明計画の基本である「タスク-アンビエント」のアンビエント(全体を照らす)を担当。

夕食時や来客時など大勢が一緒に過ごす時間は室内はしっかり明るくなってもらいたい。

言うなれば『活発シーン』用の照明。

 

多くの家においてこの「全体を照らす」照明計画は問題なく考えられている。

しかし「全体を照らす」しか考えられていないことは少なくない。

ここからの照明計画の要点。

全体ではなく「局所」の照明計画。

言い換えるなら『くつろぎのための照明計画』。

それらの充実が『心地良い夜の作り方』につながっていく。

 

 

『心地良い夜の作り方。』

『くつろぎのための照明計画。』

それらを叶えるポイントは

『空間に明暗差を作り出すこと。』

全体照明ではなく「局所照明」を使いこなす。

明るい部分ではなく暗い部分を作ることに意識を向ける。

 

難しいことはありません。

やることはお気に入りのスタンドライトを置くだけ。

「活発シーン」の後は『くつろぎシーン』へ。

全体照明を消して局所照明をつける。

『局所×多灯』で明暗差を造り出す。

スタンドライドであれば、向き・角度・ON-OFFなど自分の好みの明るさを自由に調整できる。

自分に合った『心地良い夜』を作り出す。

 

 

愛用しているボール型スタンドライト(φ25cm)。

この光だけでも室の灯りとしては十分。

明暗差のある空間、暖色の優しい光の空間にいると段々と心が穏やかになっていく。

 

 

新しく購入したスタンドライト。

シンプルな造形、レトロな風合いが気に入っている。
(トグルスイッチの細さにこだわりを感じる)

こういう形状のスタンドライトの利点は

・光源が見えないため眩しさの少ない灯りが得られる。

・向きが変えられるため照らす部分、光の量などの調整が容易。
(下に向け灯りを絞る。上に向け灯りを広げる等)
(持ち運びも容易)

 


シェードを下に向けると灯りは絞られより大きな明暗差を得ることが出来る。

(写真はカメラの自動集光補正がかかっている。実際の光の具合はもっと柔らかく暖かい。明暗差ももっと出来る。)

 


上に向けると光の拡散は大きくなり全体照明と局所照明の中間となる灯りを得ることが出来る。

シーンや気分に応じて灯りを調整できるのがスタンドライトの大きな魅力。

 

 

『心地良い夜を作る。』

それは快適な空間(断熱性)や安心な暮らし(耐震性)と同様、もしくはそれ以上の意義があるのかもしれない。

照明の具合によって家族の夜の過ごし方は変わる。

心地良い空間が叶えられれば家族で過ごす時間も増えるかもしれない。

穏やかな灯りの中ではスマホで動画を見るより自然とゆったりと過ごしたくなるかもしれない。

日々のストレス緩和にも影響を与えるかもしれない。

大人にとっても、子供にとっても。

毎日過ごす夜。

数時間×365日×〇年。

心地良い夜はいずれ感性や性格、ストレス耐性や生き方にも影響を与え出すかもしれません。

 

 

 

購入したスタンドには他に「ブラケットタイプ」や「フロアスタンドタイプ」があり様々な用途に合わせて選定できるのがまた良い。

(写真はbeaubelleさんHPより。以下同様)

 

 
壁付けブラケットライトはシェードの向きが変えられると面白い。

空間の印象を大きく変えることが出来る。

 

 


フロアスタンドライト。

「名建築にはたいていフロアスタンドが置いてある。」

照明計画を突き詰めていくとスタンドライトだけで照明を整えたくなってくる。

 


スタンドライトの本領発揮はベッドサイド。

寝る前は全体照明ではなく小さな灯りで過ごしたい。

自然に穏やかに眠りにつきたい。

 

 

 

 

 

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そんなスタンドライトを使った局所照明計画。

それには「ある泣き所」がありました。

ある泣き所とは

『毎回個別にスイッチを入れるのが面倒臭い。』

という点。

局所照明は室の隅に置かれることが多い。

隅に置かれたスタンドライトをそれぞれ付けに行くのは地味に面倒。

 

しかし近年それを解決する便利ツールが整ってきています。

 


『スマート電球』。

これであれば照明のON-OFFがスマホで簡単に出来る。
(Wi-fi環境が必要)

それだけでなく調光も可能。

また複数の照明のON-OFF(+調光具合)を登録しておくと簡単な操作で欲しい灯りを瞬時に得ることも可能。

(上記電球については詳しくはないがアマゾンの評価は高いようだった。光の色も落ち着いた電球色で満足している。価格も2000円前後と格安)

 

スマホのアプリで簡単にON-OFFや調光が出来る。

操作もとてもシンプル♪

寝室のベッドから離れた場所にスタンドライトを置いていたが、寝る際に毎回OFFしに行くのが面倒でそのライトをつける機会は減っていった。
(ベッドサイドのスタンドライトのみを使用)

それがこのスマート電球を試してみて、離れた照明のON-OFFの煩わしさがなくなった。

楽しくて設置位置や角度変更などスタンドライトの可能性の探求にハマっている。

 

複数の照明の制御も可能。

エスネルデザインでは『電球を入れ替えられる照明計画』を基本としているが、それは「電球が切れた時」だけでなく「電球に新たな技術革新が起こった時」にも役立つことを実感した。

設備計画は『入れ替えの容易さ』が大きなポイント。

 

 

 

 

【その他の照明計画のポイント】................

・天井には照明器具をなるべくつけない。
(綺麗な天井面を作る。灯りの重心を下げる)

・ダウンライトの採用は控える。
(強い光源が目に入ると眩しい。天井に穴が出来る。業者による交換が必要。気密処理手間あり。)

・トイレや廊下は深夜に明るくなり過ぎないよう配慮する。
(深夜のトイレ時に目が冴え過ぎないように。足元灯付コンセント等の採用)

・必要以上に多めの照明を提案しない。
(人間は小さな灯りでも問題なく過ごせる)

・ペンダントライトの採用は最小限にして線を抑える。
(ヒモが多いと空間が騒がしくなる。ペンダントはダイニングテーブルのみ+α。メリハリをつける)

・帰宅者を優しく迎える外灯を設ける。
(玄関灯+植栽灯)

、、、、

 

 

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建て主様へ。

『心地良い夜を作る』ための局所照明(スタンドライト)も併せて提案させて頂きます。

お楽しみにお待ちください♪

 

 

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

 

 

 

おまけ

【電球の紹介】................

 


様々な電球を試している。

見た目、形状、光の色、光の強さ、、、

(こだわりだすとキリがない)

 

 

根元までガラスで出来た白熱灯のような見た目の電球。

風合いがとても良い。

 

 

電球色(色温度2700K)が優しく暖かい。

 

 

電球色より少し白さが増す『温白色』の電球。

色温度は3000K。洗面室など明るさが欲しい室にちょうど良い。

電球を選定する際の注意点は

パッケージには「電球色相当」「温白色相当」と書かれているが対応する色温度にばらつきがある点。
(色温度の記載がないものもある)

電球色は2500~3000K、温白色は3000~3500Kを指していることが多い。

しかし2500K・2700K・3000K・3500Kでは色味は異なる。

建て主様が全てを把握する必要はないが、設計者はそれぞれの色の違いを理解し体験していることが望まれる。

 

 


(正確な色味や光の量は写真では伝えられないためイメージとしてお考えください)

 

100均の電球も試した。

色温度の記載はなかったが温白色相当。

40W相当の電球は特段問題なく感じた。

60W相当の電球はちらつきが起きていた。
(個人的には気になるレベル)

現状のものは建て主様にお勧めするレベルではないと感じました。

(格安で色々と試せるのは面白い)

 

 

 

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