【建築】『旧井上房一郎邸。』陰と陽のメリハリ、窓辺ソファ、レーモンドの心地良さ。
先日、吉岡のエスネルの工事監理の後に
旧井上房一郎邸に伺ってきました。
コーナーサッシ、陰と陽のメリハリ、窓辺の心地良さ、、
とても気持ち良い空間でゆっくりさせて頂きました。
名建築に感謝です。
旧井上房一郎邸は高崎市の文化人であった井上房一郎の自邸。
建築家アントニン・レーモンドの自邸プランがベースとなっている。
井上氏はレーモンドと交流があり他にも様々な工芸運動に尽力されていた。
レーモンドの建築スタイルを感じることが出来る貴重な建築。
パンフレットより。
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軒先の伸びやかな水平ラインが印象的な外観。
立地は高崎中心部だが非常に落ち着く空間となっている。
玄関には半屋外空間(パティオ)がある。
玄関ポーチと半屋外空間を兼ねる設計に共感。
心地良い外部のポイントは
『壁や屋根により日差し・風・視線を適度にカットすること。』
【秘訣】心地良い「外部空間」の作り方。『4つの大きな条件。』 - 住宅設計エスネルデザイン
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内部へ。
リビング。
勾配天井の広がりのある空間。
丸太をはさんで梁とする構造はまさにレーモンドスタイル。
(鋏状トラス)
コの字型に配置された開口部。
感動的な建築体験だった。
構造や内装、窓や庭、照明も素晴らしい。
窓辺で様々な居心地を楽しんだ。
窓辺に座ったり、遠くから窓を眺めたり
隅から外を見たり、隅から中を見たり
『どこでどう居ると心地良いのか。』
体に刷り込むように色々な居心地を模索した。
スタッフさんに頼み照明を消して頂いた。
(ありがとうございました)
『陰と陽のメリハリ』
開口の適切な量、壁の適切な量。
『開ける』と『閉じる』を意識してプランニングを行って行きたい。
「勾配天井」「コーナーサッシ」「木質天井・壁」等はエスネルの設計でも採用率が高い。
奇しくもこのカットは吉岡のエスネルと似ていて親近感が高まった。
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セカンドリビング的な室。
実際は寝室として使われていたそう。
(ソファがベッドになりそこで寝ていた)
この空間も非常に良かった。
実測する。
ソファと窓の関係がとても心地良い。
「良い設計は体験の蓄積から生まれる。」
という言葉を思い出す。
窓辺ソファ。
それぞれの位置、大きさ、明るさと暗さ、、
心地良さの探求は非常に奥が深い。
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とても素敵な建築体験でした。
機会をくださった吉岡のエスネルのT様に感謝です。
ご対応頂いたスタッフさんもありがとうございました。
名建築やその維持保存に感謝。
またいずれ伺いたいと思います。
-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-