【建主様の声】『アパートの断熱性、凍る窓。』断熱対策と感想。-W様ブログ紹介-

〈家づくり中〉検討過程・良い家への想い

こんにちは^ ^

蓼科高原のエスネルの計画が進んでいます。

建て主W様の『家づくりブログ』を紹介します。

・アパートの断熱性、凍る窓。

・夏場の24h連続冷房の結果。

W様の試みがとても面白く参考になります。

 

 

 

蓼科高原のエスネルは現在工務店さんによる見積もり中。

一歩一歩前に進んでいます。

 

 

設計事務所に依頼する⑨ 工務店探しが振り出しに : 高原の小さな家で快適別荘ライフ

 

 

【蓼科高原のエスネル-01】モケイ完成。『特別な贈り物。夢を想像する時間。』 - 住宅設計エスネルデザイン

 

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建て主W様の家づくりブログを紹介します^ ^

アパートで快適に暮らすための断熱対策がとても面白く参考になります。

 

【仮住まいアパートの冷気対策】................

9月から住み始めた南信の仮住まいアパート、どう見ても低気密低断熱です。

本格的な冬を迎え、最低気温が-8℃くらいになる日も珍しくありません。

流石に家のあちこちで感じる冷気が気になります。そこで、ささやかな冷気対策を施しました。

◆低気密低断熱アパート

この低気密低断熱アパート、3大熱橋はサッシ、玄関ドア、台所の換気扇です。

かろうじて窓は2重ガラスですが、サッシは当然の如く残念なアルミです。

しかも窓が10ヶ所もあるので、このアルミによる熱損失は相当なものです。

また、玄関ドアからの冷気が凄いんです。

全く気密性と断熱性が感じられません。

特に酷いのがドアの中心に設けられた郵便受け口。

これがぺらぺらのアルミ1枚で、ドアの真ん中が全開に等しいです。

信州の住宅にこれは無いだろう(-_-;) 

ドア全体の結露も激しいので、全く断熱性能の無い超すかすか仕様です。

台所の換気扇もファン1枚のぺらぺら構造です。

もちろん、ここからも冷気が下りてくるのを如実に感じます。

お家賃がリーズナブルなので、致し方ないのでしょうが・・・まさしく不健康住宅です。

◆安い材料で対策

窓サッシの対策は今のところカーテンだけですが、換気扇と玄関は100均で買い集めた材料で断熱シートの仕切りを設置し、何とか冷気に抗おうとしています。

仕切ってみると、断熱シートの向こう側は冷え冷えなので、相当効果ありです。

(写真)

断熱シートで仕切って超冷え冷え状態になった玄関は、野菜や果物の保存に役立てています。

(中略)

こんなアパート住まいですが、それでも暖房はエアコン1台のみ。

24時間連続稼働で、全館かなり快適です。

 

W様ブログでは写真付きで紹介されています。

換気扇の断熱対策も興味深いです^ ^

 

仮住まいアパートの冷気対策 : 高原の小さな家で快適別荘ライフ

 

 

【続・仮住まいアパートの冷気対策】................

南信の仮住まいアパートで厳冬期を迎えました。

家のあちこちで感じる冷気に対策を打ってはいますが・・・土台、低気密低断熱のすかすかアパートです。

関西方面出身の私にとって、住まいに驚くような現象が起こってます。

◆最低気温は-7~8℃

初めて伊那谷に住んで、冬の寒さの洗礼を受けてます。

朝の最低気温は-7~8℃になる事も多いです。

それにつれ、この賃貸物件の気密断熱性能の低さが露呈しています。

特に酷いのが玄関と、その脇にある風呂場です。

冬、氷点下10℃近くになるのに風呂やドアに断熱材、全く入れてへんのっちゃうか~(怒)

◆スタイロフォームで更に強化

わが家はこの冬、室内のすべてのドアを開け放し、70㎡(1階+2階)を19㎡用エアコン1台で暖めています。

よって、玄関からの冷気が鬼門になっています。

玄関の冷気がどれだけ酷いかというと、玄関ドアが全面結露し、更に結露水が内側底部で凍りついています。

こんな玄関、生まれて初めて見ました。

恐らくこのすかすかドアには断熱材というものが入っていないです。

あまりにも酷いので、玄関の手前に100均のアルミ断熱シートでロールスクリーン状の簡単な仕切りを作ってぶら下げました。

それでもかなり効果があるのですが、冷えた空気の重さにシートが押され、隙間から室内側に冷気が入ってきてしまいます。

それに業を煮やしたか、だんながカインズで断熱材「スタイロフォーム」を買ってきました。

それを廊下の幅にカットし、隙間テープでぴっちりにし、表面を保護するためにアルミ断熱シートも貼り付けました。

(写真)

このスタイロフォーム作戦、¥1,800程かかりましたが劇的効果が得られました。

廊下にぴっちりはめ込み、更に前述の100均アルミシートをと組み合わせることで、玄関からの冷気をシャットアウトできるようになりました。

但し、家の出入りがかなり面倒です(-_-;)

◆ユニットバスの冷気

風呂場が冷えているのも健康上悪いと思い、常に扉を開けっぱなして室内の暖かい空気を送り込んでいました。

しかしユニットバス内の冷え具合があまりにも酷いので、一度閉めてみたらたちどころに7℃まで低下しました。

ここは冷蔵庫か?

これはもしか、ユニットバスの外側にも断熱材というものが皆無? ユニットバスの窓は複層ガラスですが、見えない部分(壁の内部)の手抜きが酷すぎます。

これじゃ高齢者が冬場に風呂場で命を落とすのもあり得て当然です。

◆すかすかアルミサッシ

こちらはリビング東側のサッシ内側です。・・・凍結してます。

(写真)

24時間、この窓のすぐ横でエアコン暖房を稼働し続けていてこの有様です。

つまり、家の中で最も暖めている窓です。ひど過ぎます。

気密性なしです。

窓の性能の低さに、呆れるのを通り越して笑うしかありません。

窓の結露も酷いので、当然、壁の内部結露も想像できます。

いずれカビが発生するでしょう。

こんな住まいはエネルギー垂れ流しの上、長年住んでいたら健康寿命が短くなっても不思議はないです。

実際住んで、身をもって体感してます。

 

W様の率直な言葉がとても響きます(^_^;)

 

続・仮住まいアパートの冷気対策 : 高原の小さな家で快適別荘ライフ

 

 

【スタイロフォームで窓の冷気対策】................

南信の仮住まいアパートで2回目の冬を迎えました。

低気密低断熱のすかすかアパートなため、冷気の侵入が堪えます。

◆窓にスタイロフォーム

深夜、窓からの冷気がカーテンの下から忍び込み、窓際に寝ているだんなは寒くて仕方ないそうです。

そこで今年は寝室の窓にも断熱材「スタイロフォーム」をはめ込むことにしました。

カインズで買って来たスタイロフォームを窓枠の大きさにカットし、隙間テープでぴっちりサイズに調整し、アルミ断熱シートを張りました。

(写真)

これを窓の下半分にはめ込み、窓の上半分にはアルミ断熱シートを垂らします。大寒波が来る前に間に合わせました。

日中は取り外して日光を取り込み、夜間だけ使用しています。

結構効果があるようで、就寝時に冷気を感じなくなったそうです。

◆玄関の冷気対策

昨冬は玄関に冷気対策を施しました。

玄関がこのアパート最大の熱橋で、冷気の侵入が半端ないんです。

断熱材「スタイロフォーム」で玄関手前の廊下に遮断壁を設置し、100均のアルミ断熱シートで自作したロールスクリーンを垂らしています。

(中略)

 

スタイロフォームで窓の冷気対策 : 高原の小さな家で快適別荘ライフ

 

 

【続報2・スタイロフォーム、窓冷気の防御がやっぱり凄い!】................

南信での仮住まいアパートは気密低断熱のすかすか住宅です。

窓は全て複層ガラス窓ですが、気密性断熱性がこんなに低いとは思っても見ませんでした。

◆複層ガラス窓なのに

大寒波到来のある朝、2階寝室の南側カーテンを開けてみると・・・

(写真)

複層ガラス窓の3分の2がバリバリに凍ってます!

窓ガラスはもちろん、サッシ部分も酷いです。

何故こんな事になったかというと・・・

◆スタイロフォームの断熱効果を改めて実感

この窓には日没と同時に窓に断熱材「スタイロフォーム」をはめ込んで冷気対策をしています。

(写真)

このスタイロフォーム部分だけが見事に凍ってました。

つまり、これだけの冷気が部屋に流れ込むのをスタイロフォームが防いでたってことです。

効果絶大です。

◆アルミ複層ガラスに騙されるな

この冷気対策をしていなかった前年、この窓は凍らなかったので、これだけの冷気が室内にだだ洩れだったってことです。ひど過ぎる・・・

この賃貸アパートを借りた一つの要因は、すべての窓が複層ガラスだったので、断熱性能はそんなに悪くないんじゃないか、と期待しての事でした。

しかし結局アルミ製サッシの低性能を実感することになりました。

◆樹脂のトリプル一択!

わが家の新居建設予定地は八ヶ岳近く、標高1,150mの高原別荘地です。

寒さは現住の下伊那の比ではありません。

当初から窓は樹脂サッシのトリプルガラスを採用予定でいます。

仮住まいアパートで冷気対策の工夫をしながら冬を過ごした事で、新居にアルミサッシやアルミ樹脂サッシの選択はあり得ないな、と決意を新たにした次第です。

 

続報2・スタイロフォーム、窓冷気の防御がやっぱり凄い! : 高原の小さな家で快適別荘ライフ

 

 

 

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またW様は夏場に『全室24h連続冷房』を実践されています。

「以前のマンション(東京)と現在のアパート(長野)の違い」「冷房費」「快適性」についての報告がとても面白いです^ ^

 

【大公開!エアコンを真夏2ヶ月連続稼働させた電気代】................

6月からわが家はエアコンを切ることなく、24時間連続稼働させ続けています。

外泊時もつけっぱなしのまま出かけました。

さて、その電気代がどうだったか、大公開します。

◆エアコンの稼働環境

わが家は都内のマンション、中層階の南西向き角部屋です。

特に西北側は日光を遮るものが無い上に窓だらけで、午後からの日射が甚だしいです。

遮光カーテンで遮熱しても、14時~日没までの室温上昇が顕著です。

マンションの広さは75㎡弱、稼働させているエアコンは1台(19㎡用)だけです。

1台で全室を冷やしているのですが、まったく問題ありません。

冷えた空気は廊下に置いた扇風機(これも24時間稼働)でリビングダイニングへ送っています。

(写真)

リビングで計測すると概ね室温25.5~27.5℃、湿度45~55%に収まっています。

それは戸外が35℃程度になっていても変わりません。

◆わが家の電気代は?!

2020年と比較しました。昨年もだんながかなり在宅勤務だったので、エアコンの稼働時間は多めでしたが、それでも不在時は電源を切っていました。

さて、気になる電気使用量と電気代は下記のとおり。

        2020年      2021年
6月-7月 ¥9,235/325kwh ¥11,873/413kwh
7月-8月 ¥12,264/428kwh ¥14,535/500kwh

・・・えっ⁉ 2~3割増しで済んでいます。

電気料金が値上がりしている事や、特に猛暑の期間だったこと、エアコンの古さからして2~3倍の金額差もありえるかもと思っていたのですが、予想より差がありませんでした。

◆家の快適性にかかる経費

今夏は殆ど家で過ごしている私にとって、家の快適性はとても重要度が高いです。

それを月2~3千円程度の差額で得られたことになります。

(中略)

エアコンによる制御を試みて、ようやくわが家の解を得た訳です。

しかし、その家ともあと1ヶ月でお別れです。

転居先のアパートでも役に立つことがありそうです。

 

大公開!エアコンを真夏2ヶ月連続稼働させた電気代 : 高原の小さな家で快適別荘ライフ

 

 

【エアコン1台で全室冷房を試み中】................

昨年同様、わが家は夏場、エアコン1台で全室冷房を試みています。

◆エアコン1台で全室冷房中

昨年、わが家は都内のマンションでエアコン1台を24時間連続稼働させて、約75㎡の全室冷房を行いました。

今年もそれに倣いエアコン1台での全室冷房を試みています。

まだ24時間連続稼働ではなく、夜間は止めている事が多いです

◆思ったように階下が冷えない

ところが、今年はそれがなかなか難しい状況だという事が分かってきました。

南信のアパートに引越しして間取りが変わったためです。

メゾネットタイプなので2階の南部屋に設置したエアコン1台で冷やしているのですが、1階が思ったように冷えません。

サーキュレーターを購入し、階段や踊り場などに置いて冷気を階下に送り込む事も試みましたが、暖気と違って冷気の動きはちょっと違うようです。

冷えた空気は重いので、もっさりしていてサーキュレーターでも動かないイメージです。

◆何とかコントロール中

それでも何とかコントロールし、1階のダイニングでは室温25.0~28.0℃、相対湿度45~60%に収まっています。

◆建築士でも失敗する全館冷房

松尾設計事務所代表の松尾先生も動画で言われていましたが、床下暖房と違って小屋裏エアコンで2階建ての戸建て全館を冷房するのはとても難しいそうです。

(中略)

 

重い冷気は軽い暖気と異なり簡単には動いてくれませんね。

冷房計画は「サーキュレーター活用」「壁の少ない開放的な間取り」「エアコンの位置」等がポイントになります。
(設備選定は「将来の入れ替え」や「カビリスク」等にも注意が必要)

 

エアコン1台で全室冷房を試み中 : 高原の小さな家で快適別荘ライフ

 

 

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W様、ありがとうございます。

試される前と後の違いや快適感、冷房費の感想などとても参考になります。

計画は一歩一歩進んでいますね。

引き続き何卒宜しくお願い致します。

 

 

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

 

 

 

W様はワイナリー『クロド テンリュウ』さんの広報もされています^ ^

ワイン造りの記事もとても面白いです。

 

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