escnel design表札プロジェクト vol.5【鋳型ばらし】-原惣右エ門工房-

【素材・職人技】の物語

ゆうです^^

原惣右エ門工房さんとの『escnel design表札プロジェクト』が進行中♪

vol.5は「鋳型のばらし」です。

無事に鋳物が出来ているかが分かる緊張の瞬間です。

前回は「鋳型の製作→鋳込み」を行いました^^

escnel design表札プロジェクト vol.4【鋳型製作→鋳込み!】-原惣右エ門工房-

今回は鋳込んだ鋳型を壊していきます。

凛とした空気感のある素敵な工房。

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前回鋳込まれた鋳型がこちら^^

「せっかくだから村松さん、やってみます?」

と原さんからご提案頂き、今回特別に鋳型ばらしの作業をさせて頂きました!
(原さんありがとうございます!)

鋳型を金槌で壊していく。
本体を傷つけないよう慎重に作業を進める。

筋金が見えてきた。

大まかに金槌で崩した後、細かいところはキリを使い真土を落としていく。

表札の表面はワイヤーブラシで丁寧に。

文字周辺には綺麗に輪郭が出るよう細かい土が密実に詰まっている。
本体を傷つけないようにキリで丁寧に削り取っていく。

全体像が見えてきた!

おぉ!! 

カ、カッコいい!!!

くっきりと文字が出ていてまずはひと安心。
蝋型のテクスチャーも風合いがあって面白い^^

「d」に付いている出っ張った金属は、型内に出来た小さな隙間に金属が入り込んだもの。
これらは後でタガネで取り除かれる。

(写真は後日原さんより)
金属のバリ(出っ張り等)を一つ一つ削り取っていく。
鋳物は「鋳込んで完成」ではなく、鋳込んでからの作業もとても多い。

本体を一部やすりで削ってもらった。
金属の地肌が見える。
真鍮をブレンドした金属がどのような風合いになってるかこれから楽しみ^^

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無事に鋳型ばらしが完了し、金属が密実に行き渡っていることが確認できました^^
(鋳物工程の一番緊張するところ)

この後、表面を補修するなど調整して鋳物表札が完成します。

鋳物の製作に携わるとしみじみ感じること。

「作る人の手間がものすごくかかっている」ということ。

製作過程を知った上で手にする表札は一生の宝物になりますね。

エスネルデザインが提案する家も同様の想いを込めて設計しています。

『愛着を持った暮らし』が送りたい。

そのためには、既製品だけではない「手仕事の部分を作ること。」

そして「その製作過程を知ること。」

製作過程はこのブログを通して発信していきたいと考えています。

家族のように愛される家を。

家族のように愛される表札を。

表札の完成が今からとても楽しみです^^

原さん、今後とも宜しくお願い致します!

【次回予告カット】................

【鋳型ばらしの様子】................

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