【秘訣】ヒノキ床『柔らかい無垢の木を使える幸せ。』暖かさ-風合い-足触り。-大らかな心-日本の景色-
こんにちは^ ^
エスネルデザインでは『国産ヒノキ』の床材を提案しています。
柔らかい無垢の木をそのまま使える幸せ。
暖かさ-風合い-足触り-思いやり。
大らかな心-日本の景色。
ヒノキの魅力、特性について。
自邸を建て改めて感じていることを紹介します。
床材にヒノキを提案する理由。
ひとことで言えばそれは『優しさ』です。
〇風合い(優しい見た目)。
〇柔らかさ=暖かさ。
〇調湿機能=サラッとした足触り。
〇国産材=環境負荷低減=森の循環。
〇傷つきやすさ→大切に使う心、大らかな心。
〇日本の昔からの景色、次世代につなげたい景色。
、、、
そういったものをヒノキから感じています。
(マツやスギなど(国産針葉樹)も同様)
見た目の好みだけでなく『目に見えない背景=歴史-環境-ロマン』を感じています。
上記詳細については下の記事をご覧ください。
【エスネルの仕様】床材:「国産無垢ヒノキ」 - 住宅設計エスネルデザイン
家の印象はなにで決まるのだろうか。
「その家をどのように感じるか。」
因子は様々あるが「床」が与える影響はとても大きい。
オークなどの広葉樹(主に海外材)からは「格好良さ」「力強さ」「外国感」が感じられる。
ヒノキなどの針葉樹(主に国産材)からは「優しさ」「暖かさ」「馴染みある日本の景色」が感じられる。
エスネルは『優しさを感じる空間=心が安らげる空間を提案したい』と考えています。
(提案+ご説明の上で最終的には建主様の好み-選択を尊重します)
(材の違いは良し悪しの差ではなく特性の違い。特性理解の上で判断頂ければ問題ありません)
「素材感。」インテリアで最も大切にしたいもの。 - 住宅設計エスネルデザイン
歳を取る毎に『日本=自分のルーツを感じられる意匠』に大きな共感を持つようになってきた。
外壁に杉板を用いるのも同様の理由。
素材の「ハード的な価値」を超えた『ソフト的な魅力(歴史-環境-ロマン)』により意識が向いてきている。
またシンプルに
『慣れ親しんだ材を使うことは体も心も気持ち良く、環境にも良い。』
と感じている。
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赤ちゃんの肌のようなヒノキ無垢床。
柔らかく優しい風合い。
柔らかさは『暖かさ。』
空気層の多い低密度なヒノキは熱伝導率が低く体温が床に奪われにくい。
(ex.固い鉄=冷たい。柔らかい発泡スチロール=暖かい)
左:トイレ床(フレキシブルボード)/右:ヒノキ床。
トイレ床は固く傷や汚れは付きにくいが、冷たく足は疲れる(短時間+スリッパ=問題なし)。
個人的には「なるべく柔らかい床が快適。そういう床を選びたい」という思いがある。
(室によりケースバイケース)
無垢ヒノキの手摺。
「手や足が触れる場所は優しい材を用いたい」という思いがある。
また、ヒノキなど針葉樹は油分を含んだ木。
→「無塗装でも使える」「定期的なオイルメンテナンスをしなくても問題ない」のも嬉しい。
(汚れを抑えたい場合はオイル仕上げを選択しても良い)
(オークなどの広葉樹は油分が少ないため定期的なオイル-ワックスメンテナンスが要る(しないとササくれ立ちやすい=裸足注意))
そして、柔らかさは「傷つきやすさ」。
ヒノキはすぐに傷がつく。
それを許容できるかどうかが分かれ道。
本音を言うと自邸のヒノキ床に傷がついたときは多少ショックだった。
ただしもう慣れた。
「おおらかに生きる。執着を手放す。」
「柔らかいものには傷がつく=モノを優しく使う(人の心も同様)。」
そうしたことをヒノキ床から学ばされている。
(子供にも感じてもらえたらという思いもある)
水を吸わせることで多少修復可能↓
【秘訣】新しい家での最初の大仕事。「自然素材の懐の深さ。」ヒノキの傷の修復実験。 - 住宅設計エスネルデザイン
傷や汚れが付きやすい場所は床にシートを敷いても良い。
(小さな子供の食べかすなど)
こだわり過ぎずラフに暮らせれば良い。
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自邸の家具を探しに家具屋さんを巡った時に気付いたことがある。
それは「柔らかい材(無垢の針葉樹)の家具はほぼ売っていない」ということ。
売られているのは固く汚れにくい塗装がされたもの。
それは基本的に「大多数のお客様」を想定している。
なるべく万人に好かれるように、問題が起こりにくいように。
それは当然のこと。
そこで気付いたことがある。
『無垢の針葉樹を暮らしの中で使えることはとても希少なんだ。』
『無垢の針葉樹を贅沢に使えるのは自分の家を建てる時くらいしかあり得ないのだろう。』と。
針葉樹は椅子など華奢+ハード利用する家具への使用は難しいが床材であれば問題なく使える。
傷を許容できれば無垢のヒノキはとても良い。
自邸の床材は全て無垢のヒノキ。
『他では感じられない贅沢な空間ができた。』
そういう満たされた思いを感じている。
エスネルの建主様の声を紹介します^ ^
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無垢板の傷。
住んでから数か月は気になっていた。
子供が傷をつける度に気を付けるよう言い聞かせていた。
それがもう気にならなくなった。
気にしなくなった。
子供に細かく言わなくなり心が楽になった。
無垢の家はおおらかな心を育てる。
エッセイ。『おおらかな心を育てる。』満たされた感覚。-究極のリラックス- - 住宅設計エスネルデザイン
床は無垢板でひんやりせず、冬でも素足で過ごせるのは大きなメリットでした。
無垢板はやはり傷つきやすいというデメリットもあり、小さな子どもがいるわが家はすでに傷が多数あります。
それでもやはり無垢板は採用して良かったと感じました。
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ヒノキの無垢床が柔らかくて歩いていて疲れず快適です。
サラッとした足触りがとても気持ち良いです。
床が暖かいこともありスリッパは一年中使っていません。
【暮らし】ワークWIC、デイベッドの魅力。『人生が豊かになる暮らし。』case.諏訪W様 - 住宅設計エスネルデザイン
新居の床には大変満足しています。
例えば冬の夜中に起きてトイレに向かう際に、素足で歩いても床は全く冷たさを感じさせません。
室内が概ね22~24℃に保たれているのも大きいですが、これまで住んだ家の床(複合材)では考えられない暖かみがあります。
なんせ冷え性にとっては、足が冷たく感じられる事が最も苦手なんです。
「コスト面で(オークなどの堅木ではなく)パインを採用した」というのが本当のところです。
でも実際に暮らしてみて「冬でも床が冷たく感じないパインこそ私には合っていた」というのが今の本音です。
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床材は好みで選んで頂いて構いません。
(エスネルでも広葉樹床材を選ばれる方もいます)
ポイントはその床材に『愛着』を感じられるかどうか。
心と体が満たされる暮らしを探求したいと思っています。
-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-
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