いなか日記。107『春の庭と高内城址のカタクリ。』
ゆうです^^
すっかり春ですね。新潟でもいよいよ桜が咲きそう。
我が家にはコイノボリが泳いでいます。
高内城址のカタクリも身頃でした^^
僕は季節の中では春が一番好き^^
3月下旬~4月上旬の雪が解け、花々が咲き出す時期は毎年心を打たれます。
息子が生まれてからこの時期は庭にコイノボリが泳ぐようになった^^
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先日、我が家からすぐの「高内城址」へカタクリ散策へ^^
柏崎市西山町別山にある高内城址^^
カタクリの群生地として有名。
竹藪や杉林の山道を進む。
頂上までは約25分ほど。高低差も少なく散策にはちょうど良い^^
新芽に想いを馳せる。
山の樹木の生命力に圧倒。
カタクリの花^^
小さく瑞々しく可愛い。
下を向くとても控えめな花。
上からみると星のように放射状になっている。
ユキツバキも鮮やかでとても素敵。
山から大きな癒しをもらう。
コケもとても瑞々しい。
見ていてこちらの心も潤う。
看板にほっこり^^
子供を持つと感じ方が変わってそんな自分に気付くのが面白い。
山の斜面に立つ木は根元が曲がっている。
雪にもまれるとさらに湾曲するのが新潟の木の特徴。
現在、住宅の外構の樹木は「山取り」の木が好まれている。
山には山取りの木だらけ笑。
そこでふと考えた。
「庭のアウトソーシング」は出来るのか。
(アウトソーシング…外部委託)
(山に自然を求めれば無理に住宅に庭を作る必要はないのかどうか)
僕の答えは、
「可能だが全ては不可能。」
内部との大きな違いは、
庭は街の一部であること。
庭は「公と私の間にあるもの」。
住み手だけでなく、街や、道を通る人への想いが庭には込められている。
「この家素敵だなー♪」
と感じる家のほとんどが外構が素敵な家だと思います。
庭は手間がかかります。
しかし、だからこそ人は手入れされた庭や花に住み手の人柄を想像するのだと思います。
自然の中にいるとふとそんなことを考えたりするものですね。
頂上へ到着^^
日本海が見える。カラッと晴れた5月頃に来たら遠くまで見通せて素敵そう。
頂上付近にはカタクリの群生地が。
健気に咲き誇るカタクリに想いを沿わせる。
ありがとう。今年も素敵でした^^
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正直に言うと、今年の春は例年よりも感動が少なかった。
「なんとなく気付いたら春になった」という感じ。
なんでだろう?
それは雪が少なかったから。
雪で苦労しなかったから。
「大変なことがあるからこそ、それを乗り越えた先に感動する。」
それに気付けたら、雪が少し恋しくなりました。
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村松 悠一 一級建築士
エスネルデザイン代表
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