【網川原のエスネル‐19】屋根工事「エスネルデザインの3次防水屋根!」

網川原のエスネル

ゆうです^^

先日、網川原のエスネルが上棟し、屋根工事が進んでいます。

家を雨から守る屋根。

エスネルデザインでは、万が一に備えた防水設計を心掛けています。

防水性は家で最も大切なの性能のひとつ。

それは、家で起きる瑕疵保険事故の9割以上雨漏りだから。

住宅保証機構パンフレットより。

屋根だけでなく外壁3次防水層まで考慮して設計している。

【秘訣】「ダブル断熱」のススメ。3つの大きなメリット。

さて、網川原のエスネルでは上棟が完了し、屋根工事が進んでいます^^

屋根下地合板の上に「透湿防水シート」を張っていく。

「透湿防水シート」は3次防水層となり、万が一1次・2次防水層を貫通した雨水を排出する。

また、「透湿」性のため、室内から小屋裏に侵入した湿気も屋外に排出する。
また、下地合板のムレも防ぐ。

(この3次防水仕様はサトウ工務店さんの施工を参考にさせて頂きました。
佐藤さん、ありがとうございます^^)

ここで少し重要な話を。

近年、勾配天井が流行っていますが、
勾配天井にはデメリットもあります。

それは、勾配天井には小屋裏がないので、
小屋裏の雨漏り目視点検が出来ないということ。

通常の家にはある「小屋裏」。
小屋裏に入り、下地板を目視点検することで「雨漏り」の有り無しを点検することが出来る。

S邸リノベーション。13「インスペクション実行『室内④小屋裏』。」

しかし、勾配天井には小屋裏はなく点検は出来ない。

その分、「複数の防水層の施工」「シンプルな屋根形状の設計」が求められる。とエスネルデザインでは考えている。

逆に、勾配天井は「夏期に高温になる小屋裏」がないため、冷房的には有利と思われる。
(屋根断熱材が厚ければ)

高低差のある豊かな内部空間も魅力のひとつ。

どの工法にも長所短所がある。
それらを理解した上で、短所を補い、長所を伸ばしていきたい。

(こういった思想にはリノベーションインスペクションの経験が生きている)

屋根用透湿防水シート「タイベックルーフライナー」
滑り止め加工もあり作業性も良い。

次世代 高耐久・透湿ルーフィング タイベック®ルーフライナー │ 製品紹介 │ 旭・デュポン

高所作業される大工さんは本当にすごい。

透湿防水シートの施工が完了したら「垂木(たるき)」の取り付けに進む。

垂木は屋根を持ち出すための下地材。
雪が載っても問題ないよう構造計算で大きさを算出している。

垂木を留め付けるビスも風で屋根が飛ばないよう構造計算で導き出している。

K様からの差し入れ。
K様、ありがとうございました^^

垂木設置完了後、屋根の下地板(野地板)を留めていく。

透湿防水シートと野地板の間の通気層。

○屋根下にこもる夏期の熱気排出。


○屋外からの雨水・湿気の排出(野地板のムレ防止)。


○室内からの湿気の排出(合板のムレ防止)。

など、通気層は何重にも意味を成している。

そして、大工さんに苦労して頂いたのがこちら。

ケラバ面の梯子垂木施工。

垂木を一部欠いてもらい、通気を確保する納まり。
(細かい作業をありがとうございました!)

梯子垂木の施工も完了し野地板を留め付ける。

この後、「防水ルーフィング」施工、「屋根材」施工、と進んでいきます。

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3次防水層のあるエスネルデザインの屋根はとても手間がかかっています。

施工時に手間をかけることで、住んでからの手間は少なくなるように。

イニシャルコストの削減だけでなく、メンテナンスコストも踏まえたトータルコストの削減を考えた提案を。

住まわれる方にとっての「長期的な安全・安心」を作りたいと考えています。

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

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村松 悠一 一級建築士
エスネルデザイン代表


新潟の気候に合った「暖かい小さな家(エスネル)」を提案している。
趣味:旅行、カフェ、夕日、1歳の息子と遊ぶこと。

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