【太陽光】我が家の発電収支公開。「太陽光発電の経済的メリット」
ゆうです^ ^
エスネルデザインではこれから太陽光発電を推奨していきます。
目的は『環境負荷低減』。
ただし綺麗事では話が進みません。
経済的メリットも環境負荷低減もどちらも得られるよう考慮します。
今回は、我が家の発電状況(収支)を公開します。
我が家では2015年から太陽光発電(15kW)を運用しています^ ^
きっかけは
・東日本大震災でエネルギー源について考えさせられたこと。
(地元柏崎は発電量世界一の柏崎刈羽原子力発電所がある)
・投資的な魅力があったこと。
(10kW以上設置の場合、20年間固定価格買取だった)
そして、たまたま太陽光を設置できる土地があったことなどが重なり、実験も兼ねて太陽光発電を始めることにしたのでした。
我が家の太陽光発電所(通称「松ソーラー」)。
(初期費用は少なくなく、一大決心だった。)
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エスネルデザインの『環境負荷低減への想い』はこちらをご参照ください^ ^
【SDGs】環境負荷低減『面積・断熱性の違いによるLCCO2(ライフサイクルCO2)の差。』超高断熱の意義。 - 住宅設計エスネルデザイン
【SDGs】環境負荷低減『太陽光発電によるLCCO2(ライフサイクルCO2)の差。』太陽光発電の再評価。 - 住宅設計エスネルデザイン
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さて!
今後、太陽光パネル設置を前向きに検討する方が増えればと思い、収支状況を公開します。
要点をまとめると
・10年ほどで初期投資を回収。
・20年間でおよそ初期投資額ほどの利益が出る。
・利益率は5-6%程。(20年間)
(株式などパフォーマンスと近い。流動性が乏しい反面、利益が国に約束されている点は安心)
※家とは離れた場所なので固定価格買取期間後は難あり(自家消費がしにくい)。
※自然災害保険を別途かける必要あり。(住宅設置なら家の火災保険で包括できる)
※買取単価は現在より高いが、初期費用(パネル価格)は現在の方が安い。
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最近までは、家(屋根)に太陽光パネルを設置することは積極的には推奨していませんでした。
それは
・漏水、雪、風、火災などのリスクがある。
・太陽光を優先した設計が必要。
(屋根の角度、向き等→外観デザインに影響)
・投資的な側面が大きかった。
(個人の判断に左右される)
・限られた予算の中で太陽光よりも断熱や構造等にかける方を推奨していた。(今も)
などの理由から。
しかし、近年の異常気象から危機を肌で感じ「このままではいけない」と考え直しました。
また最近、太陽光設置を希望される建て主様が続いていることも刺激になっています。
太陽光発電にはデメリットや設計的手間もあります。
しかし、これからはリスクの対策を行った上で、基本的には太陽光発電を推奨していきたいと考えています。
「エスネル+太陽光15kW」の場合、60年間のLCCO2(ライフサイクルCO2)は-110t-CO2。
いわゆるLCCM(ライフサイクルカーボンマイナス)住宅となる。
LCCMの概念はいずれ「建築」の括りを超えて「人が生きる上で排出する総CO2(移動・娯楽・食事・仕事など)」をオフセットしようする方向に進化していくと考えている。
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さて、新潟で太陽光発電を検討されている方に朗報(?)です^ ^
我が家の発電所の「太陽光パネル1kW当たりの年間発電量の推移」(柏崎市)。
2017年は豪雪のため減ったが、基本的に年々発電量が増えてきている。
単純に冬場の日射量が増えてきているため。
(雪が降らなくなり、曇りの日も減ってきている)
我が家の太陽光設置場所は、周囲に背の高い木があり、多少パネルが陰る時間がある。
(+我が家(柏崎市西山町)はそこそこ雪の降る地域)
それらを考慮すると、新潟での1kW当たりの年間発電量は1000~1100kWほどは見込めるかと。
(豪雪地除く)
そしてこの傾向はこれからさらに進んでいくでしょう。
(温暖化が進んでいるということなので、朗報でもありませんね、)
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これから太陽光発電のメリットをまとめていきます。
今回は経済性に焦点を当てた内容でしたが、個人的には太陽光を載せるメリットは「幸福感」が大きいと考えています。
10年後、20年後を想像した時「環境になるべく負荷をかけない暮らし方」は人々の心に安らぎや幸福感を与えてくれると考えています。
(電気料金が上がっていくことを想定した場合、経済的なメリットも増えていく)
皆様のご検討の参考になれば幸いです♪
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