【太陽光】『「再エネ賦課金」を抑える』。太陽光発電の隠れたメリット。

【太陽光・環境負荷低減】の秘訣

ゆうです^ ^

エスネルデザインでは太陽光発電を推奨しています。

理由は「経済的メリット」と「環境負荷低減」。

今回は、隠れたメリットであり、やらない際のデメリットでもある

再エネ賦課金についてまとめます。

 

 

 

エスネルデザインが太陽光発電を推奨する理由は以前の記事をご参照ください^ ^

 

【SDGs】環境負荷低減『面積・断熱性の違いによるLCCO2(ライフサイクルCO2)の差。』超高断熱の意義。 - 住宅設計エスネルデザイン

 

【SDGs】環境負荷低減『太陽光発電によるLCCO2(ライフサイクルCO2)の差。』太陽光発電の再評価。 - 住宅設計エスネルデザイン

 

【太陽光】我が家の発電収支公開。「太陽光発電の経済的メリット」 - 住宅設計エスネルデザイン

 

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皆様は、再エネ賦課金はご存じでしょうか。

電気料金明細の下のほうに追加で徴収されているアレです(^_^;)

「年々、高くなってない?」

と感じられている方も少なくないと思います、

実際、再エネ賦課金の単価は年々上がってきています。

 

再エネ賦課金は、一般家庭(月400kWh使用)の場合、1,192円/月、14,304円/年の支払いになる。

再エネ量が増えると共に賦課金単価は今後も上がっていく。

(一時期に比べると値上がり率は緩やかになってきているが今後、風力やバイオマス発電が普及してくる点も要考慮)

 

 

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「再エネ賦課金ってなに!?」

という話ですよね(^_^;)

 

再エネ賦課金は2012年から始まった「再生可能エネルギーの固定価格買取制度(通称「FIT」)」に付随するもので、かみ砕いて言うと

「太陽光発電等(再生可能エネルギー)を普及させるために、再エネは高い値段で買い取るよー」
(やってくれる人にはサービスするよー)
(しかも10年間は買取価格を確約するよー)

「だからみんな太陽光とか積極的にやってねー」
(大量普及によってみんなで導入コストを下げようねー)
(エネルギー自給率あげようねー)
(環境負荷(CO2排出)減らそうねー)

「高く買い取るための費用は国民みんなで負担しようねー」
(やってくれる人はちょっと負担減るよー)

この国民みんなの負担が「再エネ賦課金」です(^_^;)

 

FIT制度は

・再エネを普及させ、環境負荷低減とエネルギー自給率の向上に効果的。

・固定価格買取により発電設備の大量普及を促進し、導入コストを下げる効果がある。
(実際に太陽光設置コストは年々安くなってきている)

・固定買取単価は再エネの普及具合や導入コストを考慮し定期的に見直される。
(徐々に低減していく)

・世界50か国以上で運用されている再生エネ促進の一般的な手法。

・その国の技術力、製品力の向上にも寄与する。
(国:発電技術、蓄電技術をいずれ輸出したい)

 

【ポイント】................

・固定買取価格は「10〜20年で投資額を回収」できるよう考慮して決められている。
(買取単価の低下は導入コストの低下と相関)

・太陽光発電は日中に発電(売電)が集中し夜に発電が行われないため、電気の需要と供給にギャップが生まれる。
→徐々に「自家消費」や「蓄電利用」を促進する方向に誘導されていく。
(この意図を考慮した設置計画を行えると効果的)

 

 

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さて、ここからが本題です^ ^

 

【再エネ賦課金のポイント】................

使用電力量に比例する

(各家庭一律定額などではない)

「再エネ賦課金額=使用電力量(kWh)×賦課金単価(2.98円:2020年)」

例:月の使用電力量が400kWhの場合、400×2.98円=約1,200円/月

 

使用電力量に比例するということは

太陽光発電(自家消費)で使用電力量を減らすことにより再エネ賦課金を減らすことが出来る。

ということ^ ^

発電した電気の自家消費量が年間1500kWhだった場合、1500×2.98円=約4,500円を節約できる。
(使用電力量(=電力会社から買う電力量)を年間1500kWh減らせるため)

さらに、蓄電池を使用して全使用量を発電で賄った(年間使用電力量6500kWh)場合、

6500×2.98円=約19,500円を節約できる。

これが太陽光発電の隠れたメリットです^ ^

(今後、再エネ賦課金単価が上がっていく点も要考慮)

 

 

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「再エネ賦課金」は我が家が太陽光発電をするかしないかの判断に大きな影響を与えました。

僕が「太陽光発電をやろう」と相方を説得した際、

・「経済的メリット」の訴求はいまいち響かない。
(半信半疑、不安あり)

・「環境負荷低減」はもっと響かない。

 

そんな中、

「再エネ賦課金」は相方に響いたのでした^ ^

相方「太陽光発電しないとお金取られるの?じゃあやる!」

(我が家の発電は自家消費できないんで太陽光発電しても取られるんだけど、)

 

よく出来た制度だと思います(^_^;)

設置して6年経っての感想は、売電価格が概ねシミュレーション通りなので太陽光発電を採用して良かったと感じています。

 

「売電」や「自家消費」の他にも太陽光発電には「再エネ賦課金の低減」というメリットがあります^ ^

検討の参考になれば幸いです♪

 

 

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