【太陽光】経済的メリット『実際いくら稼げるの?』kW毎比較2021。環境負荷低減と経済負担軽減の両立。

【太陽光・環境負荷低減】の秘訣

ゆうです^ ^

太陽光発電をやるかやらないか検討する際

「実際いくら稼げるの?」

という疑問があるかと思います。

kW毎に利益額をまとめました。

「環境負荷低減」と「経済的メリット(家計負担軽減)」は十分に両立可能だと考えられます。

 

 

 

 

人は、なにかを検討する際「未知」の部分があると判断を避ける傾向にあります。

特に投資的な側面がある場合は慎重になりがち。

未知のリスクは抱えたくないもの。

これから情報を整理して紹介し、出来るだけ未知の部分を減らせればと考えています。

 

 

太陽光発電を他の投資と比べた時、その特徴は「かなり手堅い」です^ ^

・10年間は国が買取単価を保証してくれる。(FIT制度)
(その10年で元がほぼ取れる)

・10年後は売電単価は未知だが、自家消費単価は想定可能。
(現在の単価より安くなる可能性は低い)

・設備の仕組みが単純。ほぼメンテナンスフリー。
(自動車のような駆動部はない。メンテナンスもパワコン交換程度)
(他の投資に必要な相場確認や売り買い手間が不要)

・時勢による影響が少ない。
(他の投資のように出来事、社会情勢による影響が少ない)

・運用の知見が貯まってきた。
(リスク回避方法・適当な運用方法の情報)

など。

僕も太陽光を運用していますが満足度は高いです。

一番の理由は「なにもしなくて良い気軽さ」ですね^ ^

ノータッチで毎月安定した売電収入が入ってくるのはなんとも嬉しいものです。

 

【太陽光】我が家の発電収支公開。「太陽光発電の経済的メリット」 - 住宅設計エスネルデザイン

 

そして、太陽光が株式など他の投資と根本的に異なる点が

『環境負荷も同時に低減できる。』

ということ^ ^

「経済的メリット」と「環境的メリット」が同時に受け取れる。

言ってしまえば、一粒で二度美味しい♪

倍の満足感、幸福感があります。

 

【SDGs】環境負荷低減『面積・断熱性の違いによるLCCO2(ライフサイクルCO2)の差。』超高断熱の意義。 - 住宅設計エスネルデザイン

 

【SDGs】環境負荷低減『太陽光発電によるLCCO2(ライフサイクルCO2)の差。』太陽光発電の再評価。 - 住宅設計エスネルデザイン

 

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さて、今回は「実際にいくら稼げるの?」という疑問に答えたいと思います^ ^

結論から♪

 

「利益総額」とは「(売電総額+自家消費総額)-(初期費用+パワコン交換費)」

 

・太陽光2kW:約40万円の利益(30年間)

・太陽光5kW:約86万円の利益(30年間)

・太陽光9kW:約113万円の利益(30年間)

 

【要点まとめ】................

・10年(FIT期間)で元がほぼ取れる。(12年程)

・設置量が増えるごとにkW当たりの設置費用は下がる。
(固定費割合・パネル単価が下がるため)

・パネルが25年以上持つとすれば十分に経済的メリットを享受できる。
(25年出力保証・瑕疵保証あり)

 

【計算条件詳細】................

・売電単価(FIT期間)「18円/kWh」で計算。(2021年度を想定)

・売電単価(FIT後)「5円/kWh」で計算。

・自家消費電力単価「25.33円+3円(再エネ賦課金)/kWh」で計算。

・年間予想発電量「1,100kWh/容量1kW」で計算。(新潟市想定)

・真南、屋根角度20°で計算。

 

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以前の記事で「自家消費率を高められるよう少量の設置が有効だろう」と書きましたが、予想と異なる点がありました。

それは、少ない容量だと割高になるという点。

見積もりでは

9kW設置だと1kW当たり約22万円になるのに対して、

2kW設置だと1kW当たり約39万円と、およそ1.7倍の金額でした。

 

・固定費がkW数によって変わらない。
(少量設置ほど固定費の割合が高まる)

・パワコンの最低容量が3kWのため、2kWだと割高になる。

ことが分かった。

 

利益総額グラフ(2kW・5kW・9kW)。

・kW数が小さい(自家消費率が高い)ほど、10年(FIT)後の勾配の下がり幅が少ない。
(売電単価の下落に対する影響が少ない)

・kW数が大きいほど、利益総額が大きくなる。

ことが読み取れる。

 

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上記の表やグラフは「新潟市」の日射量で計算したもの。

立地が異なれば日射量(→利益)も異なる。

 

関東側(特に長野、群馬県)は日射量が新潟市より14~19%も大きくなる。

 

出典:SOLAR CLINIC「太陽光発電量マップ」

(温暖化に伴い、日本海側の日射量は今後増えていくと思われる)

 

 

 

【おまけ】................

もろもろ想定を変えてのシミュレーション紹介^ ^

 

「真東向き・屋根角度10°」の場合、真南向き・屋根角度20°に比べて、7%程発電量が下がる。
(5kW利益総額→88%
(9kW利益総額→84%

「10年後、電気単価が3円値上げ」した場合、自家消費メリットが高まり利益総額が増える。
(5kW利益総額→115%
(9kW利益総額→111%

・「10年後、蓄電池利用等により自家消費率を上げられた」場合、自家消費メリットが高まり利益総額が増える。
(5kW利益総額→238%
(9kW利益総額→299%
※蓄電池金額等は不算入(要考慮)。

 

 

 

【まとめ】................

 

エスネル的推奨設置量は、4~5kW程。(2020.12)

・一般的な運用でコストパフォーマンスが高い。

・「エスネル+4-5kW」でゼロエネ住宅(ZEH)達成ほぼ可能。
(→補助金利用の可能性)

・初期投資も抑えつつ、無難な着地点。

 

、、、

とは言いつつ、僕が今自邸を建てるなら、9kW以上を選びたい。

・「エスネル+9KW」であればLCCM(ライフサイクルカーボンマイナス)住宅の達成が見えてくる。

・経済的メリットの最大化。

・環境負荷低減の最大化。

・そこから得られる幸福感の最大化。

を目指したい。

 

※ただし、建築的合理性や周囲への配慮を欠くことは行わない。
(ex.内部空間の犠牲、裏の家の日照を遮る、など)

 

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太陽光発電をするかどうかの最終判断はあくまで建て主様。

今後も情報をまとめていきます。

皆様の検討の参考になれば幸いです♪

 

 

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