【柿崎のエスネル‐6】基礎工事『アンカーボルト、型枠監理。』-第三者監理による質の担保-

柿崎のエスネル

こんにちは^ ^

先日、柿崎のエスネルのアンカーボルト、型枠監理を行いました。

家は様々な職人が関わりながら現場で造られます。

『完成時に見えなくなるもの。』

『第三者監理による質の担保。』

の重要性をいつも感じています。

 

 

 

柿崎のエスネルは上越市に建つ『超高断熱の小さな木の家。』

こもりロフト、デイベッド、田園窓、米山窓、桜見窓、、、

『複数の居場所、居心地、景色』を叶える2階リビングの家です^ ^

 

 

【柿崎のエスネル‐1】モケイ完成。3Dパース紹介。『家族で夢を語る特別な時間。』-ワクワクの共有- - 住宅設計エスネルデザイン

 

 

施工はカネタ建設さん。

U様のお陰でご縁を頂きました。

カネタさん、今後とも何卒宜しくお願い致します^ ^

 

 

【柿崎のエスネル‐2】カネタ建設さんとのコラボレーション。U様ブログ紹介。-縁が生む幸せ- - 住宅設計エスネルデザイン

 

 

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型枠の設置が完了。

 

 


基礎高は約1m。

底盤と立ち上がりは一体打ち(打ち継ぎ無し)。

高気密、高耐久、質実剛健の高基礎が出来上がる。

 

 

 

 

 


配筋監理時には確認できない点(型枠が設置されてから確認できる点)の監理を行う。

 

 


基礎幅が図面通りであることを確認。

木製型枠の場合、上端がすぼまり幅が確保できていないケースがある。

そうならないよう上端に木パッキン等を入れてもらい図面通りの幅が確保できるよう依頼している。

 

 


主筋の位置(型枠からの距離=かぶり厚)が図面通りであることを確認。

かぶり厚が少ないとコンクリートの中性化が早まり、鉄筋が錆びるまでの期間(耐久性)が低減してしまう。

設計通りの耐久性が確保できるようかぶり厚を確認する。

 

 


施工者に分かりやすい図面となるよう心掛けている。

 

 


内部立ち上がりの型枠が底盤から離れて施工されていることを確認。
(底盤-立ち上がり一体打ちのため)

一体打ちは型枠設置もコンクリート打設も大変だが、底盤と立ち上がりを一体で打つことで隙間をなくし水やシロアリの侵入経路を作らない気密性、耐久性の高い高品質な基礎を造り上げる。

 

 

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アンカーボルトの確認。

位置、個数、種類、施工精度等を『第三者の目(設計事務所)』から監理する。

 

アンカーボルトとは『基礎(コンクリート)』と『家(木造部)』をつなぐ金物。

地震時に横から力がかかると『家』が『基礎』から持ち上がる力(引抜力)が発生する。

その引抜力に耐えるのがアンカーボルト。
(アンカー:(船の)いかり)

耐震性を左右する最も重要な構造部材のひとつ。

 

 

 

 


アンカーボルトの設置位置が図面通りであることを確認。

 

 


アンカーボルトの種類埋め込み深さが図面通りであること確認。

引抜力の大小によってアンカーボルトの種類や埋め込み深さは異なる。

 

 


アンカーボルト先端のフックが主筋と平行であることを確認。

(垂直となっている場合、適切なコンクリートかぶり厚が確保されない→耐久性、耐震性に影響△)

フックが平行になっていないアンカーが数本あったため是正指示を行った。

慣れている職人さんでもこういうことはある。

特に『完成時に見えなくなる部分』『構造や断熱性に影響を与える部分』はダブルチェック、トリプルチェックを行うくらいがちょうど良いと感じている。

 

 

アンカーボルトは耐力壁の両端など構造的に重要な箇所に配置される。

上図のとおり監理箇所はかなりの数になる。

アンカーの種類、位置、埋め込み深さなど確認する点は非常に多い。

 

重要なのは

・必要な耐力が確保されたアンカーボルト設計を行っていること。
(構造計算を行い個数、種類、位置を算出)

・施工者が理解しやすい図面を書くこと。
(ミスや勘違いが起こらないよう注釈や詳細図に位置や注意点を記載)

・図面通りの施工がなされているかを確認すること。
(施工者でない第三者(設計者)によるものだとより良い)

 

 

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工事監理については以前の記事により詳細にまとめています^ ^

『完成時に見えなくなるもの。』

工事監理は家づくりにおける重要ポイントです。

 

【網川原のエスネル‐11】配筋工事監理!「第三者監理の重要性」 - 住宅設計エスネルデザイン

 

 

設計事務所の仕事『第三者による工事監理「工事監理報告書」作成。』 - 住宅設計エスネルデザイン

 

 

 

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カネタさん、綺麗な施工をありがとうございました。

U様、いよいよ高基礎が出来上がりますね。

床下の使い方をイメージ頂くなどワクワクを共有できれば幸いです^ ^

皆さま、引き続き何卒宜しくお願い致します。

 

 

-「超高断熱の小さな木の家」escnel design-

 

 

 

 

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