【秘訣】杉板「水漬け実験」半年経過後報告。意外とカビない!
ゆうです^^
昨年から杉板の「水漬け実験」を行っていました。
約半年が経ち、水に漬けていた杉板はどうなったのでしょうか?
カビだらけ?
腐ってる?
結果は意外なものでした。
実験の概要は以前の記事を^^↓
1年間露天で雨ざらしにした杉板をバケツの中で水に浸し、約半年置いた。
結果はどうなったのでしょうか??
(僕の予想は「水と空気の境目にカビが生える」でした)
表(雨ざらし日ざらし面)。
あれ?
裏。
おろろ?
国産杉板。 (左:赤身/右:白赤)
むむ??
国産杉板。 (左:赤身/右:白赤)
むむむむ!!??
全然カビてないじゃん!!!
腐るの「く」の字もありませんでした(^^;)
レッドシダー(左:未乾燥/右:乾燥)
レッドシダー(左:未乾燥/右:乾燥)
レッドシダーも同様にカビも腐りも全くなかった。
うーむ、インパクトにかけるなー。
(心の声)
(もっとカビだらけになると思ったのにー)
なにをしているのか息子も興味深々♪
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板を切って断面を見てみる。
国産杉板。
ちょっと黒い?濡れていてよく分からないので乾かす。
乾かし後。
少し黒ずんだ部分もあるがそれが何なのかはハッキリとは分からない。
レッドシダーも。
少し黒い?乾燥を待つ。
乾燥後。
杉板同様、少し黒ずんだ部分もあるが何なのかは分からない。
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カビや腐りが見られなかった原因は
温度(気温)が低かったこと。
が考えられます。
カビが生えやすい環境は、
温度:20℃~35℃程、湿度:80%以上。
冬場は気温が低いため、カビや腐朽菌の活動が乏しかったことが原因だと思われます。
それは想定内でしたが、それでも少しはカビが生えると思っていました。
やはり現実と想像にはズレがある。
そのズレを補うために実験し体験を積むことが大切。
特に自然素材を相手にする場合には。
ということを改めて学ばされました^^
カビが生えなかったことに若干の残念さを感じながらも次のワクワクも。
このまま梅雨と夏を越えたら杉板はどうなるんだろう♪
実験はまだまだ続きます^^
【おまけ】................
春の我が家の庭♪
赤いモミジの新芽。
息子もウロウロ。
小屋と庭が自然の遊び場♪
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村松 悠一 一級建築士
エスネルデザイン代表
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