【秘訣】杉板のシルバーグレー化。case.S邸リノベーション築1年半
ゆうです^^
エスネルデザイン設計1棟目のS邸リノベーションの外壁が、良い感じにシルバーグレー化してきました。
経年変化が楽しめる家。
自分も、子供も、成長・変化していくから楽しい。
変わっていくから、今を大切に思える。
『時と共に変化する』ことは、愛着が持てる家の秘訣かもしれません。
最近、2歳半の息子の成長が著しいです^^
いろいろな言葉をしゃべるようになり、行動範囲も広がりました。
背も伸び、顔立ちもハッキリとしてきました。
赤ん坊の頃も可愛かったですが、今もとても可愛い。
「変化」していくから面白く、愛情が増すんですよね。
これからの成長もとても楽しみです♪
さて先日S様邸に伺いました^^
杉板無塗装の外壁が、良い感じにシルバーグレー化していたのでご紹介します。
完成時のS様邸。
変化前の木色の杉板もとても素敵。
張りたての杉板はほんのり赤味があり、赤ん坊の肌のよう。
完成時には赤味が引き、黄色味が強まる。
工事時の変化の様子もとても面白い。
築1年半が経った杉板外壁。(南面)
紫外線と雨による退色が進み、徐々にシルバーグレーに^^
完成時は、ある意味「新築っぽい」木色が心をワクワクさせてくれる。
新車を買ったような、旅館に泊まるような、これまでの暮らしと異なるものから得られる高揚感。
そしてそれは暮らしていく中で、だんだんと馴染んでいく。
心も、杉板も。
家が自分たちのものになっていく。
そんな変化がとても面白い。
街並みや空や緑にも馴染んできた。
新しく建てる家は『街並みから浮かない家』でありたい。
東面の経年変化。
杉板の「縦張り」と「横張り」のコントラストが楽しめる。
杉板は普遍的で非常にシンプルな素材。
なので注意しないと、時間が経ったときに「古く」見えてしまう。
(それもそれで素敵だが)
『シンプルだけれど、古びないデザイン』を。
杉板の幅、張り方、押縁ありなし、外壁の凹凸、、、
シンプルほど奥が深い。
「単純」ではなく「深い検討を越え、整理整頓されたもの」でありたい。
角地であることを意識し、杉板の張り方や凹凸に変化をつけた。
1年半経った今は「退色」の時期。
杉板の最初の変化は「木色が抜けて徐々に白っぽくなっていく。」
その後、グレー化が強まっていく。
渋さが出てくるのはこれから♪
屋根のかかる玄関周りは雨の当たりが少ないため、木色が残る。
「なぜ色が残る部分と変わる部分があるのか。」
「方位によってグレー化の程度が異なるのはなぜなのか。」
そんなことを子供と一緒に感じていければと思う。
高断熱の木製玄関戸。
玄関戸は「外敵を妨げる堅牢なデザイン」ではなく「友を招く親しみあるデザイン」でありたい。
日と影が映る壁に心が躍るのは、壁が自然素材だからかな。
緑もよく合う。
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自然な暮らしを。自然な感性を。
S様、今後の杉板の変化も楽しみですね^^
また伺わせて頂きます♪
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